皆さんダウンブローっていうとどういうイメージでしょうか?
一般的には、球を上から叩くというような感じですかね?
ダウンブローっていう言葉のせいで、かなりゴルフを勘違いされている方が多いような気がします。
ダウンブロー・・・確かに間違いではないんですが、正確には
「アッパーじゃなきゃいいブロー」
だと思ってください。
ボールの手前に最下点があって、そこから上昇中にあたる
いわゆるアッパーな状態。
さすがにこの状態では、クラブもボールも設計値とは全く違う動きをしてしまいますので、正しくボールを打つことはできません
ですので、真横から入るのはぜんぜんOKです!!!
ダウンブローっていうから上からってイメージですけど、その角度なんて、数度ですよ?
ターフが取れるのはロフトがあるので、慣性の法則で、球に当たった瞬間にクラブが下側に押しやられるからなんです。
ですので、ロフト角が大きいSWなどのほうが下への慣性が大きく働くので、短いクラブほどターフが大きくとれるという理屈です。
例えば5Iだったとしてもロフトが58°とかあったら、めちゃめちゃターフが取れるはずです。
でもそこまでロフトがないからターフが取れないということです。
また今の説明からもわかるように、球とヘッドが当たった衝撃でクラブが地面に押しやられるということは、ヘッドスピードがないとターフは取れません。
ですので、ターフが取れないから間違えているなんてまったくないですし、取る必要なんてありません。
特に男性はターフを取るのに憧れがあるのか、上から打ち込んで、ダフって地面をえぐるっていうようなグリーンキーパー泣かせの人が結構います
そんな人に限って砂とかで埋めたりしませんので、これまた厄介w
結果的にそういうわけで、クラブヘッドの最下点というのは球に当たった衝撃で下に下がるので、球よりも左になるわけです。
って実はここまでは前置きです。
(なが!)
以前にも少し触れたことがあるんですが、グリップの最下点ってどこだと思いますか?
これは本当に間違えている人が多いのですが、ダウンブローに打とうとか、ハンドファーストに打とうとか思うあまりに、グリップを左足の前くらいで最下点になるようにしていませんか?
とにかく左に低く低く持っていこうとしていません?
これは間違いです!!!
グリップの最下点っていうのはボールより手前です。
右足前くらいでグリップは最下点を迎えて、そこからグリップは、ボールに向けては上昇していきます。
ようは、みなさんができないのは、右サイドでグリップを下げきるところなんですよね。
右サイドで下がり切れないので、左サイドまでずるずるとグリップを下げることをしないと球に当たらないので、そういうイメージになってしまいます。
分かりやすく画像で・・・
これはインパクト前なので、ヘッドは最下点ではないですよね?
ですが、この右サイドにあるときにすでにグリップは最下点です。
ここからグリップが上昇していくことで、ヘッドは反作用で下に加速していきます。
インパクトに向けてグリップは上昇軌道。
ヘッドは下降軌道になります。
これが大事。
これを最下点を左にしたいからといって、グリップの最下点を左にもっていこうとする人があまりにも多いんですよね
でも、レッスンとか受けてこのあたり説明をきちんとうけていなかったら、誰だって最下点が左なんだからグリップも左に向けて下げていくもんだと思いますよね
グリップを左に下げていこうとするから、頭や上半身が左に突っ込むわけです。
インパクトに向けてグリップがあがっていってヘッドが下がるっていうのを理解したら、頭も体も逆に残るはずなんです。
残るのを足で蹴ってやらないと左にいかないほどです。
ここが我流の人だと、どうしてもできないんですよね
左に上半身が突っ込んだり、頭が移動したり、右肩が突っ込む人はみなさんここを勘違いしています。
右で下げきって、左ではグリップはあげていく。
だからヘッドはダウンブローに勝手になるだけなんです。
右で下げきって、左であげる。
あくまでグリップの動きです。
グリップを右で下げるからヘッドは高い位置になる。
グリップを左であげるから、ヘッドは加速して下がってくる。
ヘッドとグリップは逆の動きをします。
ヘッドをさげたいからグリップを下げるはありえません
物理的には当たり前のことなのですが、ほとんどの人が誤解している部分なので注意してくださいね