９鉄で１００ｙキャリー。
しつこくしつこくここで書いてきた
女性アマチュアの目安としている飛距離がある。
赤ティで
いつも仲間や家族や彼氏とだけのノンプレッシャーお遊びゴルフなら
９鉄で８０ｙでも十分ゴルフになる。
しかし
競技の世界となるとそんなに甘くない。
６５００近いレギュラーティから
８０台でプレーするには
当然ながら必要最低限の飛距離が必要。
ドライバーで２００ｙ飛んだと
たまたまキックが良くて前にゴロゴロ転がった
まぐれ２００ｙを自慢する女子は腐るほど存在するが（笑
そんなものは自分の飛距離じゃない。
女性の飛距離が出ない原因は明確で
・物理的にパワー不足
・芯に当たらない
・上がらない
この３つが揃っている。
当たり前のことだが
こんな女性は
どんなドライバーを使っても距離は変わらないわけで（笑
基礎を学ばなかったツケを
ゴルフを続ける間はずっと払わされることだろう。
思い切り振り切る努力
芯を捕らえる技術
高さを出す技術
飛距離の土台となるこの３つの基礎を
練習でどれだけ身に付けれるかに
すべてがかかっている。
３つの
どれかひとつ抜けても飛ばないのだから。
多くの女性を指導してきたが
ひとりとして例外はない。
また
ドライバーだけ飛んだって
それがスコアに大きく影響することなどありえない。
それもゴルフの本質。
飛ぶやつは決まって
曲がる。
それは女性も同じこと。
男女問わず
飛ばすことに必死な人がいつまでも上手くなれない
大きな理由がそこにある。
飛距離を伸ばすための基礎トレーニングとして
まずは９鉄で１００ｙ。
１００ｙをキャリーできるトレーニングを積むこと。
９鉄で１００ｙも飛ばない人が
ドライバーでアベレージ２００ｙ飛ばすことなど
ありえない。
アイアンで
しっかり振り切れること
アイアンで
適切な高さを出すこと
それが基礎だ。
基礎を学んでいない人は
ドライバーだけ必死で飛ばしたがる。
ゴルフが何かをまったく知らない。
鍛練研修会の女性３名は
皆、普通に飛ばす。
お菊はすでに
修羅と飛距離が変わらないし（笑
今
課題として取り組んでもらっている
手首のライ角維持さえ学べば
精度は格段に上がるだろう。
きょうこさんも
これから始める基礎をしっかり固めれば
芯を捕らえる技術と
高さを出す技術は身に付く。
今のヘッドスピードで十分
確実に９鉄で１００ｙはキャリーできるだろう。
唯一
小柄で華奢なcandyさんは
ふたりとは身体的アドバンテージがあるが
１年間
飛ばすための基礎作りを必死で継続し
その結果
上がったヘッドスピードに対応した
適切な道具を手に入れたことにより
ようやくドライバーでキャリー１８０ｙ程度を出せるようになった。
飛距離を自慢している競技志向女子とプレーしても
置いていかれることは殆どないレベルにまで飛ばせるようになった。
それでも
まだ９鉄で８５ｙ程度。
９鉄で１００飛ぶようになれば
その頃には自然とドライバーも２００ｙ飛んでいるだろう。
６５００ｙの世界で
他人と競い合うことを目的としている鍛練研修会において
飛距離は至上命題。
正しい基礎と
必要な技術を身に付けること。
彼女達は
決して道具に頼らず
道具に逃げず
上手に道具を利用しながら
自らの努力で
それぞれが飛距離アップを目指している。
もっと遠くへ。
もっと正確に。
レギュラーティで競うことを基準にしている
彼女達の取り組みは
飛距離を欲しがる女性の指針となり
お手本となることを確信している。
簡単に手に入らないものだからこそ
長い時間とたゆまぬ努力が必要。
スコアも
飛距離も
それは同じだ。
自己流特有の
甘えと過信と
勘違いが
成長を大きく妨げること
再度記録しておく。
自己流で上達できる人は
自分に厳しくできる人。
決して
道具で飛距離やスコアを買わない人。
人の何倍も努力する人。
私が見てきた
自己流で上手くなった人たちは皆
そこが共通していることも記録。