最近は


クラブもだいぶ変わりましたね。。。




昔のクラブは


重くて硬くてヘッドはちっちゃくてペッタンコで・・・


それしかありませんでしたからね(笑




形状だけじゃない。



大きく変わったのが




ロフト。




アイアンは昔のものとはまったく別物になってしまいました。



飛距離も完全に一番手以上違います。




構造と材質の変化に伴い


ロフトを一番手立てることで



「我が社のクラブは飛びが違う!」




どこも自慢していますが・・・




そりゃ飛ぶわ(爆笑





シャフトを軽く、柔らかく、長くして


ロフトを立てて


構造で高さを補う。




誰が打っても飛ぶクラブですね。





でも



飛ぶクラブは


スイングの安定を妨げます。





軽い物を持つときの重心と


重い物を持ち上げる時の重心をイメージして下さい。



どっちが下半身を安定させますか?




インパクトを想像して下さい。



軽いクラブでインパクトした時と


重いクラブでインパクトした時では



どちらが安定した強い球を打てると思いますか?






怪我や加齢により


重いクラブが振れなくなってきたら



軽いものにすればいい。






振れる体力も筋力もあるのに




飛ぶ



という理由から

軽くて長いアイアンを選ぶ人が多い。




こういう人は


飛ぶようにはなっても





スコアに繋がるかどうかは疑問です。





10Y距離を伸ばすことと


安定したスイングを常に再現できるのと





果たしてどっちが大事なのでしょうか?





アイアンは


残りの距離を正しく打ち


狙ったところへボールを運ぶためのクラブです。




何番で打ったとか


何番で届いたとか



スコアには何も関係がありません。





こんな話をすると


こう言い返す人が必ずいます。




「アイアンだって飛んだ方が有利に決まってる!」




そりゃそうだ。


9鉄で打つのと7鉄で打つのじゃ


前者の方が”乗る確率”は高い。




が・・・




アマチュアにそれが当てはまるのでしょうか?



正しいスイングも身に付けられないまま



果たして



本当に軽い9鉄の方が確率は高いのか?





ボディターンも習得できず


手打ちから脱却できず


ダウンブローも知らず




飛距離とスコアばかり気にして


大事な技術や基礎を得られず




上達に時間がかかってしまうのではないでしょうか?







クラブ選びを相談された時はいつも



”軽いクラブは選ばないで下さい”


とお伝えします。



道具で飛ばしてもスコアには繋がりません。



正しい基礎を得ずに飛ばしても怪我が大きくなるだけです。




とお伝えします。





軽いクラブの長所は



飛ぶ



ただそれだけです。





短所を挙げるとキリがありません。



手打ちになる


曲がる


縦の距離も合わなくなる(飛びすぎることが多々あり)


重心が高くなる





・・・




まだまだありますが


このくらいで(笑




正しく飛ばす技術を身に付けることと


道具で飛ばすことは




意味が大きく違います。





他力本願は


必ず痛いしっぺ返しがきます。





今の市販の


あまりにも軽すぎる純正カーボンシャフトは


ダウンブローとボディターンを教えてくれません。




その基礎をしっかり学んでいる人が


加齢や怪我により飛距離が落ち

そこをクラブで補おうと思うのであれば



軽く長いアイアンは大きな力になるでしょう。





でも


基礎を学んでいない人にとっては


正しいスイングを身に付けにくいクラブだということ




知っておくのも大事な知識でしょう。