矯正前
修正後
よく見かける。
「お尻を突き出せ」というレッスン。
お尻は
突き出しちゃダメ。
前傾の基本を学んでいない人は
壁に背中を向けてアドレスするといい。
かかととお尻だけを壁にそっと触れさせ
そのまま前傾をかけること。
背筋と
腹筋と
下半身の筋力がない人は
その姿勢は3分と持たないだろう。
基礎を学んでいない人には決して理解できない
ゴルフの基礎である
ポスチャー。
ちょっと油断するとすぐ崩れる前傾姿勢。
筋力が必要なのは
このきつい前傾姿勢をスイング中に崩さないため。
お尻は
突き出すのではない。
前傾姿勢を維持させるための
前後のバランスを保つために
せすじと腰を伸ばすのだ。
背筋と腹筋
お尻や太ももの筋肉を使って。
壁を背にアドレスするとすぐわかる。
どの筋肉を使うのかが。
間違っても
お尻を突き出すのではないということが。
私もご他聞に漏れず
この体たらくだ。
もう一度基礎から見直さないと。
グリップ
ポスチャー
アライメント
私がずっと
ここでしつこいくらい提唱してきた
ゴルフの3大基礎は
どれも
ちょっとでも狂いだすと
結果が伴わない。
未熟過ぎて本当に恥ずかしい。
グリップやアライメントと同様
大事な大事なポスチャーだ。
深い前傾はダフりやどフックの元。
伸び上がりや起き上がりは万病の元。
チーピンもフックもどスライスも出る。
特にチョロ。
伸び上がりスイング最大の特徴だ。
頭は
前後にも左右にも動いてはいけない。
頭の位置を決めるのは
常に体。
体の動きひとつで
頭は固定もすれば
簡単に動いてしまうもの。
ポスチャーひとつでスイングは変わる。
グリップひとつで弾道が変わるように。
アライメントひとつで打ち出し方向が大きく変わるように。
まだまだ。
年中
安易に
「開眼した!」と浮き足立つアベレージが
心から羨ましい(笑
口が裂けても言えないや。
開眼なんてレベルには程遠い。
70台後半がせいぜいのゴルフでは。
頑張ろう。
正しく立つだけで
ほら
下手くそな飛ばないおじさんでも
捕まったいい球だ(笑
捕まりのいい球は
前傾が維持された証。
特にアイアンがまともに飛ばせない人は
前傾の維持がまったくできていない人。
男性はいい。
どんなに不恰好なポスチャーでも
手打ちの腕力だけで球を捕まえ
そこそこ飛ばせる。
しかし
非力な女性はそうはいかない。
正しい前傾維持は
飛距離の絶対条件だ。
深すぎる前傾。
ぼっ立ち。
伸び上がり。
起き上がり。
すべては
基礎を疎かにした代償。
今からでも遅くはない。
道具だの
スイングだの
聞いていてこっちが恥ずかしくなるような
アベレージ特有の持論に酔っていないで
己の実力をよく把握し
意識と現実の大きな大きなギャップを埋めよう。
少しずつ
少しずつ。
膨大な時間がかかるぞ。
お前が想像する何倍も何十倍もかかるぞ。
それは私が保障する(笑
スイングを作るのは
形でも理論でもない。
基礎が作るのだ。