クラブとスイング、鶏と卵 | クラブ職人の徒然草~2

クラブとスイング、鶏と卵

当工房のHPをリニューアルする準備に入っています。

年内中には完成予定ですので乞うご期待!


ご自分のクラブ、上達を目指してゴルフと付き合っていかれるのなら一度真剣に見直しませんか?

良く聞かされる言葉・・・

僕はまだ下手やから何持っても一緒。上手く打てるようになったら調整やオーダーを考えますわ。


スイングが良くなってからクラブをフィッティングする。

良く考えたらおかしな話だと思いませんか?


上手くなるとは?

14本のクラブすべてのボールヒッティングの精度が上がること。

14本のクラブすべて目標に向かって正確な方向性で打つこと。

14本のスクラブすべて番手通りの飛距離を出せること。

を目指して練習を積んだ結果として上手くなるわけですよね。


今のスイングは良かった。これを習得しよう。今のスイングは悪かった。修正しよう。

と練習するわけですが、その良し悪しの判断は何で付けますか?


タイミングよくスムースに振れてあてられたかどうかの「体感」「感触」と

打った球が真っ直ぐ飛んだか曲がったかの「結果」のふたつです。

素振り以外で自分のスイングを見ながら球を打つことはできませんから。


ということは

①自分自身に良いタイミングで正しいスイングをさせてくれるクラブであること。

②正しいスイングをして正しいヒッティングをしたときに正しく飛ぶクラブであること。

この2つの条件を満たしたクラブで練習しなければ上達は出来ません。


残念な事実ですが多くのゴルファーが正しく振って正しく打ったら球が曲がるクラブでゴルフをしています。

大きな要因として、

<上手く振れない(振りにくい)、上手く当たらない原因>

①曲がったシャフトが装着されている番手がある。

②スイングバランスが番手ごとにバラバラ。

③グリップの太さが合っていない

<当たっても真っ直ぐ飛ばない、正確な距離差が出ない原因>

④ライ角がバラバラ、ロフト角のピッチが不整合。

<その両方の原因>

⑤作りが悪いためにクラブのトータルバランスが崩れている。

が主に挙げられます。


クラブという道具は短い番手でも35インチ(89cm)の長さがあって、その一番先に一番重いヘッドが付いていて、しかもそのヘッドの中心は手に持ったシャフトの軸線からずれている。

という非常に特殊な形状であり、そのクラブの端を持って振り回すわけですからスイング中は人間の筋力では到底御し切れないほどの遠心力という大きな力が発生します。

しかもその特殊な形状のゆえに単一方向のベクトルだけではなく複数のベクトルが同時に発生します。


テニスやバドミントンや卓球ならヘッドを腕と手の力でコントロールすることが出来ますが、ゴルフスイングにおいては一度スイングが始まったら途中で人間の力でコントロールすることはほぼ無理です。


だからこそ、まず振りやすい状態になっている事。

そして各部角度が正確かつ正しく調整されている事。

この二つが絶対条件として必要です。


正しく打ったら球が曲がるクラブで真っ直ぐな球を打つ練習をする。

上達できますか?


スイングとクラブ、どっちが先でしょう?