ある自治体に近いかたから聞いた話だが、10代、20代の自殺者数が増えているということ。そのほとんどが、将来への不安であったり、収入がなく生活保護の申請をするのが恥ずかしく自殺される人が多いと聞いた。
この事実は、あまり公表されていないようだが、なぜそのようなことがおこっているのか、ほとんどの大人が理解しようとしていないのではないか?
私のFacebookでつながっている方は、娘さんや息子さんの有名大学合格の報告をされているが、それらはおそらく5%の人々に過ぎないと思っている。学校の成績をみても、80%以上はそもそも社会にどう適応してよいのかわからない人ばかりなのだ。
現在、私も約3週間の無職を堪能しているが、何もしなければ何も起こらないのが今の世の中である。
若い世代に流行した、川崎鷹也さんの歌のような、『お金も、力もない、地位も名誉もない』人間は誰も相手にしない。
川崎鷹也 魔法の絨毯 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)
そんな世の中で、80%以上の『お金も、力も、地位も名誉もない』若者はどう生きてゆけばよいのか。
答えは、動物をみていればわかる。身近に感じたければ、ペットを飼えばわかる。
生きがいとは、目の前の生き物を愛しいとおもって湧いてくる感情であり、そしてそれに基づく行動の対価である。
だから、一人でも、また人間でなくても目の前の生物を愛して行動すること。そこにしか生きがいはない。
個の時代だから、こんなこともわかりづらくなってしまった世の中である。
もともと、人間とは、他者依存なのだ。
人間を愛せなくなったら、なんでもいい。山に行って、池に生息する鴨でも見に行くといい。かれらは、何も語ることなく、群れで共存している。
言葉もなにもいらないのだ。むしろ、非言語コミュニケーションや共に経験している共存の無意識こそに生きがいがあるのだ。
そういったことを、Z世代に伝えなくてはいけないのは、我々大人の役割だと思う。