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人気のブラックエクスパイアに、どんなシャフトを合わせれば良いか迷ってる人もいらっしゃるかと。
ここでは、合わせるのに良いシャフトメーカーやブランドではなく、相性の良いシャフト特性を語ろうと思います。
個体差は多少あるものの、ブラックエクスパイアの重心位置から見ると第二重心高(有効打点距離)が19.8mmなので、スピン量は安定するタイプになります。
過去のムジークさんのドライバーヘッドは、初代オンザスクリュー、初代エクスパイア、初代ターフライダー、オンザスクリューDD、DC、2代目ターフライダー、エクスパイアXR、DD2 HEAVENと、
ほぼ、全ての機種で、重心高は高めで、第二重心高(有効打点距離)が17mm〜19mmほどなので、
方向安定性に振られたスペックと言えます。
ただ、それは、重心位置から見た1つのファクターであり、
飛距離性能は、それだけで決まるわけではありません。
もちろん、反発係数や、ヘッドの構造、フェイス素材によっては、重心位置に関係なく、スピン量が少なかったり多かったりしますので、一概には決められないということになります。
ただ、自ら10年以上年前から初代オンザスクリューを筆頭に愛用、販売して来たトップオブムジーカーな筆者がムジーク製ドライバーヘッドを活かすフィッティングで成功して来たひとつの理由に、
スピンの少ないシャフトを合わせたことが要因ではないかと思うんです。
スピン量の多めな方向安定性に長けたヘッドにスピンの少ないシャフトを合わせることで、
程よいスピン量と元からの方向安定性のバランスが取れて、
顧客の皆さんに喜んで頂けたのだと思っています。
以前良く合わせていたNGS製のシャフトも、スピンの少ないタイプを作ってもらって組み合わせていました。
その後は、ネクストゴルフ社オンリーになりましたが、
同社の鎬(しのぎ)シリーズ、ラファールシリーズも、スピンの少ないタイプをお使いいただいてましたし、
同社に設計、製作を依頼している"MAGISTICK"シリーズはさらに、先端剛性が高くスピン量が少なめなのと、
何より拘っているのが、「弾き」ですので、スピン多めのヘッドとも相性は良いわけです。
ネクストゴルフ社長伊藤氏も「あまりスピンの少ないヘッドより、スピン多めのヘッドにスピン少ないシャフトを合わせた方が上手く行きますね。」と話してたことを考えても、
易しめ(スピン多め、方向安定性高い)ヘッドにスピンが少なくなるタイプのシャフトが、
結果の出る組み合わせと言えます。
たまたま、使い慣れたシャフトと合わせて上手く行ってる場合もあるでしょう。
きっとそのシャフトは、スピン少なめのシャフトじゃないかなと。