ロブショットは結構多用する。
当然コースにもよるが
砲台が多いコースでは
１８ホールで２～３度使うケースもある。
バーディやイーグルを狙う以上
そういうリスクは隣り合わせであることが前提。
私のスコアメイクに欠かせない
大事な大事な技術なので
練習場でも随時トレーニングを積む。
スピンで止めるという選択肢も場合によってはあるが
現実
その頻度はロブの１／１０もない。
それでも
それでも練習は積んでおきたい。
「芝の下」が硬くなるこれからの季節
グリーンが凍結するこれからの季節
ロブが通用しないことも多々あるから。
球の重さで止めることができなくなるなら
スピンを利かせるしか手段はない。
３０ｙ ５８度 スピン
・しっかり開く
・開いた分だけオープンに
・ダウンヒルの意識
・ヘッドの加速
・フェースを返さない
・左へ抜く
「スピンをかける」という意識はいらない。
バンカーと同じ。
正しい準備さえできれば
あとはしっかりコンタクトするだけ。
スピンコントロールの基本は
ボールの打ち出すスピードをイメージすること。
柔らかい球は
柔らかい初速をイメージする。
ロブショットやラフからのショットやアプローチは
ゆっくり球が飛び出すように。
スピンを利かせたいなら初速を強めに。
準備と出球のイメージ。
このふたつだけに集中するだけ。
ロブと同じで
とにかく練習を積むことだ。
練習場でもできるが
当然芝の上で練習と経験を。
トップしちゃってもいい。
ざっくりしてもいい。
インパクトが緩んだら
ロブもスピンも絶対に成功しない。
狭いホールで
勇気を出して振り切るドライバーと同じ。
わずか２０ｙを
フルショットするバンカーと同じ。
慣れなければ絶対にできるようにならない。
止める球は２種類。
球の重さを使うか
スピン量で止めるか
状況に応じてマネジメントできるようになろう。
どちらも
何も特別な技術ではない。
バンカーが上手くなれば
ロブもスピンもできるようになる。
誰よりバンカーを練習しろと
しつこいくらいここで言ってきたのには
そういう理由がちゃんとある。
８０台前半程度のゴルフなら特に必要ない。
ロブやスピンなんてできなくても
シングルにはなれる。
でも
７２を目指すなら
普通に必要になる技術。
クラブの特性を学ぶことも
クラブの特性を利用してスコアを作ることも
そのために技術を習得することも
すべてはゴルフのお楽しみ。
自己流では無理だろう。
正しい指導を受けて欲しい。
技術の習得にお金と時間をかけることこそ
正しい時間やお金の使い方。
今はスピンがかかる道具もあるが
GPS計測器と同じで
何かに依存する癖を付けてしまった人は
もうそれなしではいられない。
ゴルフの楽しみのひとつである
技術の習得を道具に依存するなんて
もったいない。
１００ｙ１５０ｙの距離感を自分で出せるからこそ
２０ｙのアプローチも５ｍのパットも距離感を出せる。
距離感の習得も立派な技術。
ロブもスピンボールも
距離感のない人には絶対に習得できない技の一種だ。
普通にアプローチするよりずっと
緻密な距離感が必要となる技だ。
バンカーショットの距離感に近いものがある。
GPSを自慢げに使う人達は
必ずその代償を払うことになる。
道具に頼らず
己の技術をしっかり得られるゴルファーになろう。
その過程を楽しめるゴルファーになろう。
自ら楽しみを放棄するような道具を使っている人は
本当にもったいないと思う。
自分に都合のいいことばかりやろうとせず
自分に都合のいいものばかり揃えようとせず
今ある道具だけで
今の環境の中で
技を磨いて欲しい。
スコアを伸ばして欲しい。
私はそういうゴルファーを
とても格好いいと思う。