「ボギーペースで90なんだから」
80台でプレーできない人の
浅はかな発想。
こういう考えは
「取らぬ狸の皮算用」だと
賢者は古くから教えてくれているのに(笑
へたくそな私は
ボギーを簡単だとは思っていない。
いや
むしろ
藍ちゃんや遼くんですら
ツアープロですら
簡単に出してしまう数字だとさえ思っている。
90~100をうろうろしているアベレージにとって
ボギーの壁はとても高いはずなのに
自分は
ボギーなら取れる思っている。
過信以外の何物でもない。
飛距離の足りない女性なら尚更。
ドライバーはちゃんと当たり
セカンドも大きなミスなく
アプローチもちゃんとグリーンに乗せ
2パットで収めないと
ボギーは取れないのだ。
白ティの
350yミドル。
男性にとっては短いミドルでも
飛ばない女性にとっては
男性に換算したら450yのミドルと同じだ。
チャンピオンティの中でも最長クラスのミドルだ。
ドライバーが170y
セカンドの5Wが
ナイスショットで150y
ふたつ最高のショットを繋げても
まだ30y残す。
そこから確実に
3打で上がれる腕が
アベレージゴルファーにあると思っているのか?
自分がアベレージだという自覚
本当にありますか?
ぜひ聞いてみたいもんだ。
ボギーペースで
さらりとプレーできたら立派な上級者。
それが
多くのアベレージゴルファーを見てきた私の
正直な感覚だ。
ボギーペースでプレーするには
ハザードに入れない精度を持ちながら
180yを確実に飛ばせるドライバーと
絶対にダフったりチョロったり
大きく左右にぶれないFWやハイブリッド、アイアンショットと
どこからでも確実にグリーンオンできる
アプローチやバンカーショットと
絶対に3パットしない
ラインの読みと距離感が
18ホール
全ショット
全パット
揃わないと取れない数字。
90を切ってプレーする私ですら
こうして書いているだけで「俺じゃ無理だな」と思ってしまう(笑
OB一発で
池で
バンカーで
雨や風で
距離だけで
あっさりとダボは出てしまう。
一発ダボったら
どこかでパーを取らないと
ボギーペースは保てないのだ。
最初からボギー狙いをすべきホールはある。
でもそれはあくまでも
特殊なマネジメント。
状況と
自分の力量を鑑み
無茶をしないためのセルフコントロールや
ホールマネジメントを必要とするホールは必ずある。
しかしそれを必要とするホールは
18ホールのうち
せいぜい2つか3つだ。
そんなホールはボギーペースでいい。
あなたのレベルなら
それでやっと
ダボだろう。
初心者なら
すべてのホールでボギーを基準にしなければならないが
100を切っているレベルで
そんな初心者と同レベルのゴルフをして
本気で成長できるとでも思っているのか?
90すら切れない人間が
なぜボギーを甘く見るのだろう?
理解ができない。
パープレーは
バーディなくして出せないスコア。
私の低いレベルでは
最低でも4つは欲しい。
4つバーディを取るには
10ホールは以上狙わなければ
とても取れない。
プロのスコアを見ればわかるだろう。
あなたのボギーペースと重ね合わせて欲しい。
パープレーで上がるために
どれだけバーディが必要かという
現実は
あなたがボギーペースでプレーするために
パーがどれだけ必要かと
同じだ。
ボギーペースというのは
結果論。
目指すものじゃないはず。
ボギーペースでいいなんて言っているから
90が切れないのだ。
ボギーペースを目指し
オールボギーでプレーする人より
ダボやトリを打っても
パーやバーディを取れる人の方が
確実に上手いし
強いし
更に上達する。
それが私のゴルフ観。
取れてもいない
たぬきの数を数える前に
確実に
一匹(ひとホール)でいいから
たぬきを仕留める(パーを取る)ための
努力を。
その積み重ねでしか
たぬき(ボギーペース)は増えない。
パーやバーディを取るために
あなたが絶対的に足りないのは
練習量なのか
ラウンド数なのか
決定的に不足している飛距離なのか
私の指導は常にそこからスタートさせる。
私が
絶対に曲げられない
譲れない
プライオリティーだ。
100切りに必死なアベレージには
90が切れないのと同じで
パーを狙えなければ
ボギーは取れない。
ボギーペースなどありえない。
ボギーは
あなたが思うほど
狙って取れるほど
簡単じゃないこと
記録。