最近、打感が堪らないと人気のノーメッキウエッジや、アイアンですが、
昨日、West-field氏が、「マジックオイルで手入れしてるのに錆びるんですよ。」と言うので、
え⁉️
どうやってんの?と聞くと、
「使った後に塗ってるんですけどね〜〜」
ちゃんと説明したはずなのに
鉄が錆びるのは空気中の酸素と水分と結び付いて、
化学反応することで、酸化鉄になり、錆びが浮くわけですから、
オイルで空気中の酸素と水分と隔絶するのが大事なわけで、
当スタジオで「マジックオイル」と呼ぶものは、
錆び落としではないので、
錆びてなければ水洗いして、完全に水分を取り去り、
乾かしてからオイル塗布で、綺麗な状態を保つわけです。
こんなことは、もう、すごく、当たり前のことなんですよね🤷♂️
錆びを取り、油膜で保護するというものもあるとは思いますが、
そういう類のものは、ツルツル、ベタベタすることが多いので、
使う前に拭き取らなきゃならない。
だからもっと金属と密着して表面が滑らないものを見付け「マジックオイル」と称してオスメメしてるんです。
錆び落としして、塗ってるのにネック周りが錆びると言ってたのは、
ちゃんと塗れてないのか、錆び落としが不十分なのか。
その行為を見てないから分かりませんが、
「まっ茶ちゃに錆びてるわけじゃないんで、味と言えば味なんですけどね。」
とも言う。
なら良いじゃん🤷♀️と。
氏に理解して欲しいのは、この世の中に、
完璧、完全なものなど、そうはないと言うこと。
彼は素直なので、言い換えると「短絡的」「単細胞」なので、
それをすれば完璧だ‼️とすぐ思っちゃうところが凄いところ。
筆者などは、半世紀生きて来た過程において、
そんな、上手い話しはないと経験してるので、
彼のようにすぐ、信じることは、ほとんどありません。
ただ、彼が信じなくなったら、彼じゃなくなるので、
良いんですけど。
クラブは工芸品でも、美術品でも、ましてや、
宝石ではないので、
使ってるうちに出て来る、経年変化を楽しむのも道具としての魅力でもあるんです。
だから、筆者は、ピカピカのメッキで仕上がったアイアンでも、
ヘッドカバーは着けないで、使います。
コツコツヘッド同士が当たって付いた小さな傷が、
フェイスやソールに着いた跡が、道具の経年変化だと思うし、
それが、使い込んで出て来た「味」というものかと。
デニムに至っては、何年か穿き込んだ風合いを出すために「サンダーでシワを削り、水洗いして出荷する。」
これを「味出し」と言うわけで。
そういう好みもあるということですね。
ただ、アイアンに関しては、マッスルやプロキャビの話で、
キャビティ部分に装飾されたプレートが貼ってあるようなポケットキャビティは、
1個1個カバーした方が良いかも知れませんね。