コースでやることはいつも同じで
練習ですらできないことは
コースではやらない。
でも
練習でできたことは必ず本番でもチャレンジする。
パッティングは
悩んではいけない。
私の鉄則。
ゴルフで一番楽しいのがパッティング。
ラインを読みきった時の快感
タッチが合った時の喜び
どんなビッグドライブより興奮する。
握り方や構え方
ストロークのイメージは
あれこれチャレンジする。
入れたいからじゃない。
練習でそれを考えながら取り組む時間や
コースでそれを試す瞬間が
本当に楽しいから。
パット数に一喜一憂する人は多いが
パッティングそのものを楽しんでいる人はとても少ない。
もったいないと思う。
パッティングは
ダーツやビリヤードやボーリングと同じくらい
とても楽しい。
唯一
初心者でも楽しめるのがパッティングだ。
練習でできないことは
やってはいけないが
パッティングは違う。
その日その時のイメージや閃きを
できるできないに関係なく
どんどんチャレンジできる。
下半身を固定するとか
頭を動かさないとか
前傾とかボールの位置とか振り幅とか
練習では一生懸命取り組む
堅苦しい課題も
コースでは忘れるようにしている。
そんなものはおおよそでいい。
だいたいでいい。
そこそこでいい。
そんなことはコースでやるべきことではないから。
楽しくない。
そんなことコースでやっても。
コースでは
足の裏から感じる傾斜や芝の厚み
全体傾斜とライン傾斜の兼ね合い
芝目の影響
そんな情報収集のために
わずか20秒程度短い間に脳をフル回転させる
あの時間がたまらない。
短時間でフル回転させ
打ち出す方向を決めたら
あとはそこに打つだけ。
どんな課題に取り組んでも
そこだけは不変。
そこがメインであって
どう打つかなんて
正直、オマケ程度のものでしかない。
課題なんて
ターフの上で必死の形相でやるべきものではない。
つまらない。
そんなゴルフは。
そんなオマケ程度のことでも
大事にしたいことはある。
それが
ゆっくり下ろすこと。
ゆっくり振るのではない。
ゆったり振るのでもない。
ゆっくり下ろし
しっかり打つ。
ヘッドの重さを上手に利用して
狙った所に打ち出すこと。
構えや理屈
ボールの位置や振り幅なんかじゃ
絶対に再現できない部分だ。
決して強い球ではないのに
”いつまでも球が止まらない”
だらだらと
そろそろと
いつまでも転がっているような
そんなパッティングが好きだ。
多分それは
ショットで望んでいることで
ドライバーから
アプローチやバンカー
パッティングまで
共通した感覚で在りたいからなのかも知れない。
ロケットのような
飛び出す球を打てないからだと言われたらそれまでだけど(笑
いつまでも落ちてこない
柔らかいゴルフをしたいという願望が
きっとパッティングにもあるのかな。
シンプルなゴルフとは
そういうことだと私は理解している。
アベレージゴルファーは皆
答えを欲しがる。
正解を求める。
他人のゴルフを自分のものにできると勘違いしている。
誰の教えがいいとか
どのレッスンがわかりやすいとか
このクラブが飛ぶとか曲がらないとか
振りやすいとか
口に出している間はアベレージだ。
上達のためには必ず
絶対的な答えがあり
上達するためには必ず
自分に最適な道具が必要だと信じて疑わない。
そんなものは
この世には存在しないものなのにね。
理想の相手を探し見つけ
理想の相手を自分のものにすれば
幸せになれると勘違いしているのと同じ。
その理想の相手に
自分が想っているのと同じように
理想の相手だと思ってもらうためには
どれだけの努力や我慢が必要か
考えていない人と同じ。
相手が理想の人かどうかが大事なんじゃない。
縁あって繋がった絆を
どうやって繋ぎ続けるかが
守り続けるかが
一番大事なのに。
欲しがるものが違っている。
上達するために欠かせないものは
そんなものじゃない。
理想の道具や理論じゃない。
そんなものは
カバンの中も
机の中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ
夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
それくらい肩の力を抜いて
気軽に楽しく
ゴルフをして欲しい。
練習は必死で一生懸命に
コースでは
あの貴重な時間をこころゆくまで堪能する。
その中に
自分が求めるものがあって
それができた時の喜びをまた
練習のモチベーションに生かす
そんなゴルフが出来るようになると
いつもいつも
ゴルフは楽しい。
結果は大事だけど
結果より大事なものがある。
なぜなら
ゴルフにはいつも
次があるから。
目標だけは決して見失わず
ストイックであり続けながらも
それを自慢することも誇張することもなく
努力を楽しむ。
そんなゴルファーでありたいし
そんなゴルファー達と同じ時間を共有したい。
そのために
もっともっと上手くなりたい。
ターフの上で
ゆったりと流れる時間を
もっともっと共有したいから。
自分の結果だけじゃなく
同伴者の結果にも
一緒に一喜一憂できるゴルファーで在りたいから。
それが私の探し物であること
眠れない夜に
記録。