女子プロの多くは


ドローボールをマスターしています。




コース攻略の為のマネジメントに必要であると同時に


飛距離を出せるので


必須科目となっています。






今の時代


クラブもボールも驚異的に進化し


初心者女性でも簡単にキャリー150Yは


ドライバーで打てる。




その分コースが長くなっているわけでもないので


当然昔よりはゴルフが楽になったのは事実です。




パーシモンでスチールシャフトの重い重いドライバーでは


女性の場合、初心者ではせいぜい100Yがいいところでしょう(笑




それくらい道具は変わりました。




なので


1年足らずで100を切れる初心者女性もどんどん出てきています。





それでも


上達すればやっぱり




女性ならレギュラーティで




男性ならバックティで




そんな目標を掲げる人が殆どでしょう。






飛ばす必要はない




教えるプロやレッスンプロも少なくありません。





でもそれは


”普通に飛ぶ”人の感覚。




レッスンプロのレベルになれば


女子プロでもキャリーで200Y以上は


軽く飛ばします。




男子プロならキャリー250Yが普通でしょう。




ある程度飛距離が出るようになると
飛ばそうとする努力を止められてしまい



スコアを重視するレッスンになる。




9割以上のレッスンが


ある程度上達してくると



・芯に当てること


・真っ直ぐ飛ばすこと


・上がってナンボだということ




これを重視するようにします。




以前のブログでも書きましたが・・・




100を切ることが最終目標ならそれでもいいでしょう。



しかし


そんな人はひとりもいません。



100を切れば90を切りたくなるし


90を切ればシングルを目指したくなる。




100を切ってから


90を切るために飛ばす努力をする人と




初めから80台を目指す為に、シングルを目指す為に


飛ばす努力を欠かさない人とでは




将来に大きな大きな差が出ます。





プロを目指すジュニアの子達は皆



男子も女子も



上手いし


飛ばすし


上達も早い。





その差はどこにあるのか?


ただひとつ。




初めから目標が全然違うのです。






普通のアマチュアは皆


一生懸命100を切る努力をします。




レッスンもそこに標準を絞る。




これが


上達を妨げる大きな大きな原因だということ


知っておいて欲しいと思います。





私がジュニア時代



入部して半年で100も切れないような奴は


殆ど退部していきました。



半年です。

クラブを初めて握って。


初めから取り組む練習の質がまったく違うのです。





いつまでも100を切れないレベルの人は


100を切る為の練習やレッスンを受けるから




100が切れない。




ただそれだけのことです。




当然


飛距離も同じ。





プロを目指す女性が


キャリー180Yで飛ばす努力を止めることなど




絶対にありえません。





筋トレはもちろん


体重を増やす努力



そして


飛ばす技術を身に付ける努力を必ずします。







アマチュアで


飛ばす為のハードな筋トレや体重を増やす努力をする女性は殆どいないでしょう(笑





なので


まずは技術。





ドローボールをマスターすることは


上達への近道でもあります。




右に曲げるのは目をつぶっても出来るでしょう(笑





だからこそ


左に曲げるトレーニングが必要なんです。




真っ直ぐ打つ技術を体感するには


両方を知ればいい。




単純な理屈です。










ドローボール練習 8アイアン





私がドローを打つ場合


意識するのは3点だけ。




・トップは普段よりコンパクトに


・上げた軌道(テークバック)よりインから下ろす(ダウンスイング)


・普段より低めのフォローとフィニッシュ




これだけです。



フェースを被せるとか


クローズに立つとか


インサイドアウトとか



世間で”常識”と呼ばれているものは



どれも


意識しません。







弾道の基本知識のない人は


まず知識から学んで下さい。




弾道の知識は

ふたつだけです。



ボールは



1、振った方に飛び出し


2、回転がついた方向に曲がる



これだけ。


物理です。




インサイドアウトだのクローズドスタンスだの


横文字なんて不要。




基本的な理屈を頭に叩き込み


その理屈に即した弾道を生む努力をすればいい。




左に曲げたきゃ



左に回転を付けるにはどう振ればいいのか



文字や言葉ではなく


体感すればいい。




体感できたら


上の3つを試してみて下さい。




簡単には習得できません。


1ヶ月


3ヶ月


半年


1年



かかる期間は人それぞれでしょう。


練習の頻度にもよるだろうし。



ただ

漠然といい球を打つ練習をする人は上達しません。



必ず目的を持ちましょう。



自分は今、何を得るべきなのかをしっかりと持ち

その為に集中して努力を重ねる。



それが練習です。




明日ゴルフだから



来週コンペだから




なんて言っては慌てて練習場へ駆け込む人は



絶対に上達などしません(笑





それは努力じゃない。





スポーツの世界で言えば


ただのストレッチ程度(爆





スコア100前後の飛ばない人(キャリー200Y打てない人)





男性も女性も


まずドローをマスターして下さい。





こすり球


弱々しい弾道


ランが出ない球


風に弱い弾道



これらはすべて


技術を身に付けないと解決しません。




前記した


ボディターンやアーム・ローテーション


これから書く予定の体重移動



そして


ドローボール





そういった技術を


ひとつひとつマスターすることが



”上達”なのです。




スコアばかり求めると


スライスが止まらないからドライバーを封印したり



FWを使わず常にアイアンでセカンドを打ったりといった




”間違ったプレー”


”勘違いのマネジメント”



のスパイラルに陥り



上達がかなり遅れます。




100を切りたいなら


90以下を目指したいなら


シングルが目標なら





それなりの努力と目標設定を。





巷に氾濫している


”100切りゴルファーを目指せ!”



なんて情報に踊らされると



あなたのゴルフは100を切って終わってしまいます。






目の前の目標は100切りであっても


そんなものはただの通過点。




切ってみれば大した事ないと


必ず気付くでしょう。






飛ばすこと


1Yでも先へ飛ばすこと





上達の為の大きな要素です。