今、ゴルフクラブのセッティングが大きく変わってきています。変わってきていると言いますか、多種多様になってきていますね。

 

ゴルフクラブメーカーの技術が進歩して、ドライバーからフェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンがやさしく飛距離を出すことが出来るようになりました。それに伴って、プロをはじめとして一昔前のクラブセッティングを大きく異なっています。

 

飛距離が出るようになったと言えば、ドライバーはもちろんですが、アイアンですよね。ぶっ飛び系アイアンなるものが登場し、ロフト角が7番で25度というモデルも出てきています。これまでのノーマルロフトと言われるモデルが7番で34度35度だったことを考えると3番手近くロフトが立っていることが分かります。

 

このぶっ飛び系アイアンは、少し前から姿は現していましたが、最初に出始めたころはまぁ使えるものではありませんでした。ロフトが立っているので確かに飛距離は出ますが、ただロフトが立っているだけ。非常に悪い言い方ですが、ソールに「7」と書いてある5番アイアンを使っているだけでした。重心が低く深くなっていてもまだまだ使いたいと思えるようなものではありませんでした。

その流れが大きく変わったのが、2017年モデルのヤマハインプレスUD+2アイアンですね。このアイアンが非常によくできており、ヒット作になりました。アイアンでも飛ばしたいアマチュアゴルファーの支持を受けて非常によく売れたことから、他メーカーも本格的に飛ぶアイアンを作り始めました。

今は、7番アイアンのやさしさで5番アイアンの距離を狙うことが出来るようになっています。もちろん高さも出てくれますので、アマチュア向けの一般営業のグリーンであれば十分に使うことが出来るアイアンとなりました。

 

ぶっ飛び系アイアンだけでなく、7番アイアンでロフト角が30度前後のアイアンも非常に良いものが出てきています。この辺りが非常にバランスが良くアマチュアが飛距離もスコアも求めていくなら最も良いアイアンなのではないでしょうか。

 

⇒ 飛ぶアイアン