今日は徹底して、自作 マイクロドローン30g未満のタイニーウープ(Tiny Whoop)を固定のアイテムで完全解説します。

Youtubeやinstagramなんかで最近よく見かけるスターウォーズの様に自由に動きまくるカメラを搭載したトイドローン情報がまだまだ少なくやってみたいけど、なかなかって方には、今日の記事でほぼほぼ飛ばせる所まで行けるかもしれません。

 

まぁ、実のところは中学の連れが自力で作りたいってんで、この記事書くことにしました。材料全部手配すれば、これ見て組み立て〜プロポとのバインド、BetaFlightでの各種設定からアームして飛ばすまで。是非うまく行ってほしい。頑張れ友よ!www

 

と言っても、個人レベルでやってるので、何か間違ってたらご指摘よろしくです。

 

また、読んでおられる方は、一部商品などが海外通販でないと手に入らないもの等もあるので事前に海外で通販する為に準備しておくと(クレジットカードやPayPalアカウント)非常に便利です。

 

今回用意するのは

FRSKY QX7 またはQX7SなどのTaranisのプロポ

フレーム(おすすめはコックローチ)

FC(Flight Controller)Beecore FRSKY用

モーター(おすすめはNekoPunchゴールド:通称:猫金モーター by BANCHO FPV)

バッテリー(NekoPunch 250mah HV)

ペラ(プロペラは取り急ぎBanggoodとかで買った安いの)

カメラ(おすすめはちょっと高いけどFX900TW)

キャノピー(TinyWhoop本家サイトから購入分)

 

あとは、ハンダ20〜30w、ニッパー、ラジオペンチ、カッター、ハサミ、グルーガン、100均のクリップ、あると便利なコードの皮剥き工具(名前何だっけ)、ピンセット、ルーペなどなど。

 

写真はモーターがNekoBlackの25000kv(というパワフルなモーター)になってるけど、最初は安定のNekoGoldモーター19000kvで十二分にパワフルだと思うし扱いやすいので猫金を用意しましょう。同じくBanchoFPVで電源に使う2.0コードも売ってますし、自作することも可能。まぁ、今回は作られたコード使いましょ。楽だし。

 

まずは、およそ6cm程度で電源用の2.0コネクタをカット。

カットしたら2mmほど出して皮剥き。

こんな感じ。

 

次にFC取り出す。今回、基盤以外のコード短いのと両面テープは使わない。

裏見ると、モーターのコネクタ1.25のジャック4つと、写真右側にGND、VCCと書かれた穴があり、GNDがマイナス、VCC(2つ穴の下側)がプラスの電源取る部分が見えます。

 

写真の様にUSBのジャックの脇からプラス、マイナスを間違わない様に

さっき確認した電源の穴に差し込みます。この時、USB側に少し銅線が剥けて見える位にしておくと後でこちら側にも、おんぶハンダするのに隙間があって便利です。

 

裏に戻って、こんな感じ。

 

100均のクリップなどを使ってFCを固定。

 

こんな感じでハンダする。

ハンダはまず基盤を3〜4秒温め、そこにヤニ入りハンダを投入し、小手先にハンダが溶けたら先にヤニ入りのハンダを離し、コテから基盤に染み込むのを待って離す。

 

ちょっと雑だけど、まぁ、こんな感じで。

 

表側もこんな感じで少しハンダを盛っておく。

 

続いて、その盛ったところにカメラ用の電源を取る。写真右側の1.25ピンのオスをおんぶハンダする。(注意!後で知ったんですが、写真の1.25ピンのコネクタは某精密機器店で買ったんですが、赤黒逆に付いてました(大汗)このせいで、カメラ1つショートさせてダメにしてしまいました。今回は説明なんで、写真の通りと思ってもらって大丈夫ですが実際に作業する際には次のイラストを参考にプラスマイナス確認して下さい)

 

解るかな・・。

 

まず、これくらい約2cm程度にカット。

これも皮を剥いて、予備ハンダします。

予備ハンダもこんな感じで、100均のクリップでスタンド状態にすると便利。

予備ハンダとは、事前に銅線などにハンダを流し込んでおくこと。

 

で、写真の様にハンダでおんぶさせて取り付ける。

 

いい感じで、おんぶハンダ完了(見た目は合ってるのに逆だけど・・涙)

 

次にドローンに搭載するカメラにも1.25メスのジャックをハンダ付けする。

先ずは、安価で出てるEachineのカメラを例に

安めのカメラ(Eachineの3000円程度のもの)だとこんな感じで1.25ピンのメスをハンダで付ける。

ジャックの写真右下(白い大きい方)は2.0の電源用で、右上が1.25ピンのメス。この小さい方をカメラの電源の先へハンダ付けする。写真上部がハンダが済んだ状態。付け根はグルーガンで補強済み。(参考までに)

 

そして、今回はちょっとお高いですが、奇麗な画質と安定した電波を発するクローバーアンテナ装備した

TinyWhoop本家サイトで売っているFX900TW(FX805を改造された商品)を使います。

先ほどはEachineを紹介してましたけど、TinyWhoop本家サイトで売っているFX900TWを今回は使います。

箱から出して見ると、電源コードが異様に長いのが特徴的。何で??って感じ。まぁ、大は小を兼ねるってことで無駄に長いので切ります。

これも付け根から2cm程度でカット。

 

切ったら、剥いて収縮チューブを事前に装着して予備ハンダ。細い線なので軽めに。

1.25ジャックにも予備ハンダ。

 

こんな感じにハンダする。(注意!上にも書いてますがハンダする前にカメラ側の

電源の根っこに熱収縮チューブ約直径1mm程度をはめておくのを忘れずに:写真左上のコードに赤いチューブが入っているものがそれです。もちろん黒もつけてます)

 

熱収縮チューブはヒートガンか、ハンダの小手先より下の温かい部分とかを近づけたり、ライターでも縮んでコードにへばりつきます。

 

そして、モーターの準備

次に、モーターのコードをグルグルある程度ねじっておく。どっちでも良いんだけどこれは、完成後のコードのバタツキ防止と、扱いやすくする為。

モーター4本とも、ねじる。この時、白黒のコードのモーターと、赤青コードのモーターと2種あるのがわかる。CWとCCWって言うらしく回転する方向が違う。

白黒は左周り、赤青が右回りになる。

 

写真上部が進行方向で、上から見て右前(右上)が白黒モーターと覚えてしまうと楽。

右上に白黒を装着したら、はすかいの対角線上の所にも同じ白黒モーターを装着。

ちなみに余談ですが、フレームはコックローチだけど解説用にお古のフレーム使ってるのでちょっと見た目汚れてます(ご愛嬌)

また前後の向きがわかりにくいけど逆になってもまぁ、大丈夫かと思います。

 

こんな感じでモーターの線を入れる。

裏から見るとこんな感じ。

モーター刺してテンション上がってFC載せてみたいけど、実は事前にUSB接続でパソコン設定するのに、フレームに取り付けてしまうとUSBが刺せなくなります、、なので先にパソコンへ・・。

 

パソコンに、写真の様にマイクロUSBで接続する。(電源供給される差し込みへ)

 

そして、設定する為のアプリをパソコンに入れておこう。

先ず、MacでもWinでも、Google Chromeでブラウザを開き、通常はウィンドウ左側にアプリボタンが出てるのでクリック。Googleのアプリから「BetaFlight」を探して追加。

ココで

これでアプリ入った状態

 

Windowsの場合は、

この3つのドライバを入れなければBetaflightの接続が出来ないかもとの情報です。

詳しくはコチラ

http://dekunobuu.hatenablog.com/entry/2016/08/30/190315

 

 

起動したらこんな画面。赤丸でかこった所でFCとコネクトできるけど、最初は出来ないかも。

その場合は、左のメニューの「Firmwere Flasher」をクリックして焼き直しできる。

 

とにかく、追加したBetaflightアプリを起動した状態でUSB接続。

 

BetaFlightで、コネクトできない場合は、FC焼き直しすることで接続できる。またコネクトできたとしてもプリインストールされているファームウェアが違っている場合もあるので、できれば焼き直しをオススメします。(あくまで今回自分がおすすめする設定の為です)

 

焼き直しの画面に行くとこんな感じ。

1)「SPRACINGF3EVO」を選択

2)3.1.7のバージョンを選択(新しいものもあるけど、現時点で自分が安定してるのがこれなので)

3)右下の「Load Firmware[Online]」をクリック(これで、データがダウンロードされると思います)

画面がダウンロードされて注意書きみたいなのが出たら、いよいよ焼き直しです。

4)「Flash Firmware」をクリック。(何もしなくてもウマく行けばフラッシュされます)

 

焼き直しは、何もしてなくても(ショートさせてなくても)できる場合が多いですが、焼けない場合は写真のFC中央部に小さく「boot」と表記されたところに2つのハンダされた部分が見えます。この2つをゼムピンなどの先を使ってハシゴさせてショートさせた状態で4)の焼き直しを実行します。

「bootボタン」がついてるFCなんかもありますが、今回はこのBeecoreなんでショートさせながら行うとできます。

うまく行かない場合は、USBを抜いて挿し直したりしながらトライします。

 

焼き直しが完了したら、いよいよコネクトして各種設定を手動で設定もできるんですが、今回はおすすめセットアップをコピペで書き込み(インストール)します。

 

先ずUSB接続した状態で、BetaFlightの最初の画面右上の「Connect」クリック。

するとこんな画面になるんで、左のメニュー1番下の「CLI」をクリック。

 

画面再下部の入力欄に、次の記事からまるまるコピーした物を貼付ける。

貼付ける記事(https://ameblo.jp/goldtrip/entry-12337481258.html

 

貼付けてリターンキー等押すと「ずらずらずら〜〜〜っ」とウィンドウ内に書き込まれて行く。

最後にsaveと入力してあるはずなので、そのまま初期画面に移動するか、コネクトされた状態になる。

 

コネクトできれば、もうデータは書き込まれてるので様々な設定が概ね済んでいる状態。

 

そこで、今度はFCとプロポのバインド(ペアリング的なこと)を行う。バインドできれば、プロポの操作がちゃんとFCに反映されるし、画面上でも操作してるのが解る様になります。

 

バインドに関しては、後日記事を書こうかなと思ってますが、プロポ側の操作を動画にまとめてあるので

実際に動画を見たいと言う方は直接メールでも下さい。

 

以下、プロポの設定が出来てる状態として、進めます。

 

先ず、プロポのバインド状態にします。プロポ側で「BIND」または「BND」を選んでる状態。

ピピピッ、ピピピッなどと音が鳴ってバインド待ち受け状態になります。

 

この状態で

FCの写真で左下の部分にbootと同じ様に2つハンダが並んでる所によく見ると「Bind」と書かれた所があります。

ココをbootでも使った全品などでショートさせながら、FCにバッテリーを接続します。

解りますかね?ゼンピンがあるすぐ上の部分です。

こんな感じ。

ショートさせた状態を100均のクリップで挟めば1人でバッテリーをさす事が容易になります。おうちの方に手伝ってもらうのも手です。(USBはパソコンから抜いておいても良いです:注意:抜く時は画面右上の「Dis Connect」をクリックしてから抜きます)

 

バッテリーを挿すと、チカチカチカッと反応があってからしばらくすると安定したLEDのともり方になります。

 

そうなれば、もう一度USB接続してみます。

 

左のメニューで「Receiver」開いて、プロポの電源が入ってる状態でスロットル

(モード2の場合は左スティックの上下)を動かして、「Throttle[T]」のメーターが動けばちゃんとバインドされてます。

 

動かない時はBIND作業が出来ていないと思われるので、再度、プロポとのBIND作業を行い、この確認まで行います。

 

うまく動けば、次に

左のメニューで「Modes」を開き、機体(ドローン)との各種スイッチの割当を確認します。

ある程度、最初にまるまるコピペして入ってるんですが、念のため。

 

通常僕はプロポの右上の端っこにあるスイッチをON、OFFスイッチに割り当てていて

そのスイッチを僕は「AUX1」として割り当ててます。

その逆で、左上の端っこのスイッチを飛行モードの切換えに割り当ててます。左上のスイッチはAUX2としてプロポ側で設定してます。スイッチの割当がちゃんと出来ていれば、この画面で画面の通りに設定するだけでOKです。

 

確認項目としては

1)〜8)までと、「コレ」と書いてる部分がプロポの操作で思い通りに動いているかです。

 

画面上部の「ARM」の項目は機体のONとOFFのスイッチとなります。

 

その下にある「ANGLE」モード、コレが初心者向けのジャイロセンサーの効いたモードでの飛行になり、通称レベルモードなどと言います。

 

「AIR MODE」は、ジャイロが効いておらずスティック操作の通りに動く上級者モードで通称acro(アクロ)モードと呼んでいます。

 

最後に「HORIZON」はレベルモードと、アクロモードの中間的な動き。いわゆる、スティックを思いっきり入れるとジャイロセンサーは働かず、フリップ等の動作も受け付けるが、スティックから指が離れたり緩い操作の時はジャイロセンサーが効いた状態で水平を保とうとします。

 

これら全部がAUX2で左人差し指で切換えできる様に設定していれば良いかと思います。

 

ここまでくれば最終段階です。

FCに写真の様に黒いクッションをはめ、フレームに固定します。

 

こんな感じ。

先ず最初に進行方向の前と後ろをビスで固定。

続いて、カメラをカメラマウントに装着。

こんな感じ。

 

こんな具合で載せて、コネクターを差込みます。

差込みました。(僕の場合はFCから出てるコネクターが赤黒逆の物だったのでこのあとショートしましたが・・・大泣)

 

こんな感じでカメラマウントごとフレームにビス留めします。

後ろのクローバーアンテナは少しねじらないと納まりません。

裏向けて、モーターの各コネクターをそれぞれのモーターに近いジャックへ差込みます。

 

モーターのコードがびろびろしてるので、小さいゴムリングで固定します。

 

こんな感じ。

 

表向きにしてプロペラ装着。プロペラは向きがあるので写真をよく見て押し込んで下さい。

 

この写真は、カメラとの接続を僕が個人的にやり直した状態。

カメラから来てる赤黒の線と、FCから来てる赤黒の線とが交差して刺さってると思います。

通常では、おかしな状態に見えますが、僕が持ってたFC側の線が逆になっていたから

こんな事になりました。買った所にクレーム言いたい・・涙

 

ちなみに、カメラはダメにしましたがFCは割とショート等にも打たれ強く壊れていませんでした。

 

ちょっと雑いですが、バッテリーのコネクターの抜き差しする辺りをグルーガンで補強。

良く触る場所なので。

 

キャノピーもフックのかかる場所が直に割れちゃうし、カメラのレンズ開口部の下部も良く割れます。

そこも予め、グルーガンやボンドで補強しといてやると長持ちしますよ。

こんな感じ。

 

はい、無事に完成しました。

260mahのロングバッテリーと計って28.7g。ちょっと重たいですけど、モーターも25000kvで少し重たいものなので、まぁまぁです。

うん、いい感じ!

 

 

どうでしょうか?無事に出来ました???

 

ちょっと説明するのも難しいし、Youtubeで動画のレビューもありますが、ゆっくり画面見ながらって事でblogにしてみました。ちょっと後で時間出来たら、各パーツのリンク貼って更新したりしますね。

 

ではでは〜。