スライス。
忌み嫌われるこの言葉。
なんでそんなに嫌われるんだろう？
スライスは
打ちやすいし
計算が立つし
高さを出せるし
止まるし
アプローチやバンカーなんて
”スライス”が基本なのにね。
そんなに嫌なら
フックの練習をすりゃいい。
フックの打ち方なんて
ちょっと調べれば腐るほど情報はある。
悪いのは
スライスじゃないんだよ。
基礎もないくせに
手打ちのへなちょこスイングのくせに
真っ直ぐを打ちたがるその傲慢さじゃないの？
真っ直ぐが打てないなら
スライスでゴルフをすりゃいいじゃん。
思い切って右端に立ち
思い切って左を向いて
狙ったところへ打ち出せるようになれば
フェアウェイキープ率はぐんぐん上がる。
右を向く悪い癖の矯正にもなるし
振り切ることの大切さも感じられるし
フェースの向きを意識できるようにもなる。
スライスは
悪いスコアの原因とはならない。
スライスしか打てないくせに
真っ直ぐを打ちたがるから右へのミスになるんだよ。
スライスは飛ばない？
アホか（笑
飛ばないのはスライスのせいじゃなくて
手打ちのヒールヒットだからだろうが（笑
フェース面のヒール側半分しか使えないお前の腕で
クラブがどうだとか
シャフトがどうだとか
飛距離とか言っている場合じゃないだろ（笑
手打ちのヒールでいいから
フェアウェイをキープさせることが
コースでやるべきことじゃないのか？
スライスは
「絶対に左へ行かない」という
最強の武器。
スライスを打とうとして
そのまま真っ直ぐ飛んだら
それがOBでも
大喜びしなきゃ。
打ちたかったんでしょ？
その捕まったストレートが。
それがヒントだよ。
「真っ直ぐ」の。
嫌ってないでやってごらん。
意図してのスライスを。
手打ちでいいから
腰の回転を止めないで
左の林の上から
フェアウェイのど真ん中まで
曲げる意識で振り切ってごらん。
半年間
それをコースでやるだけで
８割以上のスライサーは何かに気付けるから。
理論だとか
プロコーチだとかの言葉に
必死にすがるのではなく
あなたの体と体験から
あなたのゴルフを積み重ねよう。
誰の理論でもない
誰の教えでもない
あなたがコーチになろう。
あなたの。
スライスを嫌っている奴は
絶対に上手くなれない。
スライスでゴルフすれば
非常に安定感のある堅実なゴルフができる。
１００叩きのスライサーは
まずはそういうプレースタイルで
マネジメントを勉強しなさい。
スイング作りはそれとは別の話。
基礎を積み重ねれば
スライスなんて自然に治る。
曲がり具合の修正の度合いに応じて
曲がり幅が小さくなるに連れて
左の林だった狙い目は
左のラフになり
左のフェアウェイとの境目となり
スイング作りがある程度進み
ストレートが打てるようになったら
フェアウェイのど真ん中にアライメントすればいい。
そうやって
成長に応じてアライメントを少しずつ右に戻していけばいい。
それが「コースでやるべきこと」だ。
私はそう指導している。
ちゃんと指導を受けて
手打ちを矯正しながら
スムーズで再現性の高いスイング作りを
時間をかけてじっくり取り組もう。
それが順序。
スライスを持ち球にして
９０台８０台を出せるようになろう。
スライスは安全。
スライスは個性。
スライスは
武器。