ダンスのイントラをされている方と


基礎や指導について話し合う機会があった。






ヒップホップやジャズ


社交ダンスなど




マルチなインストラクターで


多忙な日々だという。









話を聞いていると


社交ダンスはまさにゴルフそのもの。






回転


重心


振られる


アライメント





ゴルフと同じ言葉が随所に(笑








社交ダンスをされている方々と



ゴルファーは






年齢層や裕福度が大変似通っていて


共通する話題も満載。







趣味として楽しむ範囲から



競技に至るまで








まるでゴルフの世界そのものだった。







その方はプロダンサーとして


自身も競技をされているので





自分のための努力も半端じゃない。









大いに刺激を受けた。









指導する上でのコツなどを


お互いの考え方の違いを含めて話し合い







その中で



大変興味ある言葉が。











「ひとつ前のことを」






リズムが狂ったり


動きがバタバタになる理由は様々だけど








修正するのは


その原因そのものではなく





その動きの


ひとつ前の動きをチェックするという。










ひとつひとつを遡ることが必要だと考えていると。

















動作は連動している。





一瞬の違和感やミスはその瞬間ではなく


必ずそのひとつ前から原因はスタートしているという考え方。






ひとつ前が問題なければ


そのひとつ前に





そこも問題ないなら更にもうひとつ前という






考え方であり



指導方針だと。










ゴルフで言えば






トップでシャフトがクロスするのは


その時点の体の形が問題なのではなく





その直前の動作になんらかの問題がある





という指導になるだろうか。









インパクトで手首が伸びてしまうのは





インパクトに問題があるのではなく


ダウンスイングですでに手首が伸び始めている







という具合か。











やってきたことだ。



私自身がやってきたことだった。









頭でも理解している。
















しかし




決定的なものがひとつ違った。













それが





「ひとつ前のこと」という表現。



そういう言葉を使って指導したことはなかったな。









ついつい目先の動きや形をチェックしたがる。



形ばかりを整えさせようとする。










だめなコーチの典型だ。















教え方は人それぞれ。



違いがあって当然。










しかし





その違いは


実は「経緯」だけ。





到達点はどの指導者も同じ。






「ひとつ前のこと」という言葉は


その人独特の表現。










指導経験を積みながら


自分の実力向上のための努力を継続しながら






たどり着いた言葉だろう。










ダンスもゴルフも同じなんだ。












私も今後



使わせて頂きますとお伝えした。










自分のために。



私の指導を必要としてくれる弟子達のために。











ゴルフスイングも流れ。






決して


部分部分の形で結果が決まるものではない。






その形を整えようとすることが


イコール上達では絶対にないことをよく知っている。











流れだ。






「ひとつ前をチェックする」ことは



スイングは流れであることを理解する大事なキーワードだと感じた。










人に伝わり易い言葉を選ぶことは



指導者としての能力の基準でもある。














まだまだ未熟だ。





知らないことが多すぎる。


私レベルでは。













お金では決して買えない



理論では絶対に学べない








大事なことを












まったく違う分野のコーチから学べたこと
























記録しておこう。










私のために。