コースへ出れば必ずあるでしょう。




迷うこと。






私が迷う距離は



110Y~125Yが非常に多い_| ̄|○






無風、平らでも


迷います。




この距離は


AW(51°)~8Iまでの4本のクラブを使い分けます。




早い時間のスタートで


朝露が残っているような湿った曇り空の


前半3、4ホール目の



セカンド残り125Y




だとします。




こんな天候では


気圧と湿気で


ほぼ確実に一番手距離が落ちます。



前日が雨なんかだと


芝にも水分が含まれ


ヘッドの抜けも晴天時より重い。




加えて


スタート前の練習が出来ない時などは


どんなにストレッチしてもクラブの振りも


前半の出だしはかなり鈍い。




そんな状況だと



練習場で普通に140~150飛ぶ8Iで


やや抑えて打つか




しっかり9Iで振るか





かなり悩みます(笑






逆に


バックナインの上がり3ホールぐらいまで来て



好天に恵まれた日の



残り110Y




これも


AWでしっかり振るか


PWでコントロールするか




悩みます(笑






そりゃね・・・


状況によって様々なマネジメントが必要になりますよ。




手前にでかい口を開けた深いアリソンバンカーがあるホールと


なーんもない花道ばっちりのホールじゃ




違いますよ。






でも


縦の距離に何かあるか



より



左右がどうなっているか




を重視します。





ギリギリのクラブでしっかり振るリスクは



引っ掛け。





大き目のクラブで抑えて打つリスクは



右への吹かし球かプッシュアウト。




たとえ


花道ばっちりで”ショートしてもOK”な状況であっても



左に高い砲台や深いバンカー

池やOBといったハザードがあり


右は寄せ易いラフだったとしたら




一番手上げてコントロールショットします。


右へのミスはOKなので。




逆も同じ。




手前にでかい口を開けたバンカーやハザードがあっても


右に危険が待ち受けているようなロケーションなら




ぴったりのクラブでフルショットします。


引っ掛けてもOKな状況ならそうします。





手前や奥といった


縦の距離ばかりのマネジメントに気を取られ



まんまと設計者のワナにハマリ




痛い痛いミスを自ら犯してしまう人は


プロでも見かけます。





まずは左右の状況をよく確認し


そこから縦の距離のリスクを織り込み




当日の流れや調子とか


そのショットに対するモチベーションとか



気合も含め




クラブチョイスします。





ティグラウンドからバーディを狙うくらい


気合の入ったホールのセカンドなら




ピンをデッドに狙うことしか考えませんが(笑




まぁ


そんな時はきっとクラブチョイスも迷いませんがね(爆





迷う時は


いつも縦の距離ばかりを気にする人は




ぜひ



ミスしやすい状況をまず判断してみて下さい。



傾斜や高低差など




平らでなければ


起きやすいミスを先に想定することが


もっと大切になります。




上手い下手の問題ではありません。


上手い人でも起こしてしまいがちなミスというのは必ず存在します。




力量に関係なく


”知識”をしっかりと持ち


それに対するマネジメントを必ず考える



という癖をつけて欲しい。





迷う時は誰でもあります。



いかに短時間に状況を判断し


起きやすいミスを想定し


それに対してベストな選択ができるかどうかは




上達に欠かせない



大事なゴルフの基礎であり



最初のうちに学んでおくべきマネジメントの基本でもあると





私は考えます。





スイングにばかり気を取られ


それ以前に大事な大事なマネジメントを疎かにしてしまったら・・・




どんなに頑張って練習して


悪い癖を克服しても・・・




コースではいつものスコアになってしまう可能性が




大です。