ダイワバーバリアンの２勝は何れも自己条件のものですが、前走の朝日杯ＦＳでは、年明けにシンザン記念を制したガルボに先着して３着。かなりメンバーの揃ったデイリー杯２歳Ｓでも0.3秒４着。ＧⅢなら何処に入っても勝ち負け出来る能力はある。前走でも宥めながらの追走だっただけに１Ｆ距離延長が課題になりますが、折り合っていければ当然勝ち負け。
シャインは復帰後２戦が好内容。中京２歳Ｓが後方で脚をタメる形からの差し切り。シンザン記念ではスッとハナを切って粘り込み。どんな競馬でも出来るのは強み。距離延長も問題ないし、京都の外回りを経験できたのも収穫だった。前走で３馬身離された勝ち馬が朝日杯ＦＳ４着のガルボだからダイワバーバリアンとの比較では分が悪い。しかし、1800㍍なら逆転の目は十分にある。
レーヴドリアンは前走で出世レース・福寿草特別を勝って目下２連勝。その前走、先頭に立ったのはラスト１Ｆ過ぎで、実質100㍍程度で後続に２馬身半差。スタートが速くないので常に後方からの競馬になってしまいますが、終いの切れ味はそれを補って余りある。１Ｆ短縮でもスタートしてからが長い外回り1800㍍なら楽に追走出来るし、最後の直線がたっぷりあるのも魅力。首位争いだろう。
アドマイヤロイヤルは札幌で初勝利を挙げて以来で目立つ実績はありませんが、暮れの阪神ＪＦで２着だったアニメイトバイオには、初戦で0.5秒、２戦目は0.4秒先着。初戦は初めての実戦でスッと反応しなかった分、届かなかったが、２戦目は集中出来ていたし、クビ差でもステッキを使うことなく押し切った。能力の高さは推して知るべし。帰厩後の乗り込みも入念。半姉にＧⅠ２勝馬ラインクラフトを持つ血統背景からも注目の１頭。
ステージプレゼンスは前走で初勝利。前々走は３着とはいえ上位２頭には0.6秒離されてしまった。とはいえレース前に蹄鉄を打ち直した影響は少なからずあっただろうし、レースでは直線で前が壁になり一旦下げて、外を持ち出すロスが。スムーズなら際どい競馬だっただろう。その上位２頭が京成杯で１、３着。昇級戦ですが能力はヒケを取らない。久々を叩いた上積みからも軽視は禁物。
ネオヴァンドームは３戦続いた２着に前走で終止符。着差は0.2秒でも余裕たっぷりの勝ちっぷりだった。前々走でクビ差だった勝ち馬が、次走でレーヴドリアンから0.4秒差、先々週には500万特別勝ち。ここでも大きな力差はないはず。同じ京都1800㍍を勝っているのも魅力。好位で立ち回れ終いも確かなタイプだけに大崩れはないだろう。
インペリアルマーチの初戦は内でロスなく運べたこともありますが、ゴール前は流して２着に２馬身半差、レースのラスト１Ｆは11.7秒。まだ太目だったことを考えれば能力はかなり高そう。４日の坂路で50.8秒をマークするなど使った上積みはかなり大きい。キャリアは浅いですが、未知の魅力は溢れている。
春のクラシックに繋がる重要なレース。そう荒れないのが特徴。実績的に朝日杯ＦＳ３着のダイワバーバリアン、シンザン記念２着のシャイン、目下連勝中のレーヴドリアンの争いか。
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