今回は少し趣向を変えて記事をアップします。
まずはこちらの鉄道郵便印をご覧ください。
相可木本間 昭和15年6月9日 下二便
木本駅(現在は熊野市駅)
松阪木本間 昭和28年7月6日 下一便
木本駅(現在は熊野市駅)
鉄道郵便線路は木本駅までとなっていますが、
紀勢本線の尾鷲駅~熊野市駅までが開通したのは昭和34年7月15日のことで、
鉄道としては尾鷲駅まででした。
昭和30年7月の鉄道郵便線路図をみると、
尾鷲と熊野との間は鉄道郵便線路ではなくて自動車託送郵便線路になっています。
(自動車託送郵便は一般には路線バスに郵袋を積み込んで運送するもの)
尾鷲と熊野との間の道路については、
1936年(昭和11年)に矢ノ川峠(やのことうげ)を通る自動車道が開通し、
1968年に現在の国道42号が開通するまではメインルートになっていました。
この矢ノ川峠を通る鉄道省バス、いわゆる省営バス(のちに国鉄バス)の開業告示です。
(昭和11年10月13日 鉄道省告示第362号、363号)
尾鷲と熊野との間はこの路線バスで郵便が運送されたのです。
このバス路線の停車場をみると、「矢ノ川峠(やのことうげ)」も記載されています。
矢ノ川峠が描かれた絵葉書です。
道路は山間の断崖絶壁を縫うように走っていて未舗装の砂利道になっていることがわかります。
1枚目の絵葉書をよくみると、
ちょっと不鮮明ですが車両が走っています。
車両の形からみて路線バスでしょうか・・・・・
郵便が積み込まれていたのかなと想像してしまいます。
こちらは現在の国土地理院の地図です。
1968年に開通した国道42号が示されています。
国道42号が開通したあと矢ノ川峠を通る旧国道42号は市道として管理されるようになったようですが、地図にはありません・・・・・
ググってみると廃道状態になっているようです。
ちょっとマニアックな話題でしたかね(笑)








