アプローチでよく使われる


中間距離という言葉。








簡単に言うと中途半端な距離。






その距離は人によって様々。








AWで70yが精一杯の女性もいれば


同じロフトでも110yは軽々飛ばせる男性もいる。







しかし





飛ぶ分だけアドバンテージになるかというと



決してそんなことはない。






AWで110yも飛んでしまうと






100yですら


中間距離となってしまうのだ。








飛距離も仇となりうるのだ。









56度


58度のSWで





100y飛ばせる人はそうそういない。






つまり


AWでコントロールするしか手段がない。








飛ぶがゆえに


100yが難しい距離となる。













先だって実施されたPGAツアー


プレイヤーズ選手権。








TPCソウグラスの名物17番ショートホール。



ピートダイお得意のアイランドグリーン。






わずか120y前後の


プロのツアーとしては殆どありえない短い距離を






多くのトッププロが苦しんだ。








彼らはめちゃめちゃ飛ぶ。





がゆえに





120yぐらいが中間距離となるプロが多い。









毎年


池に落とすプロが何人も出る。





アイランドグリーンであること


風が吹くことなど







その要素は他にも十分あるのだが







むしろ140y、150yあったほうが


きっと彼らには簡単じゃないかと






毎年見ていて思う。











中間距離は





それくらい私達ゴルファーの


実は大きな落とし穴だと思っている。









先日のシュミレーターによる飛距離チェックで


私の弱点が浮き彫りになったことは先にお伝えした通り。






PWで105~110y


9鉄で127~130y






間が


一番手以上(17y)空いてしまっている。








115y~125yは






短いミドルならちょうど残る距離。



そこそこ長いロングの3打目となる距離。









私にとって大事なその距離を



私は曖昧にプレーしていたことになる。










80台そこそこでプレーする程度のレベルなら



そんなに気にすることもないが








70台ともなると


その1打が







大きな大きな1打となる。








競技ゴルフの世界で


その1打2打に泣いた経験のある人にしか






わからない重みだろう。










プロの世界では









その1打で数百万円の差となり







その1打が生活を



人生を一変させる。












先日宣言したように


本日、その1打を埋めるために







再度計測をしてきた。




ゴルフ ~修羅の道~







今回は違うシュミレーターを使ってみた。







機械の種類によって違いがあるかどうかを試したかったのもあるが










同伴での飛距離チェックを依頼してきた人が







レフティということで(笑



レフティで計測できるマシンでのテスト計測と兼ねた。









その他2名の依頼がありましたので



その模様もここで改めてご紹介させて頂く予定です(笑












9鉄を2インチ程度短く持ち


ボールの位置はいつも通りで





フルショットで114y~122y









あれこれ試したが


これが一番無理がなく簡単。








機械上での


中間距離は埋めてくれた。









だいたいとか


おおよそで打っていた距離を








きっちり明確にできた。









もちろんこれはあくまでも機械計測であり



マットの上からで平らで無風。







コース上と同じようにはいかない可能性も十分考慮している。







あとはコースで


同じように繰り返し試しながら








調整するだけだ。










9鉄を極端に短く持つことがベースであって


PWで距離を出すことは基本的にしないよう






それをはっきりさせたことが良かった。






これで迷いがない。









PWの距離を多めに計算し


9鉄の距離を小さめに見積もっていた.。









その誤差7y。








たった7yと思うか




7yも違うと思うかは









人それぞれだろう。









確かに


その7yを精密に打ち分ける技術はまだまだないが







正しく打てた時に




その誤差のせいで上に付けてしまったり


逆に足りなくて奥にあるピンに突っ込めていなかったりと




3パット誘発の大きな原因となりうる。










きっとそのせいで



何度もバーディチャンスを逃してきたことだろう。










私のとっての大事な距離が



コースでよく残す距離が







実はその間だったことは衝撃の現実だった。







計測して初めて


思い当たるフシがあれこれ思い出された。








曖昧なゴルフをしていたんだ。














下手くそなくせに 凹○コテッ















準備はできた。






あとは練習あるのみ。


実践あるのみ。







早速週末のラウンドで


どんどんこの距離を残して





試そう。






ざっと想像しただけでも


6ホールほどテストするに向いているホールがある。








全部をきっちり


120y前後を残す腕はきっとないだろうから(笑







2,3ホール試せればOKかな。







そのうち一発ぐらいは


この打ち方でしっかり打てるだろうから。









10ラウンドほどテストすれば


機械との誤差も明確になるだろう。











たった1打。









1打を縮めるためだけに




これだけの時間とお金を使い


創意工夫をしなければならない。









仮説を計画



実行



検証



改善、修正











PDCAの繰り返しが





課題克服の正規ルート。









週末は検証作業のラウンドだ。










理屈じゃない。



道具でもない。











自分を知れば



決して難しいことじゃない。










自分も知らないまま



知ろうとしないまま








他人のゴルフを自分に取り入れようとしたって


そんな無茶なことなどできない。










アベレージが



いつまでもアベレージなのには明確な理由がある。









その殆どは




己を知らないことが原因。









真っ直ぐ立っているつもり。



真っ直ぐ振っているつもり。



番手ごとの距離を把握しているつもり。



できているつもり。



やれているつもり。









常に


なんでも自分に都合のいい方に考えるから





現実の実力や技量と


自分に対する都合のいい自己分析との間に





大きな大きなギャップが生まれ










スコアに愕然とする。


結果に落胆する。










その現実を受け入れられない。











そんなに上手くないくせに。



大した努力もしていないくせに。








どんだけ自分を膨らませているんだか(笑












ある雑誌に




7番アイアンの飛距離の


自己分析と現実のギャップに関する記事が載っていた。





自己分析の平均が150y以上で


実際に打たせた結果は130yちょぼちょぼ(笑






1番手どころか


2番手の誤差だ。







恥ずかしいだろうな。










自称150yの8割は


せいぜいキャリー135yぐらいだ。









女性の過大評価はもっとひどい。










ドライバーで平均


200y飛ばせると豪語している人の多いこと多いこと(笑








私が同伴した限りでは






その殆どは


キャリーでせいぜい150y~160y程度。







たまたまキックがよくて


たまたま乾いていて


たまたま上り傾斜じゃなくて






ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ転がって






ようやく180から


まぐれ当たりでやっと200yだ。









雨でランが出なかったり


打ち上げだと150yが精一杯なのに





たまたまのまぐれ当たりを


自分の平均飛距離にしている(笑









自分を飛ぶように見せたいんだね。





虚飾の世界だ。







それじゃあ


上手くなれるわけがない。







どうやってマネジメントするんだろう?


自分の距離を水増ししていて。






そんなに飛ばし屋に見られたいのかな?


そこに何の価値があるのだろう?






そんな女子達は必ず


FWもUTもアイアンも







相当水増ししている(笑







ドライバーで200y平均で飛ばせる人は


間違いなく9鉄でキャリー100~110yを普通に飛ばせるはずだ。






それが物理。










そんな人は殆ど見たことないが(笑









アベレージ男性の7鉄150yと


男前自慢の女性のドライバー平均飛距離200yは




同じくらいの比率ではびこっているのは紛れもない現実。








そこに大きな大きな問題があることなど


思いもしていないで水増ししていることだろう。








自分の正しい飛距離を知らない人が


上手くなれる要素などない。









ゴルフとはそういうスポーツだ。











敵を知る前に






まずは


己を知ること。







己を正確に把握したら







それに応じたマネジメントで




パワーや飛距離


実力に見合う道具で








敵(コース)と向き合いなさい。











平均スコアを把握することも

HDCPを取得することも





平均パット数やフェアウェイキープ率などのデータや


番手ごとの飛距離を把握することも









すべては





己を正確に知るための必須アイテム。









そこが常に基準となるのだ。


目標スコアもホールマネジメントも。











あなたに必要なものは







飛ぶアイアンでも曲がらないドライバーでもない。









いっぱいあるはず。


あなたに足りないものが。