この言葉も



イヤというほど


このブログで読まされたことでしょう(笑




しつこかったですよね。


毎回毎回。




そのしつこさの度合いは


アマチュアが出来ていない確率に比例していること



気が付いて頂けた人がもしいたら


ひとりでも気付いてくれたら



そう思って書いてきました。






もう一度


おさらいと


伝え漏れ防止の為に



ざっくりと書き残しておきます。





オンプレーンという言葉は


すでにアマチュアでも使われるようになりました。



ベン・ホーガンが書き残した


モダンゴルフを利用して


これこそがゴルフの真髄だと



多くの指導者達が


まるで持論のごとく提唱している



屁理屈です。





オンプレーンを詳しく知りたい方は


他人の受け売りで提唱している人の持論をかじるのではなく



当の本人であるベン・ホーガンの「モダンゴルフ」をお読み下さい。





真っ直ぐ上げて


真っ直ぐ下ろす





オンプレーンという言葉はまったく共通していません。



混同しないようにお読み頂けたら幸いです。







人の身体は


筋力、柔軟性、身長や体重など


大きな大きな個人差があります。




身長140cmの小学生と


180cm以上ある大きな成人男性が



同じゴルフなどできるわけがありません。




同じスイング、同じ軌道、同じ感覚など


共有できるはずもありません。





運動経験がまったくない50歳の女性と


ソフトボールで全国レベルの大会に出ていた30歳の女性が



同じ次元のプレーなどできるはずもありません。





そんな人達でも


共通すべき基礎は必ずあります。



しかし


スイングそのものの


質や見た目の差は



あって当然。






真っ直ぐ上げることも


真っ直ぐ下ろすことも




同じ基準である必要も理由もありません。





この軌道ならいいとか


ここはだめだとか




そんな馬鹿げた発想は必要ありません。





大事な事はふたつだけ。





ひとつは


コックのかけ方と


肩の回転(上体のねじれ)の


2種類の動作が相まって



クラブヘッドの軌道が決まる



ということ





そしてもうひとつは


フェースの開き具合や閉じ具合が



常に一定である




ということ。






テークバックは2種類の動作の集合体です。




前傾姿勢の角度を軸に


その軸に対して平行に回転する肩(ねじれる上体)の


横回転



剣道のように


手首を使って真正面に縦に振り上げる


縦回転




このふたつが同時に重なることで


クラブヘッドは真っ直ぐ上がります。





斜めに真っ直ぐ。





縦+横=斜め。




これがテークバックです。





ただひたすら


正しい感覚のないまま真っ直ぐ上げようとすると




あなたの左腕はロールがかかってインに引いたり


右ひじが引けて実に格好悪いテークバックになったり


手で上げてしまい肩が回らない手打ちスイングとなったり





再現性の低い


クラブヘッドの軌道や


フェースの向きが安定しないスイングになります。





横回転の


上体のねじれだけで上げようとすると



確実にインに上がってしまいます。



そこに


手首のコックを縦にかけることで


初めて縦回転が加わり



真っ直ぐ上がるのです。




アップライトとかフラットとか


関係ありません。




トップの位置もまったく関係ありません。



それらはすべて


このふたつの回転運動を正しくできた時に



自動的に生まれるもの。




身長差や柔軟性など


個人差が大きくある部分です。




トップはここへとか


軌道はこのプレーンでとか




何も必要がありません。




正しい動きさえすれば



勝手に


あなただけの



理想のプレーンに


理想のトップに


理想の軌道になります。




真っ直ぐ上がれば


真っ直ぐ下りる確率がグンと上がります。




真っ直ぐ下りれば


狙った方向へ真っ直ぐ打ち出せます。


フェースの向きもかなり安定します。




もちろん


それだけじゃ球は真っ直ぐ飛びません。



腕の脱力


腰からの切り返し


前傾維持


アーム・ローテーション


ビハインド・ザ・ボール



などなど



いくつもの条件が必要です。




しかしそれらも


その前の段階がメチャクチャだったら


無意味なものとなります。




毎回バラバラに


インパクトまでの軌道が狂ったりフェースの向きが狂えば



すべてがパー子さん。






基礎や技術の習得には


手順があります。



何度もそれを書いてきました。




真っ直ぐ上げてまっすぐ下ろせない人が




どんなに体重移動を覚えても


どんなにしっかり前傾維持できても


見事にアームローテーションがかけられても


フォローで振れても


左へ振れても




思い描く弾道では飛んでくれないでしょう。




当たり前。


その前の段階で躓いているのですから。




どんなに真っ直ぐ振れても


目標に対して真っ直ぐ構えられていなければ




真っ直ぐ打てないのと同じ。




その順序を間違って頑張っても


結果には繋がらないのです。





自分のクラブヘッドが


真っ直ぐ上がっているか


真っ直ぐ下りてきているか




知っていますか?


確認していますか?





まずはそこから。


それをしないで「俺は大丈夫」「私は大丈夫」なんて言えません。




自分を知らない人が


自分は大丈夫などと言える根拠はありません。





ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~



いつもお世話になっている


有村プロのスイングです(笑




私のスイング分析は過去記事に載せています。


気になる人は頑張って探して下さい(笑





真っ直ぐ上げて真っ直ぐ下ろすとは



上がる軌道と下りる軌道が同じ(オンプレーン)



という意味ではありません。



同じである理由などまったくありません。




ご覧のように有村プロも


テークバックとダウンスイングではかなり軌道が違います。






真っ直ぐ上がって


真っ直ぐ下りています。





上がる軌道と下りる軌道が同じなら


それはそれで再現性も高いでしょう。





あなたのフィジカルが


それに適している柔軟性と感覚が備わっているなら


筋力があるのなら



オンプレーンを目指すのもいいでしょう。



ぜひ


ベン・ホーガンのモダンゴルフを読んで下さい。





しかし残念ながら




私の指導経験上




それが適している柔軟性と筋力を持ち合わせた一般アマチュアは




皆無。




ひとりもいませんでした。







なので


オンプレーンなんて教えません。


その必要もありません。





真っ直ぐ上げて


真っ直ぐ下ろせば十分。




それができるだけで


アマチュアとしては相当高いレベルのゴルファーになる



資質があると思っています。





プロのスイングも


皆様よくご存知のように



ひとりとして同じスイングなどいません。




それが基準です。


そこが土台です。




それが真理です。



真っ直ぐ上がる角度や方向



手首のコックの度合いや肩の回る度合いなど



かなり個人差があります。




フィジカルだけでなく


真っ直ぐ上げるという感覚にも個人差が必ずあります。





ネコも杓子も同じスイングを教えようとする人がもし居たら


まずは疑ってかかって間違いないでしょう。




個人差を考慮できない指導など



指導ではありません。






生まれ持って恵まれた体格、体質がある人と


生まれつきスポーツにはおおよそ向いていない体つきの人が




同じ事をやろうとする事自体


無理があります。




年齢、性別、運動歴


体重、身長、柔軟性


怪我や病気を抱えている人


健康な人




そんな個人差のあるアマチュアが


同じスイングをしようとすること自体無茶です。





あなただけの


真っ直ぐ上げるということ



あなただけの


真っ直ぐ下ろすということ




そこを目指すことがとても大切だと指導してきましたし




私のゴルフも同じです。





それが


どうしてもわからない人は



学びましょう。



しかるべき指導を受けましょう。




指導者からすれば


こんなことは



いろはの


い。




それすら理解できないなら


人から学ぶしかありません。





理屈ばかり雑誌やレッスン書から学び


形ばかり追い求め



いつまでもいつまでも


90~110あたりを行ったりきたり。



その原因がどこにあるのか


もう一度考える機会を持って欲しい。





何年も


何十年も進歩がない原因は



必ずあります。




この


真っ直ぐ上げて

真っ直ぐ下ろす





その原因の


トップ3に入ります。




調子が良かった人が


突然シャンクに苦しんだり




スライスが直ったと思ったら


今度はチーピンに苦しんだり




やっと上手くなってきたと思ったら


あっという間に初心者の頃のスコアと変わらなくなったり




いつまでも同じ場所を行ったりきたりしている人と




一握りの


シングルプレーヤーになれる人とは




必ずどこかで差があります。




努力の差はもちろん



基礎の習得に尽力している人


再現性を高めることに必死な人


自分だけのゴルフを貫く人



そんな部分に出るものです。




その差は。





ゴルフの基礎とは何か?


必要な技術とは?





学び直す必要があると感じている人はぜひ




初歩である


この記事をしっかりと受け止めて欲しい。





簡単じゃありませんよ。



真っ直ぐ上げることも


下ろすことも。




感覚の誤差がある限り


なかなか得られない基礎です。




やるなら覚悟して下さいね。




右でさばく


と同様





気付けないとわからない部分なので。