ゴルフは


ロフト通りに打てるようになることがひとつの基本。










ロフト通りに打つためにトレーニングに


格好のクラブがある。










SWだ。



こいつが一番難しいから(笑










初心者はSWが苦手。



ロフトがありすぎて

ロフト通りに打つことができない。







30~50yの距離が上手く打てない。

上手く打てた時に限ってショートしてしまう。






アプローチで

PWやAWしか使えない人が





アプローチ初心者だ。










ロフト通りとは

56度を56度で打つことじゃない。








56度のロフトを

48度ぐらいにインパクトさせることをロフト通りと呼ぶ。









2番手ロフトを立ててインパクトさせること。




ハンドファーストにする理由も

ダウンブローで振る理由もすべてそこにある。






難しい理屈は考える必要ない。





ウェッジやアイアンは

そうやって使うことが大前提に作られていると





思い込みなさい。










アプローチでSWを避けている人は

一生ダウンブローとは無縁だろう。









イメージひとつで

インパクトロフトは大きく変わる。



私の指導では推進力という言葉をよく利用している。







前に進もうとする力と


上へ上へと上がろうとする力。






飛距離を出すためには当然

前に進んでもらわないと。






アプローチでSWが使えない人は

つまりその前への力がボールに伝わらず




上への力を加えてしまっている。








前に伝えるべき力が

上に加わってしまう分だけショートする。








だるま落としというやつだ。










ハンドファースト(手首)が解けて



ボールの真下に

緩い入射角でヘッドが入ってしまうために



前への力が伝わらない。







それを意図して打っているなら


それは高い技術だが







アプローチが上手くなれない人は

それが無意識だから距離が合わない。





たいがいショートしてしまう。





突っ込めない。








50yを

SWで低く打つトレーニングを積むことは



ダウンブローや

リストワーク

フェース・ローテーションなど



ショットの基礎となる多くの部分を学ぶトレーニング。










アプローチで

PWやAWに逃げている間は




ショットの基礎を学ぶことは不可能だろう。











入射角は


推進力の源。





鋭角なら前に

鈍角(地面と平行に近い)なら上に





そういうトレーニングを積まないとアイアンの飛距離は伸びないし

適正なスピン量や高さも得られない。






グリーンにキャリーしても

ゴロゴロと奥にこぼれて寄らず入らず。










ダウンブローについてはもう飽きるほど書いたので(笑







逆に


上へ上への推進力を記録しておく。






アイアンショットの基礎の





逆が





バンカーであり

ロブショット。






本来

前に進むべき力を




あえて上に向けること。








「振っても振っても飛ばない」





そういうトレーニングを積むことが

バンカーの基礎でありロブショットの基礎。









難しい技術ではない。



スライスとフックを知ることで

ストレートボールを学べるように




低い球と高い球の

両方を知ることで



適正なインパクトロフトを学ぶことが出来る。















このふたつのアプローチは


ほぼ同じ距離を打っていることに気付けただろうか?







同じ56度でも

準備と振り幅を変えるだけでこんなに違うものになる。








難しいことはできない?





それは

できないんじゃなくて





やろうとしないだけでしょ。







誰だって最初はできない。

私だってこんなことはできなかった。







できなければ

お話にならないから





できるようになるまで練習をし続けた。










SWで低い球を練習することは



イコール

インパクトロフトを立てる練習。



ピンが奥で突っ込まなければならない時や

砲台グリーン

雨の日や

2段グリーンの上にピンが切ってある時などで






SWで足を使えるようになると





50yを

力やヘッドスピードで届かせるのではなく



ロフトのコントロールひとつで

SWで楽にキャリーできるようになり








前への推進力とはどういうものかを習得できるだろう。







自然とダウンブローや

フェースローテーションが身に付くだろう。








結果



アイアンが飛ばないと嘆くこともなくなるだろう。











アプローチで




上げることしかできない人




足を使うには

クラブを変えることしか手段のない人




グリーン周りを

PWやAWしか持てない人









そういう人は



ダウンブローができない人だ。











球の推進力を






前に与えるのか


上に使うのか







イメージできるようになるまでトレーニングしよう。








どちらも。






SWで。













振らなくても飛ぶ。


振っても飛ばない。









推進力の伝え方ひとつだ。










真っ直ぐ打つことが基礎なのではない。


ピッチエンドランがアプローチの基礎なんじゃない。







左右を知ることで真っ直ぐを学ぶように






上下を知ることで


ロフト通りを知ることができる。










上下を学べば


あとはコースが言ってくれるから。








上(ロブ)から来いと。



下(転がし)から寄せてみろと。



余計なことはせず

中(ピッチエンドラン)で確実に来い










と。










コースに任せよう。


どう攻めるかは。












コースなりの球を打てるようになると


チャンスが広がるのと同じで





アプローチだって

必ずベストな選択肢がある。










コースでは

今できるすべてのことをやろう。






できもしないことを無理にやってはいけない。



練習でできないことは

コースでは絶対にできないから。









練習では


今できないことに取り組もう。




練習でできるようになったら

どんどんコースに持ち込もう。











推進力の意識は


インパクトロフトの意識。






開いたまま振る


開いて閉じる


閉じたまま振る






フェースの開閉ひとつでインパクトロフトも大きく変わる。





フェースコントロールは

アプローチで学ぼう。




ダウンブローと同じように。






どちらも大事な大事なゴルフの基礎だから。







そんな努力が



アイアンの飛距離アップだけでなく

グリーン周りからのスコアメイクに直結する努力。






できることばかりやっていて

今の自分が変われるわけがない。







上達するということは



今の自分を変えるということと同義。












先日のレッスンで言われた言葉。


「私、アプローチはいつもPWなんです・・・」







それを間違いとは思わないが





私自身


そんなゴルフをしていないので

そういうレッスンはできません(笑






SWを使えるようになることで

かけがえのない技術や基礎を学べます。







SWを使えるようになろう。



推進力をイメージできるまで努力しよう。










ロフト通りに打てるようになろう。











できる


できないじゃない。









やるか


やらないか。














それだけのことだから。