最近では、ゴルフスイングを分析する機械なども発達して、さまざまな角度からスイングを分析することができるようになりましたね
今となっては、当たり前のことなんですが、簡単にプロのスイングとかスマホで見れますよね・・・
いやいや、これって出来るようになったの最近ですからねw
昔は、テレビくらいでしかプロのスイングって見れなかったですから
私は基本的にプロのスイングっていうのは目指してもいいけど、真似はしないでいいと考えています。
言い方が難しいですねw
プロのスイングを目指すっていうのは、プロがどのように力学的、物理的に効率よく道具を使っているかっていうのを理解し、そこを目指して努力するのはいいと思うわけです。
ただ、何も分からずに真似をするっていうのは、全く意味がないってことなんですよね
どういうことかっていうと、スイングっていうのは、当然3Dです。
三次元の話ですよね?
ですが、スイングを見るのは二次元です。
平面で見ているわけです。
例えばなんですが、プロのスイングを見たとしても後方からのスイングをみて、それを真似しようとしても実際にはできないってことなんです。
二次元的によく似たスイングになったとしても結局、正面からみたら、全然違うじゃん!ってことになりわけです
後方からみたらよくできているけど、インパクトの形はプロがハンドファーストなのに自分はできていない・・・なんていうのがよくあるパターンです。
これは目指しているのではなく、真似をしたからの結果です。
後方からのプロの動画などをみたときに、真似をするのではなく目指すっていうのはどういうことかというと、見る場所がまったく変わります。
例をあげると、今回のテーマであるグリップとクラブヘッドの移動距離。
プロの動画などで着目して欲しいのは、ゴルフクラブを目いっぱい大きくスイングしている選手などでも、後方からグリップの動きだけに着目していると、動きが小さいんです。
動きが小さいっていうのは、再現性が高いということになります。
どういうことかというと、アマチュアの人にクラブを目いっぱい大きくスイングしてくださいっていうと、どうなるかっていうと・・・
腕や手をつかって、大きな円を描こうとします。
普通そうですよね
ですが、ゴルフスイングにおいて、大きなスイングっていうのは、手や腕でするのではなく、身体の捻転や体重移動などで大きくしていきます。
つまり、腕や手は大きくも小さくもないんです。
極端にいうとアドレスのときの身体の正面にある地点から、移動してないんです。
(もちろん実際には少し動いてますけどねw)
身体で大きなアークを描くので大きなスイングになります。
それを確かめるのにグリップの移動距離とクラブヘッドの移動距離の比率にすると、プロはその差が物凄く大きいんです。
テークバック1つとってもグリップは腰のあたりにさしかかったら、ヘッドはもうどんどん上にあがっていきます。
このグリップの移動に対してのヘッドの移動距離が重要です。
アマチュアはまったく逆です。
腕や手ばっかりが先に動いて、ヘッドがぜんぜんあがっていかないんですよね
酷いひとだと地面をずるずるひきずるようなテークバックになります・・・
こうなると腕や手で「よいしょ!」って持ち上げないといけないので、グリップの移動距離が大きくなるわけです。
大きく動いたものを大きく動かしてインパクトまでもってくるわけですから・・・
当然、難易度は高くなりますよね
それだけの話です。
右肘とかに着目してもいいですね。
特にクロスしたりオーバースイングになる人は、肘の動きに着目してください。
プロは肘の位置がほとんど動かないのにクラブヘッドは大きく動いてトップまでいきます。
だから、もとの位置に肘を戻すのが簡単なんです。
大きく離れれば離れるほど難しい・・・
ゴルフは再現性です。
同じスイングをできるようになるために練習しているわけです。
毎回どっちかにしか曲がらない球が打てるならそれは成功です。
腕や手の動きを小さく、ヘッドの動きを大きくという点を一度意識してみてください