私はエースクラブは何かと言われると、ドライバーでもアイアンでもなく間違いなく即答でパターと答えます
ドライバー、ウッド(UT)、アイアン、アプローチ、パターというような五角形で能力を評価されるグラフがあったとしたら、間違いなくパターだけ飛び出ていると思います
これは、100を叩いていたときから同じなんですよね
ゴルフをやりだして40パットは、初ラウンドから一度も打ってないように思います・・・
100をあっさり切れたのも恐らくパターのおかげ。
ショットは練習しないと絶対にうまくならないですが、パターって初心者でもプロに勝てる可能性がありますよね
いくら得意といっても毎回、長いパットがポンポン入るという意味ではなく、最初は自分でもパターが得意だとは思っていませんでした。
だって、一回で入らないんだもん
ただ、初心者のときから、外しても近所には行っていたんですよね。
「あ~~おしい~」とはなるわけです・・・
これがどうも一般的には、最初のころって半分しか行かなかったり、倍打ってしまったり、明後日の方向に向かって打ってしまったりと、皆さんが苦労されるのだということを後から知りましたw(なんせ初心者だったのでw)
「なんで、ラインが分かるの?」
と友人にもよく聞かれていたのですが、私からすると、山を登っているときは、のぼりだし、下っているときはくだりのラインだって分かりますよね?
逆になんで分からないの?ってなるわけです・・・嫌味とかじゃなく本当普通に、見たまんまやん・・・・って思うんです。
この、なんの努力もしないで、当たり前にできることって、人にどうやってやっているのかを伝えるのって無茶苦茶難しいですよね
逆上がりとか自転車とかもそうなんですが、簡単にできた人って、どうやってできたか聞かれると困りません?w
逆上がり・・・
(-ω-;)ウーン 「地面を蹴って勢いで どりゃ!ってやったら周るやん?」
(絶対伝わらないですよねw)
自転車にしたって、「気合でびびらずに どりゃ!ってやったらできるやん?」
(もう教える気ないやろ?w)
と、相変わらず今回も前置きが長くなってきたので、そろそろ本題にw
私は昔、良性頭位めまい症っていうのになったことがあります。
三半規管がおかしくなるやつで、日本代表の澤穂希選手がこれになって出場できなかったりしたやつです。
バランス感覚がとれなくなって、常にめまいがするような状況です。
それになってから、三半規管が過剰に反応をして、エレベーターに乗ったりすると、ふらふらになるくらいでした^^;
もともと三半規管は、いいかたによっては「弱い」であり、言い方によっては「過敏」だったんですよね。
恐らく、私のパターが得意なのは、この感覚が「過敏」なおかげだというのもあります。
例えばなんですが、グリーンをウロウロ歩き回ると、どこが低くてどこが高いかが分かります。
これは見た目ではなくて、足の裏の感覚です。
プロも実際によくやるやつなんですが、自分のラインをまたぐんですよね。
そして、右足と左足とどっちが高いかを感覚で感じます。
右が高ければフックだし、左が高ければスライスです。
この微妙の高さの違いを足の裏で感じ取ります。
これである程度、ラインは分かると思います。
今度は強さですよね。
手順としては、フックかスライスかを感じ取ったあとに、そのラインの一番頂点に立ちます。
これもやっているプロが多いと思います。
ようは、このポジションからカップまでを狙うとしたら、どれくらいの強さで打つかを考えるわけです。
最初のポジションからだと半分くらいの距離なので、イメージがしやすいはずです。
今度はボールの位置から先ほど立った頂点の位置に、さっきイメージした強さで球が通過するにはどれくらいで打てばいいかというように二分割して考えるわけです。
私は、実際に見ているグリーン上を通過する球を想像しています。
次にやっと素振りをしだします。
素振りをして、実際に球をそのラインに打った場合の球を想像します。
本当に転がっていくようなリアリティーある想像力が大事です。
そしたら、「今のだと届かないな」とか「今のは強すぎたな」とその想像した球がどこにいったかで判断するわけです。
この想像力がめちゃめちゃ大事です。
自分に都合のいい想像をするのではなく、本当に自分の素振りで打った球がどこにいくかを想像します。
恐らくここがパターの「きも」だと思います。
都合のいい想像をしない。
パター練習場なんかで、同じ位置から3球打てたとしたら、皆さんどれかは近くにいくじゃないですか?
でも一発目だから分からないっていうことだと思います。
私は、頭の中で、何球も何球も打っているのと同じなんですよね
そして、一番寄ったやつと同じ打ち方をして打つだけなんです。
ですので、実は頭はフル回転しているんでしょうね
一緒に行っている友人とかも私自身は気づかないのですが、パターの時だけは目つきが違うって言われます
入りそうな雰囲気を出してくるから勝負しているときは嫌だって言われますw
たぶん、めちゃくちゃ集中しているからでしょうねw
今ってピンを立ててパッティングできるようになりましたよね。
あれも私は抜きたい派です。
ピンが刺さっていると、少々強くてもピンが受けてくれるというような「甘え」が出るといいますか、自分に「ゆるみ」が出てくるんですよね
ピーンと集中したほうが入りますし、大会とかプレッシャーがかかればかかるほどパターは入ります。
逆にプライベートでノンプレッシャーだとそこまで集中してないので、甘えもゆるみもでまくりますけどね
シングルプレイヤーとかがパットがうまいっていうのはこのあたりもあると思います。
自分がシングルだってなると「シングル」であるというプライドがでてくるので、パターとかの集中力のギアが1つあがるのだと思います。
みっともないスコアを叩けないっていうプレッシャーとの闘いが集中力を産むのだと思います。
パターの道具を変えるとか、打ち方を変えるとか、いろんな努力の方法はあると思うのですが、私はパターの上達とは感性、感覚を磨くことが上達だと思います。
追伸
あ、あと、練習になるのが人のパットです。
打った瞬間にオーバーかショートか判断してみてください。
打った瞬間です。
球を見るんじゃなくて、打感で判断するくらい一瞬で判断してください。
そして、実際の球と答え合わせです。
意外と他人のだと分かる人が多いんですよね。
プロのバスケットボール選手とかは、フリースローを打っている動画の球が手から離れる瞬間に動画をストップされて、その球が入ったかどうかを正解する確率がめちゃくちゃ高いというデータがあります。
これって結局イメージができるかどうかです。
そのあとの軌道や球の勢いを想像して、入るかどうかを判断するわけです。
ちょっと蛇足的になりましたが、イメージは大事だということですね