東電補償金は「収入」、生活保護打ち切り
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、生活保護を受給していた福島県南相馬市といわき市の約150世帯が、同社から受け取った仮払い補償金を「収入」とみなされ、生活保護を打ち切られたことがわかった。
厚生労働省の指針に基づいて両市が判断した。補償金を受け取ることができる生活保護受給世帯は同県内で約620世帯あるとみられ、補償金の申請は現在も受け付けていることから、今後も同様のケースが出る可能性がある。関係者からは制度の改善が必要との指摘も聞かれる。
福島県の被災者の場合、日本赤十字社などの義援金のほかに、福島第一原発から30キロ圏内と計画的避難区域の世帯は一律に、東電の仮払い補償金(1世帯あたり100万円、単身世帯は75万円)を受け取ることができる。
南相馬市の生活保護受給世帯のうち、同圏内にあって補償金を受け取ることができるのは約320世帯。同市は、「自立更生に充てられる額」を計算した書類を提出するよう受給世 帯に要請。各世帯が通常の生活を送るのに必要な金額を考慮し、被災状況や家族構成なども加味して審査した結果、補償金を受け取った約150世帯の生活保護を打ち切ることを 今月1日に決めた。ほかは審査中。市は「『補償金は見舞金と思っていた。なぜ収入とされるのか』との声もあったが、『手持ち金がなくなれば生活保護を再申請できる』と説明し、納得してもらった」としている。
いわき市も今月1日、20世帯のうち、審査中を除く2世帯について打ち切りを決め、今月 分から支給されなくなった。
(2011年6月16日03時04分 読売新聞)
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110615-OYT1T01295.htm
東電の資金がなくなれば再申請が受けられるから納得・・・
災害や原発による避難者に対するセーフティネットは果たして生活保護という形でいいのだろうか
今の、制度ではそれしかない。ただ保障問題はこれからずっと続く、東電はずっと払い続けられるのか?
t東京電力の赤字額が1兆円と言われている中、来期、再来期、10年、20年後までも面倒見ますか?
保障できなくなった人は生活保護になるのでしょうか?
大阪での生活保護問題とはちょっと違うかもしれませんが、国、地方自治の早急な対応が求められます。
補償問題や生活保護者増による電気料金値上げや税金徴収。20年後まで続くのかもしれません。。。