ダイエット




禁煙




恋愛









ゴルフ











そっくりだ。











目の色変えて


必死になればなるほど





自分を苦しめ


追い込む。









急激な熱は


急激に冷める。







100切りに必死になったがために




視野を狭め


周りを見るゆとりを失い




努力しているつもりが


結果に表れず







毎回のラウンド結果に落胆し





落胆が続き





絶望し








その積み重ねの結果


練習すら疎かになってゆく。












食べたいものを我慢し



大好きなスイーツを控え



量も抑えて耐えているのに








必死で我慢しているのに


一向に減らない体重計の数値。








挫折を繰り返す万年ダイエッター。









すぐに結果を欲しがると


努力に見合う結果をすぐに得ようとすると






結果はどんどん遠のく。










必死さとは裏腹に。













どれも大事なのは



継続であるはずなのに。










続けることに意味と価値があり





続けた人だけ


その努力を裏切らない。









目標に届く。











頑張ることは当たり前。


一生懸命になるのも当たり前。






好きなことを



やりたいことをやっているのだから。






そこに見返りを求めること自体間違っている。








頑張ることを



頑張っては







続かない。








どれだけ頑張ればいいのか?



ではなく



続けるにはどの程度頑張ればいいのか?






その



「どの程度」を身に付けることが継続のために一番必要なもの。







好きだ好きだと


感情むき出しに思いを伝えても





その数が多ければ多いほど


その量が大きければ大きいほど







相手はすぐ飽きる。



重くなってしまう。









大事なのは


自分の思いを伝えることではない。





自分のその思いと


相手の気持ちとのバランスを保つこと。






関係を継続するために


情熱を注ぐこと。





縁を切らないために


努力をすること。









人との付き合い方の根本だ。









必死になればなるほど遠のくものは



世の中溢れるほどある。







目標を達成するために


お前が決めた課題は





多分間違っていない。







きっと


闇雲に決めたものではないだろうから。







しかし




その課題を克服することを目的に


必死になってしまったらそれは





練習のための練習になってしまう。








その課題はあくまでも




3年後、5年後の目標達成のための


手段のひとつに過ぎないはずだ。





そのひとつすら超えられない者が


目指す場所に届くわけがない。









誰しも



課題は山積なのだから。








どうすれば


その課題をクリアできるか





ではなく





克服するまで継続するには


どうすればいいのかを考えなさい。








意地にならないこと。



盲目にならないこと。



焦らないこと。



急がないこと。



欲しがらないこと。









ダイエットも禁煙も



恋愛も仕事も






ゴルフも同じ。










強い思いや


チンケなプライドは





決して表に出してはいけないもの。






間違っても


他人に押し付けてはならないものであり






主張してもいけない。







誇りや


自尊心は






自分が


自分に向けて思うことだから。









表に出せば出すほど色あせ



引っ込みがつかなくなり







その殆どは挫折の元となる。







プライドだけは一人前で


実力や行動は半人前以下。








格好悪い生き様だ。












ひっそりと



じっくりと。






火に油を注いだような勢いなど


油が切れたとたんに弱まる。






熱を持つのに時間がかかる


一度灯したら簡単に消えない







炭火のような








見た目は深く穏やかで



でも


奥は高熱となるような








消えることのない情熱を持っていたい。







思いや勢いを外に出したがったり


自己主張ばかりになってしまうと





そこには必ず矛盾が生じる。







やりたい自分と


やれない自分という矛盾に。





その矛盾が重なると


自己破壊に繋がる。







他人にそれを指摘されると


意固地になってしまう。







諦めてしまう人の大半は


こんなメンタルだということをよく知っている。









そういうアベレージを嫌と言うほど見てきた私は






実力もないくせに


下手なプライドなど絶対に持つなと指導してきた。









もちろん


私自身にも当てはまる。





自分は上手いと思ったとたんに


実力なきプライドを振りかざしたとたんに





ゴルフの神様は痛い痛い罰を下す。









それが現実。








過ぎたるは





及ばざるが如し。








過ぎた頑張りや想いは



足りないのと同じ。







継続はまさに



中庸であり中道。







焦る気持ちを堪え


手が届きそうなものにもぐっと我慢し






自分を満足させないこと。








ちょっと足りないくらいのバランスを保てる人が



継続の上手な人だし







そういう人が上手くなれる。






タバコも辞められるし



正しく痩せられ



恋愛も人付き合いも上手で







もちろん


ゴルフも少しずつ上手くなれるから






リバウンドはない。








上手くなった人は皆






ダイエットに成功した人や


禁煙に成功した人


仕事で成功を収めた人


大好きな人と


ずっと一緒に居られる人は皆







それを知っている。









”継続をするために”



どんな努力をしてきたかを。










孔子の教えは


今でも私の道しるべ。







頑張ったことへのプライドなど




とっとと捨てよう。







過去のベストスコアなど


上手かったあの頃など


飛ばせた若い頃など





過去の栄光など






とっとと捨てなさい。









どんなに過去にすがっても





今現在


結果が得られていないのだから。








頑張れば叶うと言う思い込みなど私には要らない。





頑張ったって


叶わないことは知っているから。








その思いを


少しずつでいいから




継続するために注ぎたい。




一気に上手くなろうとせず


自分に足りないことをコツコツと続けたい。




ひとつひとつクリアしたい。








結果はいつも



その先にしかないから。










実力なきプライドなど


所詮は何の根拠もない虚飾であり





何の結果ももたらさない


格好いいだけの飾り言葉。







言葉や思いなんてものは


誰でもいつでも発せられる。







そこに価値はない。







その言葉や思いを


他人にひけらかすことなく









ぐっと心に押しとめて









静かに


自分の中だけで







炭火を灯し続けたい。










燃え上がるのは一瞬でいい。




バーディを狙う時


イーグルをもぎ取りたい時


大ピンチを凌ぐ時





コースの上で


一瞬で燃え尽きるほどの集中力を発揮したい。







その一瞬の瞬発力のために


その時を迎えた時のために






灯し続けたい。








その大切な種火を


消してしまわぬように。









チャンスは



努力を続けた人にだけ訪れると









私は思っているから。