SPIN RATEのUSPGA のTOUR Average は 2524.1rpmです。

 

ということは、2,500rpmぐらいが良いのかというと、そうではありません。

 

なぜなのかというところを、STATSから見ていきたいと思います。

 

 

まずは、その平均値に近い選手を見ていきたいと思います。


Francesco Molinari選手、2018年の全英オープンチャンピオンです。

SPIN RATE:2524.0rpm

HANG TIME:6.7s

LAUNCH ANGLE:12.64°

APEX HIGHT:117.11ft(35.69m)

 

 

 

Harry Higgs選手、今年のSafeway Openでアルバトロスを記録した選手です。

SPIN RATE:2522.1rpm

HANG TIME:5.9s

LAUNCH ANGLE:10.04°

APEX HIGHT:98.4ft(29.99m)

 

 

 

Ryan Armour選手

SPIN RATE:2521.7rpm

HANG TIME:6.1s

LAUNCH ANGLE:10.21°

APEX HIGHT:80ft(24.38m)

 

 


少し見にくいかもしれませんが、高弾道が、Francesco Molinari選手です。

中弾道がHarry Higgs選手、低弾道がRyan Armour選手です。

 

 

このように弾道の形は明らかに違います。

 

ということは、すべてが変わってきます。

 

一例をあげると、着弾時点でのスピン量ですが、

Francesco Molinari選手は、1762rpm

Harry Higgs選手は、1804rpm

Ryan Armour選手は、1854rpm

 

出だしのSPIN RATEは同じような数値ではありますが、飛んでる形が違うので、

最終的なスピンは、この程度変わります。

 

なので、スピンだけを見るのではなく、色々な方面から見ていかないといけません。

 

ただただ、2000rpmが良いですよ、2500rpmが良いですよというとらえ方をすると、色々なところに影響を及ぼしますので、お気を付けください。