いいコースでプレーする上で

一番の楽しみは




なんといってもグリーン。






グリーンのコンディションや難易度は


コースを評価する上での

一番のポイントだと私は思っている。





状態の良いグリーンを維持することはとても難しく

維持費もかかることなので




ゴルフ場が何を大事にしているかは

グリーンでわかるとも言える。








昨日のラウンドレッスンは

グリーンコンディションのよいコースだったのでいい勉強になったと思う。





私自身もパットに苦労したが(笑

ここ3ラウンドはずっとそんな調子だったので(笑




お陰様でいいトレーニングになった。







スタートが早く

昼の待ち時間は2時間近くあったが



そのお陰で

練習グリーンでみっちりとレッスンができた。








昼休憩が長いとすぐ文句垂れるアホな奴らは多いが(笑




自分の力ではどうにもならないことに

腹を立てたりイライラすることぐらい




無駄なものはない。






文句言っても変わらないことは

受け入れて利用すればいい。




歓迎すべきことではないけど

それも受け取る側の心ひとつでプラスにもできるのだから。






デュポッドに入ったり

バンカーの足跡に入ったり




理不尽な現実を

マナーの悪い人に対して立腹するのは





私も同じだけど







すぐに捨てること。



そして

その状況の練習だと頭を切り替えること。





ゴルフのメンタル強化とは

そういう部分だと私は考えている。






雨を嫌う人

雨で萎える人

雨で崩れる人




とても残念だと思う。







雨のゴルフも同じ。

それを歓迎する人などそうそう居ないが




人間の力では絶対に変えられないもののひとつ。





だからこそ


雨でも率先して誰より早く併設の練習場に行くことや

練習グリーンに飛び出すぐらいの強い気持ちが



雨を恐れなくなる。





どうせ濡れるのだから

早く濡れて慣れてしまうことだ。




そういう人は必ず上手く強くなる。




カッパを着込むだけでも飛距離は落ちる。

フェースが雨に濡れるだけでも
ボールがびしょびしょでも

飛距離は変わってくる。




どれくらい変わるのかを練習場で確認しよう。




早く慣れることが

雨ゴルフの基礎だ。






逃げれば逃げるほど追われる。

それは間違いない。






2時間の昼休憩は




1時間のパッティング練習やショットの練習に費やせる。




バンカーやアプローチの練習場があれば

たっぷり練習できる。







私は大歓迎だ。








そんなことで



昨日は長いインターバルを利用して

パッティングの考え方についてレッスン。









以前



曲がりの大きい場合や

複雑なパッティングラインは




分割すればいいという記事を書いた。







今回は


傾斜の分割について簡潔に記録しておく。






難しい


下りのスライスライン。




曲がりが大きいということは

下り傾斜も強烈だということ。






ボールからカップまでの下り傾斜をチェックする人は多いが



ボールの転がりに対する

2種類の下り傾斜をイメージしない人も多い。







難しい



下り傾斜のきつい曲がりのラインは

フックであれスライスであれ同じで




ふたつの下り傾斜が



球の転がりを

より加速させる。











打ち出す目印である

左の先にある黄色のボール。




あの地点を通過させてしまったら

100%大オーバー。




返しも難しいフックラインが残る。





アベレージがあっさり3パット4パットするケースだ。






黄色い目印のボールに

”球を止める”くらいで丁度いい。







あとは動画のように





だらだらと

球が勝手に意思を持ったかのように




球の減速に比例して曲がりを大きくする。








打つ位置~黄色いボールまでの 下り傾斜





目印からカップまでの下り傾斜は






全然違う。







打つ位置から目印までは

比較的穏やかな傾斜だが





目印からカップまでは




強烈な下りとなる。







曲がるラインを計算するだけじゃ

入れることも寄せることもできない。








ラインは

傾斜の度合いによって決まるだけじゃない。




打つ強さによっても大きく変わる。





これくらい大きく曲がるラインは正直

プロだってそうそう入らない。








2パットで100点。



3パットさせないための

ラインの読みとタッチを最優先だ。






曲がり具合を2分割するだけじゃタッチが合わない

下りの大きく曲がるライン。







傾斜も



2分割しよう。









下りの



下り。








つまり



2段グリーンの上の段から下の段に打つ意識とまったく同じ。








スパットに止めて


あとは傾斜を利用してだらだらと。







意識ひとつで


パッティングマネジメントは大きく変わる。






いいコースはグリーンが速く難しい。




芝目のきついコースに出ると

その難易度は更に上がる。






10フィート前後でも

カップの位置ひとつで難易度はまったく違うもの。






グリーンが速い今の季節特有の

マネジメントだと私は思っている。











傾斜の分割は


タッチを合わせるための基礎。







上って下る

饅頭ラインも




下って上る

すり鉢傾斜も








同じだ。











どこまで打つか


どこで止めるか








カップを見ないで


そこを見てそこに打つという意思こそが





決め打ちすることが





難しい距離や傾斜の大事な基礎だと思っている。








そのために

日々の練習がある。







昼休憩の長い時間は


誰にとっても上達のための大事な時間だ。












まだまだ続く速いグリーンの季節。




アプローチのマネジメントはもちろん大事だし

それだけでもパット数に大きく影響するが





付けてはいけない位置に

絶対に付けない腕があれば




誰も苦労はしないだろう(笑










付けてはいけない位置に付けても


しっかりリカバリーできる能力が私は欲しい。










「下りの下り」






という概念はまったくの修羅オリジナルだけど












あなたの




何かに引っかかってくれたら嬉しい。