スライスに苦しむアベレージや初心者が


スライス防止策としてやってしまう










手こね。














右を向いてアドレスしている自分に気付かず







右に飛び出すボールをなんとかしようと




左へ振る。








しかし

殆どの人はフェースが返らない。







つまりカット打ちになり

その努力は結局どスライスを打つスイングとして定着。







自覚のないままそんなスイング作りを固めてしまう。








まずは右を向くことを直さないとお話にならないが(笑




そこを矯正するだけで1年2年を軽く費やすこと

アベレージゴルファーは知らないし




そもそも右を向いていると言う自覚すらない。













そんな努力の中で

同時に付いてしまう悪癖が先に書いた







手こねだ。











スライスを止める手段として




「右手を返せ!!」












基礎を知らない

先輩アベレージゴルファーから教わってしまうと






後々

自分もアベレージから脱却できず





長年

大変苦労することになる。











90~100打つ人から教わると

90~100を打つゴルフになるのは






自然の摂理。






右手でボールを捕まえる手段を覚えてしまうと

次に待っているのは





そう




左への痛いミス。









フックや引っ掛け

チーピンだ。







スライサーを卒業すると

必然的に飛距離は伸びるが




その取り組みは

やっかいな病をも一緒に連れてきてしまう。









君もよく知っている


シャンクだ。









悪癖は



ショートホールのティショットや

セカンド以降のアイアンショットのみならず




アプローチやバンカーで本領を発揮してしまう(笑










グリーン周りで痛い目に遭うアベレージの殆どが

そんな経緯を辿っていること





私はよーく知っている。









自己流の高い壁でもある。












そこから頑張れるかどうかで大きく道は分かれる。











フェースローテーションの基礎である





両腕の入れ替えと

手首のリリースを教わらなかった代償は大きい。







当たり前だが

手こねとフェースローテーションとはまったく別。





手こねは


一瞬でも遅れるとどスライスとなり

ほんのわずか早いとどフックとなる。





どんぴしゃ合えば捕まって飛ぶが

再現性は極端に低い。






そんなまぐれ当たりの飛距離を

自分の実力だと信じてしまい



コースでいつも縦の距離が合わないのもアベレージ最大の特徴でもある。









そんな経緯を辿ったアベレージに

基礎をいちから叩き込むのは容易じゃない。







固めてしまった下手を一旦壊すのは

指導者最大の難題だと思っている。







そんなアベレージでも

それなりに努力してきたプライドはガチガチに存在するし





なんたって一番やっかいなのは

雑誌やレッスンで洗脳されたその脳ミソだ(笑









知識だけはプロ並で


スイングとスコアは二流以下。





雑誌を読んだり

プロのスイングを繰り返し見ることが





「努力」だと思うようになってしまう。







そのうち

道具の知識に興味を持ち





”自分に合う道具”を

まず先に用意することが大事だと








大きな大きな



大きな勘違いをしてしまう。








努力はどんどん遠くなり







安易な道

金で買える道を歩み出す。









知ったかぶり

分かっているつもり






上級者達の真摯なアドバイスすら反抗し

自分は正しいと思うようになる。







そのレベルでも

たまにまぐれで80台とか出ちゃうから





それを実力だと過信しているから


やっかいこの上ない(笑









すぐ90、100叩くのに


そこは実力じゃないと勘違いしてしまう。








自分は気付けたと

自分は上手くなったと勘違いする。








スイングの質そのものや中身は

何も変わっていないというのに。









こうなるともう始末に負えない(笑











そのスイングと


そのスコアの










どこが道具ありきなんだろう?


どこにその理論が備わっているの?










アベレージ85~90程度なら



誰でもなれる。







ラウンド数さえこなせば誰でも。











そこから先は


基礎を備えているかどうかで差が出ること








知っているのはシングルだけだ。











上級者が

安易にスイングのアドバイスをしないのは






身を持ってそれを痛感しているから。








頼まれてもいないのに

すぐ知ったかぶってアドバイスしたがるのが







自己主張したいだけの

アベレージ最大の特徴だ。




相手への思いやりではなく

自分は知っていると主張したいだけのアドバイス。





決して親切心ではない。











相手を心から思うなら

下手なアドバイスを安易にしないこと。




下手の教えは

下手を固めるだけだ。


















テンフィンガーグリップは







両腕の入れ替え


体の回転をヘッドが追い越す感覚


アームローテーション








スイング第二の基礎である

それらを体感できるのと同時に



過去につけてしまった悪癖を一掃するための

第三の握り方だと確信している。












長い棒を振って




ボールを遠くへ

狙った場所へ運ぶ為にはどう振ればいいのか?





屁理屈や理論では絶対に体感できない

難しい部分をある程度補ってくれるその握り方は








charさんの仰る通り

ある種の魔法だと私も思っている。










右脇の締め具合


インパクト以降の腕の通し方


両腕の入れ替え


手首のリリース


ヘッドを走らせる感覚


ビジネスゾーンのフェースコントロール









そんな部分を無言で体感させてくれる。











もちろん

テンフィンガーに握ればいいってもんじゃない(笑






無知は

すぐ真似したがるが






やめとけ(笑







元々努力をしないアベレージだ。


それだけでは何も変わらない。










真っ直ぐ立つこと

真っ直ぐ上げること

体を使う事

脱力

グリップ圧のコントロール







そんなスイングの基礎の基礎と

ひとつひとつ向き合いながら





少しずつ矯正しながら







同時に

固めてしまった悪癖を



同じように

少しずつ少しずつ引き剥がす作業ができる握り方だけど



努力をしない人には

何の魔法もかからないのは100%間違いない。








グリップさえ変えれば

スイングがすぐ変わると思ったら大間違い。





その浅はかさが

今の実力の根源なんだから。













テンフィンガーショット









理屈じゃない。


言葉でも理論でも








もちろん道具でもない。














フォローで





両腕が伸びながら

ヘッドが走りながら




シャフトが立ち




再現性を保ちながらいつも同じタイミングでフェースが返る。










もちろん






このグリップで

継続して努力できる人限定だ。














手こねと



フェースローテーションの違いは









意図せず

右に左に曲がるアベレージと





持ち球として

”意図して曲げる”シングルの違いとも言えること

















記録しておく。