あるお客様との会話
「グリップ交換お願いします。」
私「はい、承知しました」
「スクエアに入れてね」
私「はい、承知しました」
「ところでお客様、今の状態はスライスぎみに入ってますが、
このままスライス気味に入れますか?それともスクエアにしますか?」
「いや、とにかく真っ直ぐ入れてください」
私「承知しました」
・・・・
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・・・・
・・・・
作業終了
私「はい、お待たせしました」
「ありがとう」
・・・・・
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・・・・
数日後
・・・・
・・・・
・・・・
「ダメだよ、フックに入ってるよ」
私「え、??」
「だってみんな引っかかっちゃうんだよ。スクエアに入れてって言ったじゃない」
私「そうしたはずなんですが・・・・ちょっと見せてください」
私 「いや、真っ直ぐ入ってますけど」
「えっ?だって引っかかるんだよ、これでスクエアなの?」
・・・・・・
・・・・・・・
・・・
・・・・
・・・・・
はい、これってどういうことでしょう?
つまり、このお客様のスクエアというのはこの場合
すこしスライスぎみに入れるということを意味するんですね。
大事なことは、自分のスクエアがどんな形なのかを覚えておくことです。
反対に、フック気味にグリップを入れたものをスクエアと考えているお客様もいます。
どっちが良いという問題ではなく、
自分がスクエアに握れる(つまり構えた時にフェースが閉じたり、開いたりしない)
グリップの挿し方(癖)を覚えることが大切だということです。
工房の意味するスクエアと自分の考えるスクエアが一致しているとは限りません。
この話はもう少し突っ込んでみたいと思います。