目的に向かって困難をものともせず、自ら思い切って、まっしぐらに進んで行くこと。敢為邁往(かんいまいおう)というんだそうです。明らかな目的や夢があれば、それを達成するために自分にできる最大限の努力をするのはとても大事なことだと思います。
しかし、アプローチの方法は色々とあり、直球一本やりではだめな場合もありますし、自分の思いをぶつけるだけで、実効性に欠けていれば、結果は得られないでしょう。
最近10年以上前に大学生だった頃の親友と酒を飲みました。
かつて学生のときにアメリカンフットボールの選手だったころ、その親友から、ゲームに勝つためならどんなこともすると、ルールの範囲ならどんなに汚いことをしてもしてもいいと思っていると言われたことがあります。
彼の中ではゲームに勝利することが究極の目標だったのでしょう。
目的が明確であり、達成するためにはあらゆることを行うという信念を持っていたのだと思います。
当時は少し違和感を感じましたが、彼はあくまでルールの中でと言っていました。
今彼は私とは全く異なる業界で大成功を収めています。
つまり整理して考えると、結局は明確な目標があり、其れを達成する強い動機があれば、達成するためにいろいろな手段を用いなければならないということでしょう。人に嫌な思いをさせようとは思いませんし、後ろ指さされるようなことをする気もありませんが。
世界中の脊柱変形で苦しんでいる人を助けるという目標を達成できるなら、私は何でもします。
日本中の、世界中のどの病院でも、どんなポジションで働くことになっても、それが目標に本当に近づけると確信できるなら、かまいません。人生は本当に1度しかないですから、成し遂げられることはほんのわずかでしょう。世界のために、人のために人生を捧げる。信念を持って事に当たることの重要性を再認識しました。