左書鉄郵印 深川築別間 上 | 鉄道郵便のブログ

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大型連休明けの3日間の出勤、

ちょっとしんどかったですね。

毎朝着席できる快速電車(わたしの乗車駅から4両増結して8両編成になります)で大阪市内まで通勤しました。

 

インターネットオークションで入手した鉄郵印です。

 

昭和46年7月15日 深川築別間 上便

 

はがきの全体図

(表面)

 

(裏面)

私信ではないので差出者名を黒塗りして掲載します。

北海道苫前郡苫前町古丹別から東京・林野庁あて

 

北海道の地理に詳しくない方もいらっしゃると思うので鉄道地図を掲載します。

 

拡大図(羽幌線 羽幌駅、築別駅、初山別駅付近)

 

この地図からわかるように深川築別間は国鉄留萌本線(深川駅~留萌駅)と羽幌線(深川駅~幌延駅)で運行されていた鉄道郵便です。

 

羽幌線は羽幌町の石炭とニシンを輸送するために計画された鉄道で、

留萌駅側と幌延駅側の両方から建設が進められ、

1958年10月18日に初山別駅~遠別駅の開通により全線開通しています。

その後、炭鉱の閉山とニシンの不漁、そして並行する道路の整備、沿線人口の減少により、

国鉄民営化直前の1987年3月29日に全線廃線となりました。

 

鉄道郵便の沿革は、「てつゆう」の掲載記事を参照すると

昭和16年12月9日 深川築別間 開設

昭和32年11月6日 深川築別間 廃止

昭和32年11月7日 羽幌線の延伸に伴い深川初山別間開設

昭和33年10月1日 郵政省と国鉄との郵便物委託契約の改正に伴い

         郵便車の連結区間は深川築別間に短縮

昭和46年9月11日 深川羽幌間 開設(短縮) 

昭和47年3月14日 深川羽幌間 廃止

昭和47年3月15日 深川幌延間 開設(延伸)

昭和59年1月31日 深川幌延間 廃止 全国的に鉄道郵便の廃止

となっています。

鉄道は全線開通したのにもかかわらず、鉄道郵便線路は長らく一部区間のみというおもしろい線路です。

 

ところで、林野庁あてのこのはがきが収集家の市場に出回ったのか・・・

このはがきは林野庁に勤務されていた鉄郵印の著名な収集家の旧蔵品ではないかと推測しています。

 

著名な収集家がコレクションを処分されるとその道の人にはすぐにわかりますね・・・

今日、懇意にしている切手商のところに立ち寄ったところ、

わたしも昔から存じ上げている収集家がコレクションを処分されることが話題になりました。

生前にコレクションを処分してしまうのは大きな決断です。

 

郵趣界を中長期的に見ると、

・昔からの収集家の高齢化

・若い新しい収集家はほとんど出てこない

・デンマークでは郵便配達制度がなくなり郵便ポストの撤去、切手の販売が中止になること

などの状況をみると、収集家人口の減少は通常の人口減少よりも急激に進むんだろうと推測しています。

「売れるうちに処分する」

これは適切な決断かもしれません。