関東地方も梅雨が明け、夏本番です。


うだるような暑さが連日予想されます。


昨今は、全世界でも日本国内でも嫌な事件や

テロが相次いでいます。


人が人を愛することができなくなった結果

なのでしょうか?


こんな時代にも、いやこんな時代だからこそ、

心を豊かにしてくれる文化の力が必要だと

感じます。


今日は、個人的に好きなモーツァルトの

明るさについて書き記したいと思います。


ひとことで言えば、ひらめきの天才作曲家と

言えるかもしれません。


ひらめいた音の流れを、忘れることなく

頭の中で瞬時に整理して楽譜にする。


それも書き損じがなかったというほどの

伝説的な逸話があります。


テンポのいい明るい音が湯水にように

頭の中から溢れだす。


彼自身のキャラによることも大だと思います。


他の偉大な作曲家が、モーツァルトのような

遊ぶ心のある音を生み出せたか、と言えば

答えは「ノー」でしょう。


そんな彼の明るい曲というと数多くありますが、

嬉遊曲といわれる小気味いいいいディベルトメント

や交響曲39番などが、私は好きです。


特に、39番の最終第4楽を聴くと、心が

うきうきしてきます。


浮かれた感じがあるのですが、同時に

元気になれるんです。


ショパン、ベートーベン、リスト、シューマン、

ラフマニノフらは、心のこもった温かい曲を

残してはいますが、このモーツァルトのように

創った明るいノリの楽曲はありませんね。


39番の第4楽章は圧巻です。


この曲に乗って、思わず街を歩きだしたくなります。


それくらい愉快で楽しい曲なんです。


暑い時期にも聞きたくなる1曲です。