航空書簡の廃止 | 鉄道郵便のブログ

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最近はブログの更新をさぼっています💦

 

タイムリーではなくなりましたが、

日本においても2023年9月30日をもって航空書簡の販売および取扱が終了しました。

(米国や英国などではこれよりも早くに航空書簡が終了)

 

日本郵便のプレスリリース(2023年2月21日)

 

航空書簡の利点は、世界の各国に均一料金で送ることができることでした。

国内の封書料金は84円、航空書簡は90円、

比較するとその安価さはご理解いただけるでしょう。

でも利用が低迷していたようです。

Emailで即時に通信できるようになったことが大きいですね。

さらに、航空郵便の書状の基本料金の重量が1996年3月28日に10グラムから25グラムに引き上げられたことがわたしとしては航空書簡を使わなくなった契機になりました。

 

航空書簡を収集していたわけではないですが次の2点が手元に残っていました:

 

① #AR22(1975年12月1日発行)

WAKAYAMA 1976年1月24日 米国あて

翌日から航空書簡料金が100円に値上げされたためラストデイの使用例、

もちろんわたしが米国の友人に差し出したフィラテリックです。

カタログでみると、

この航空書簡の未使用評価は200円ですが、

実際に使用された使用済は5,000円だそうです。

まあ、使用期間が2か月もないので当然なのかもしれません。

大切にしなくては・・・

 

② #AR29(1994年1月13日発行)

OJI 1993年10月28日 ネパールあて

これもわたしが差し出したフィラテリックです。

あて名はわたしあてで、JICAでネパールに出張したときにカトマンズ中央郵便局で回収してきた少し思い出があるアイテムです。

 

部屋の片づけをして未使用の航空書簡が残っていないか確認すると出てきました(^^)

・50円の航空書簡  22枚

・100円の航空書簡  2枚

・120円の航空書簡  12枚

上記のプレスリリースによると国内郵便で使うことができるように書かれていますが、

手数料無料で他の郵便切手と交換してもらえるようなのでそうすることにしました。

 

自宅の近くの郵便局に持ち込みましたが、

このプレスリリースの内容が把握されていなくて、

「確認するので座ってお待ちください」・・・

 

交換時にいただいた領収証:

 

 

交換品は現金を足して弔事用の63円切手を100枚にしました。

弔事用63円切手は年末に喪中のお知らせのはがきに貼付されている切手です。

(大半の喪中のお知らせは官製はがき、この切手を貼付した私製はがきはわずか)

 

わたしは喪中のお知らせのはがきを差し出すわけでななく、

この切手を書状に貼付しようと考えたのです。

とくにペアや4枚以上のブロックなどを貼付するつもりです。

弔事用の63円切手ははがきに貼付して使われることがほとんど、

つまり一般には機械印消の単片の使用済切手しか残らないのです。

なので、ペアやブロックの使用済を残そうと考えた、郵趣家の“性”です。

 

わたしが郵便物を差し上げる郵趣家の方々はご高齢の方が多いですが、

このような趣旨ですから、

「弔事用切手を使って、縁起が悪い。」

などと気を悪くされないでくださいね(笑)