シャフトが撓ってないから飛ばないんだと言われて来店されたお客様です。








レッスンを受けられてるそうですが、コーチには撓ってないから飛ばないのかもしれないねと言われ、お勧めの工房に相談に行かれたそうです。





そして見ていただいたところ、「そうですね~、撓ってないですね~」と言われたそうです




私:「キチンと見ていただいたんですね」とお聞きすると、


お客様:「たぶん、そうだと思います」
      「こんなにちゃんとした測定器じゃなかったんですが、○○みたいなやつを置いて測りました」と
      「それと、普通はこれぐらい撓るのに、あなたのは殆ど撓ってないですから」と







私:「もしかして、こんな画像ですか」と、”必殺ローリングシャッター現象”の画像を見せると、はい、そうですと言われました


なのでローリングシャッター現象については詳しく説明させていただき、なるほどと納得していただけたかと思います。







その後、撓ってないので、シャフトは凄く軟らかく、ヘッドは反発係数が高いからと言う事で、10数万円を払い購入されたそうです


ヘッドスピードも遅いのでと言う事で、長尺仕様に





長尺に、超軟シャフトで撓る要素は満載です。







そして出来上がったのちレッスンに行くと、更に飛ばない






そして、再度工房へ




ヘッドをなんやらこちょこちょとしながら、大丈夫ですと言われ、またまたレッスンへ、しかし結果は





今度は撓ってないからと、インパクトで手を止めましょうと、新たな練習開始です。








しかし直らないので、恥ずかしさがありながら、再度工房へ







「もっと軟らかくしないとダメですね~」とヘッドに鉛を貼りまくり








これでダメなら、シャフトを交換しないとダメですと








お客様は、買ったばかりなのに、なぜシャフトをまた交換しないといけないのかと不信感が募り、知人の方に相談、当店に来ていただいたという始末です。







こんなことしてると、いつまで経っても工房被害者は増えるばかりで、どんどん工房を利用する人も減っていくのではないんでしょうか









コーチが、予測で撓ってないかもしれない、と言ったことから、工房の方にそれを伝えると、撓ってないという先入観が働き、それを根拠に考えることしか出来なくなったんだと思います。




そして、たぶんあの測定器だと思いますが、データは少なくても、撓ってる、撓ってないの予測は付くと思います。






それを、試打をしつづけるふぃってぃんぐでは、そのような所も見ないで、ただ飛んでる、飛んでない、そして、裏付けのないシャフトふぃってぃんぐしか出来ないんでしょう。




ヘッドも反発係数が高いから飛ぶという、あまりにも無知に近い考えと、撓らないから、ヘッドにべたべたと貼り続けることだけでは、根本を探し出せない状態ではいつまで経っても堂々巡りでしかありません。




本当に酷いというしかありません。




これが、現状なのかと、心苦しくも思います。(続く)