14本も入れるからゴルフは難しくなっちまうんだ。










残り130m(当時は一時、メートル表示の時代があった)



7鉄か8鉄かで悩む。





元々


そんな精度など

そんな腕などないくせに(笑







すっかり過信していた自分に気付いた。








飛ばすクラブを1本。


運ぶクラブを2本。


寄せるクラブを1本。




あとはパターだけでいい。







ゴルフが簡単になった。

悩まなくなった。



選択肢があることを

イコール精度だと勘違いしていた。







選択肢の多さがスコアに繋がるのは

ごく一部の一流の腕を持つ努力の人だけ。




それ以外はどんぐりの背比べのレベル。








上手くなってから

そういうゴルフをするべきなのにね。









腕が伴うまではシンプルなゴルフをしよう。




そう決めてから

ゴルフは簡単だと思えるようになった。





届かせるゴルフばかりするから



使えもしない道具を「使わなければならない」と自分を追い込み



自滅する。





出せもしないバンカーに

届いてしまうクラブを選ぶから




バンカーで自滅するのと同じで。







400yを



250y飛ばさないと残り150yにならない

残り150yまで運ばないとパーは取れない




その概念が自滅への序曲。







300yは

250y飛ばせば残り50yで



バーディチャンスホールだ






その卑しさがダボやトリへの序章。










実際



コースで使ったクラブを振り返ると

結果を出せるクラブは




とても偏っている。







逆に


結果を落とす道具も偏っている。









14本をフル活用することなどない。


というかできない。







結果を出せない道具は使わないことだ。


それが当たり前のことなのに





欲が勝り

実力を見失い






自滅する。









1W



4鉄



9鉄



SW






これだけあれば

実力通りのスコアになることを知ってから



道具なんてスコアを出すために必要なアイテムの

”ごく一部”に過ぎないと思うようになった。







4本ラウンドを重ねるうちに

結果がそれを教えてくれた。





14本必要なのは

常にパーおじさんと向き合えるレベルの人だけ。



72でプレーできる人だけが14本を必要とする。








多い選択肢は


それを最大限活用できる腕を持つものだけに与えられた権利だ。








努力を惜しまず

基礎と技術をしっかり身に付けた人だけに




多くの選択肢を与えられるんだ。









実力のない



能書きばかりの

屁理屈だけの人間に






14本は多すぎる。








14本すべてを使えるよう努力をすること。



そして

使えもしない道具は無理に使わないこと。








使えるようになるための努力と


それを使いたいという欲を一緒にしてはいけない。









4本ラウンドの本質は



欲をコントロールするための手段であり

未熟さに気付くための方法でもあり





過信、慢心に気付くために必要なアイテム。








私の未熟なレベルでは



スコアなんて

マネジメントとミニゲームがすべてだ。





滞りなくグリーン周りまで運び

しっかり寄せてきっちり入れる。



パーオンだろうが

ボギーオンだろうが同じ。






グリーンまでは4本あれば十分。







ゴルフはそこからだ。








ドライバーを飛ばし

セカンドを乗せ





パットを入れる






トッププロのようなゴルフを

格好いいゴルフだと勘違いしているアベレージは





100を簡単に叩く。








練習量の少ない人ほど

実力が決定的に足りない人ほど







夢のような格好いいゴルフをやりたがるのはなんでだろ?









自分は格好いいと思っている。

格好いいゴルフができると勘違いしている。




頭の中だけで結果を欲しがる

頭でっかちなアベレージのゴルフだ。







自分でゴルフを難しくしないこと。

自分の心を常にコントロールすること。

自分の実力以上のことはしないこと。





冷静に


丁寧に


正確に





一打一打を大事にすること。









だからこそ


グリーン周りで間抜けなことをやってはいけない。









250yをピンポイントに狙えるようになるためには


150yをきっちり捉えられるレベルになるには


100yをピンに絡められるようになるためには







計り知れない努力と

その継続が絶対条件。







はっきり言って



趣味レベルの一般人にはほぼ不可能に近い

高い高いレベルのゴルフだ。







でも




5y10yなら

お前にだってできるようになる。






家でも努力できる。





お金や時間とか

仕事が忙しいとか



負け惜しみや言い訳できない部分に

どれだけ努力を注げるかだ。








実力差なんて

スコアの差なんて






ただそれだけだ。







アベレージはそこをやらないし

やろうとしない。





本当に不思議だ。











せめてそこで自滅しないよう

コツコツと簡単に練習すること。





誰にでもできる簡単なこと。












簡単なゴルフは



簡単な練習からスタートする。









簡単にできるようになるために






手軽に

簡単に練習をしよう。












少なくとも私は



まだそんなレベルでしかないこと






















記録。