ゴルフブログとしての記事はいよいよ最後となりました。



あまり干渉に浸るキャラでもないので

いつもの私らしく書き終えようと思います。




ゴルフのメンタルに関しては一流のツアープロのみならず



スポーツインストラクター


脳科学者


心療内科医やセラピストなど


ゴルフに関係のない様々な分野の人達が


あらゆる切り口でそれぞれの考え方を公開しています。




メンタルトレーナーという


今やプロゴルファー達にも欠かせない


メンタル専門のコーチすら存在します。




ゴルフだけに留まらず


スポーツ界全体に広がるメンタルコーチの存在は


すでに常識にさえなってきました。




経験も努力も


私達の何百倍、何千倍と兼ね備えたトップアスリート達ですら


頼る存在となるメンタルコーチ。




所詮お遊びであるアマチュアが


自分だけの力でそれをどうにかしようなんて


おこがましいのかも知れませんね。






それこそ


答えのないメンタルに関する内容は




それこそ


人それぞれの分野であって




私が今までお伝えしたきたセルフコントロールも


所詮は私個人の考え方に過ぎません。




それを承知でお読み下さい。






私のメンタルには


大きな土台がふたつあります。




ひとつは


ジュニア時代に叩き込まれたゴルフに対する精神。




根性


マナー


忍耐力




ゴルフ部時代を思い返す上で


なくてはならないこの言葉。




こんな言葉が似合わない時代もありましたが



今でも私の


生きる上での人生の教訓であり



ゴルフの土台です。



まるでスポコン漫画そのままですが(笑



この3つの中に


「マナー」という言葉があることが




私の誇りでもあります。





私のゴルフの


メンタル三大基礎かな(笑




本当に厳しかったゴルフ部時代を思い出すと


プレー中の辛さなんて


屁でもない。




試合中はいつも


そんな風に自分を常に支えてきました。





しかし


そんな若かりし時代はあっという間に過ぎ去り





時は流れ





歳を重ね





腹も出て



目も悪くなり



髪も薄くなり





身体も別人のように硬くなり


どんなにほぐしても


若い頃のような柔軟性とは比べ物にならないくらい


カチコチの身体で




脳ミソだけはまだ


あの頃のようなスイングのまま。




これが一番辛かった。


”イメージと現実の誤差”は


私自身が一番強く悩まされた。






そこに輪をかけて





ここ数年


病気や怪我に悩まされ続け




ゴルフに対する考え方が大きく大きく変わりました。



根性という言葉も


忍耐力も



あの頃とくらべたら随分と薄れてしまったようにも思いますが




それでも




耐えるということ


我慢するということ


切れない


投げない


諦めない




たとえ薄れてきても


その気持ちだけは忘れないでいるように思っていますし




それは

指導者としての自分にも


今でも大きな影響を与えています。






高校時代


常に全国レベルで戦ってきた中で得た経験から




集中したプレーとは何か


崩れる要因になるきっかけとは何か


いい時は何がいいのか


悪い時はどこが悪いのか



そんな自己分析を主体として指導に活かしてきましたが



そんなものは

実はちっぽけな経験であって


ゴルファーの数だけ

ゴルフに対する考え方、向き合い方があり


それぞれの背景も知らないまま

自分が知っていることばかりを強引に押し付けても


そんなものが万人に通用するほどゴルフのメンタルは甘くない。



ということを学びました。



自分の身体が自分の思うように動かなくなり



初めて


メンタルについて真剣に考えるようになりました。




それまでは通り一辺倒に


雑誌やゴルフ指南書などに


当たり前のように書かれていることを


普通に伝えているだけの



薄っぺらい言葉を並べるだけのゴルファーでした。




でも


今は違う。




ゴルフがまともにできなくなる自分なんて


想像もしていなかったけれど



まともにできなくなった今だからこそ


伝えられることがたくさんある。




その根底は


「ゴルフができるだけでしあわせ」だということ。




ゴルフが大好きでも


病気や事故、怪我などで


クラブも握れなくなってしまった人だって大勢いる。




家庭の事情や仕事の事情などで


泣く泣くゴルフを辞めてしまう人だってたくさんいる。






アマチュアは所詮アマチュア。


どんなに偉そうに自分を自慢しても




たかが趣味の域。




ゴルフで生活しているプロとは


天と地ほどの差がある。





趣味の域を出ないゴルフに




なぜ


そうも苦しめられなければならないのか?




なぜ


上達しないことに


こんなに悔しい思いをしなければならないのか?




なぜ


50cmのパットを外したぐらいで


人生が終わったかのような失望感に襲われるのか?




なんでこんなに


ドライバーを振ることが怖いのか?




たかだか20Yのアプローチが


なんでこんなに恐ろしく感じるのか?





たかが趣味なのに。






簡単にできたことが


できなくなり




どんどん自信を失った頃




このままではゴルフがダメになると本気で考えるようになり


ひとつの答えにたどり着きました。




「あの頃の自分」と比較しないこと。


「あの頃の自分」を実力の目安にしないこと。





そこから指導者としての基礎が作られはじめました。



そう


あの頃は強かった。



毎日毎日走りこみ


クラブを振り続け


毎日球を打ち続け




その日々の積み重ねこそが




競技で戦ってもへこたれない


強いメンタルを維持できた。






強いメンタルとは



小さいことを気にしない性格でもなければ


ミスを引きずらない楽天的な性格から生まれるものではなく




持って生まれた性格などでもなく





強いメンタルの土台は



常に「頑張ってきた自分」。


技術と基礎を身につけたという自信。



何度かこのブログにも書かせてもらいました。




技術の習得なくして


強いメンタルなど絶対に身に付かないと。





メンタルが強くなることでゴルフが上手くなると


勘違いしているアマチュアは多い。




あえて


それは違うと言わせて頂きます。





基礎と技術をしっかりと身に付ける為に


どれだけ努力を継続したか。




その差が


メンタルの強さの差。





その努力を元に




どんな人達と競い合い


戦い合い


切磋琢磨して




経験を積んできたか




それの差が


メンタルの強さの差。





夫婦やカップル


友達や職場の仲間


たまにコンペで知らない人と



そんな


和気あいあいゴルフばかりをしてきた人と



見ず知らずの人達と常に競い合った人とでは




天と地ほどのメンタルの差がある。





少なくとも


競技ゴルフに参加している人達は




雨風に文句言っていたら


その時点で心が負け。




同伴競技者に、戦う前から負ける。





当たり前。


やりもしないで不満をタラタラ言うヤツが



勝てるわけがない(笑


強くなれるわけがない。






メンタルを支えるのは常に技術。


技術の習得なくして強いメンタルなどありえない。





人間なんて弱いもの。


相田みつを。さんも常に言っている(笑




強くありたいと思う気持ちは誰にでもあるけれど



強さは


その思いやお金では絶対に手に入らない。




弱さを克服するためには土台が必要。





あの頃に得た自信はすっかり失い


できたこともできなくなり




もう一度


自分が今、できることを


いちから組み立て直した歴史が




このブログに書いてきたことです。




15歳の


身体も頭も柔らかく


学んだことが自然と簡単に身に付いた



あの頃学んだことが


そのまま今でも力になっている部分もある。




でも


大きく変わってしまった自分の身体にとって

そのままではいけない部分も多くあった。


変えなければならなかったことがたくさんある。



それはきっと今後も同じだろう。




あの頃とは違う自分の身体に適したことをやり続けることが


今の自分のゴルフと

私と同じように悩み苦しんでいる人達のゴルフには


大事なことなんだと知りました。




今の自分ができることをやり続ければいい。




あの頃の私とはまた違った


今の自分に適した技術が身に付けられることは



多くの新たな発見と共に


それを身につけたこと

そのものが自信となり



そんな取り組みのひとつひとつが



それがそのまま


指導に役立ち



生徒さん達の上達を支えてこれたことが


更に自信となり





その自信が


こんなブログになりました。





あの頃の自分では気付けなかったことも


ありました。




人として多くの経験を積んだ46歳の私は




15歳のガキにはない




ゆとりと経験と


言葉のボキャブラリーと


言い切る強さと


強引さと


図々しさを持っている。





それらを必要としている生徒さんも


たくさんいた。



失ったものばかりじゃない。


得たものもたくさんある。





その自信が


こんなブログになりました。




病気や怪我に苦しんで


ゴルフを諦めかけた私が


その絶望感に負けることなく




偉そうな記事を書き続けることができたのは





そんな強いメンタルがあってこそ。





この数年間


本当によく頑張ったと思っています。






基礎をしっかりと身に付けることや


あらゆる場面で活躍する技術をひとつでも多く持つことが




強いメンタルを少しずつ育む。





あの頃学んだ事は


少しも色褪せることなく





こうして




それを堂々と伝えられます。







「スコアを見ちゃうと崩れる」


そんな言い訳をしている間は




いつまでも同じレベルでしょう。


そんな暗示を自らかけちゃっている。




実に可哀想だけど



自分で自分をダメにしているうちは


誰の言葉も届かないだろうし




誰の教えも耳に入らないだろう。




そんなものに囚われる暇があるなら


練習しなさい。



人より上手くなりたいなら


人の何倍も練習しなさい。





それもせず


欲望ばかり先走って




根拠のない夢のようなスコアを追い続け


毎回毎回打ちのめされる。




なんで


いつも以上に努力をしていないのに



実力以上のスコアを出したいと思えるのか?





不思議。




100円しか持っていないのに


1000円のものを欲しいと言っているのと同じなのに。



1000円のものが欲しけりゃ


1000円稼ぐしかない。



それが努力。




今のままでは


今のまま。




今のペースで練習しても


今以上にはなれません。




今と同じ取り組みをしたって


今以上には絶対になれません。




今以上のスコアを出したいなら


今の何倍も練習するしかないのです。




今と同じ取り組みで何も変わらないなら


今とは違う取り組みをするしかないのです。






何度も何度も書いてきましたが





ある日突然閃いて


上手くなれることを夢見ている




夢子ちゃん


夢男くん




でいる限り


ずっと今のまま。





毎日の継続が


コツコツと続けた自信が




技術となり




習得した技術が土台となって


コースで繰り返し繰り返し


その技術でチャレンジできる。




そして成功し


自信になる。




その自信が


弱いメンタルを支えてくれる。




その小さな繰り返しで


ようやく人は強くなれる。




ゴルフなんてその繰り返し。




ドライバーも


FWも


アイアンも


ウェッジもパターも




全部その繰り返し。





どのクラブが苦手だなんて言っているうちは


自分に負の暗示をかけているうちは



いつまでも苦手なままでしょう。





どのクラブが苦手だなんて言う余裕があるなら


このクラブが得意だと言おう。



苦手なクラブなんて言葉に出す必要もない。




苦手なら


それでスコアを崩しているなら




練習すればいいじゃん。


誰より。




そんなこともできない人が


やらない人が




やろうとしない人が




上手くなりたいだなんて


ちゃんちゃら可笑しい(笑





できない


やらない言い訳をしないで




自ら


負の自己暗示をわざわざかけたりしないで




やろう。


練習を。




下手なんだから。





目新しい練習法や


クラブや練習器具にあっさり飛びつくような



そんなことを繰り返すのはもうやめて




地道に


コツコツと続けよう。




簡単に得たものは


あっさり失います。




ゴルフの技術に限ったことじゃありません。





努力して頑張って


ずっと続けて



やっと得たものは




一生もの。




ゴルフに限ったことじゃありません。






強いメンタルは



そんな日々の積み重ねでしか




絶対に


絶対に得られません。





強いメンタルなくして


上達などありえません。




強いメンタルは


努力して高い技術を得た証。




あなたの知る



どんな状況でも自分を見失わず


淡々とプレーする上級者達は皆



そうやって上級者になりました。




初めから強いメンタルを持ち合わせていたわけじゃないんですよ?



その努力を省いて


技術の習得に尽力もしないで



強くなろうなんて


上手くなろうなんて




虫が良すぎませんか?





上手くなりたきゃ人の何倍も努力すること。


人の何倍も努力しているのに少しも上達しないなら


努力のしかたが大きく間違っているということ。



ゴルフに限ったことじゃありません。




努力が嫌なら


継続ができないなら




欲しがらないこと。



夢のようなスコアを。




現状を維持させるだけでも


相当の努力が必要なのが



ゴルフなんだから。





メンタルメンタルと


安易にメンタルのせいにしている人は



努力が足りないだけ。




メンタルのせいにしなくなる時が来るまで


技術を身に付ける努力を継続して下さい。





課題を常に持ち


課題克服に尽力して下さい。




練習して


できたことは




勇気を出してコースでチャレンジしましょう。




そんな時にスコアを崩すのは当たり前。


新しいことに挑戦するということは



そういうこと。




あなた達はプロじゃない。




スコアを崩したからといって


生活費が減ることもない。




誰にも迷惑かけない。





所詮は趣味の域。


どんどんチャレンジして欲しい。




できるようになるまで


やろう。




やった人しか


やれるようにはならないのだから。




やるか


やらないか



それだけのこと。




上達したいなら


やれる人になって下さい。




強くなりたいなら


やればいい。




やり続けた人だけが強くなれます。




諦めなかった人だけが


ゴルフの本当の楽しさを感じられます。



頑張った人だけに


ゴルフの女神は微笑みます。





ゴルフができるだけで


あなた方はしあわせです。




趣味の域で楽しむのだから


苦しむ必要などありません。




上手くなりたいなら


今までの自分以上に頑張って。




自分を過信せず


自分に過剰な期待せず




マナーを大切に


マナーを最優先に




人から誘われるような


そんなゴルファーに育って下さい。




あの人とはもう2度と回りたくないと


言われてしまうようなゴルファーにだけはならないで欲しい。





ゴルフは


ひとりではできないスポーツなのだから。





強いメンタルは


技術を得ることでしか




備わりません。





その強さがゆとりとなり


そのゆとりが


冷静なマネジメントに繋がり




得た技術を適切に発揮でき




その結果がスコアとなり




そのスコアが自信となり





また


新たな技術を得るんだと




毎回のラウンドから


コースから貰った


課題の為に頑張れる。





結果は


スコアは





あなたがどれだけ努力したかの



答えであって





結果が先に立つことなど絶対にありません。









私が皆様に



最後に




強く強くお伝えしたいこと。





何度も書いてきたことですが


もう一度だけ伝えさせてください。










ご挨拶はまた


改めてさせて頂きます。