レインダンスの前走は京都金杯。上位２頭とは４㌔のハンデ差があったとはいえ、一線級の牡馬を相手に１/２、アタマ差３着。毛ヅヤも良かったし、ようやく復調気配。その前走を含め、京都1600㍍は②③着。②着は昨年のここと条件はベスト。斤量は１㌔増えますが、54㌔は昨年と同じだし牝馬限定戦に替わるので、当然相手関係は楽になる。ようやく待望の重賞制覇のチャンスが訪れた。
ザレマは1600㍍以下の牝馬限定のオープンで②②①③②④、④はＧⅠのヴィクトリアマイル。４走前には牡馬相手に重賞を勝ち、その後２走も差は僅差。牝馬同士なら力上位は明らか。スタート直後に不利を受けた阪神Ｃは度外視できる。このレースでは一昨年２着、昨年３着。条件に不足はない。ただ、その２回が54㌔、今年は56㌔。超がつく大型馬だけに大きな影響はないとは思いますが、ちょっと分が悪い。
ワンカラットも阪神Ｃでスタート直後に不利を受けた口。結果はこちらも度外視できる。昨年のフィリーズレビューの勝ち馬で、1600㍍の桜花賞でもブエナビスタ、レッドディザイアから僅差の４着。NHKマイルＣも３着から0.3秒差。マイルまでなら難無く折り合えるし力を出し切れる。１週前の攻めの気配も良好。実質的には初めての年長馬相手で、斤量もそう変わらない54㌔と条件は楽ではないですが、克服は十分に可能だろう。
ブラボーデイジーは昨年のヴィクトリアマイルの２着馬。展開利があったとはいえ、愛知杯ではリトルアマポーラからクビ差、破ったメイショウベルーガは先々週、牡馬を相手にＧⅡを制覇。それならば、この馬も牝馬同士なら力上位。もちろん、マイルは力を出せる距離だし、脚質的に直線の平坦な京都もいい。取消明けの分がどうですが、１週前の動きからも力は出せそうだ。
プロヴィナージュは復帰後、芝では２戦２勝。一昨年の秋華賞３着馬とあって条件戦ではそもそも力上位ですが、加えてリフレッシュの効果が絶大だったよう。この中間も気配もいい。距離が２Ｆ短くなりますが、芝・ダート合わせて1400㍍～1600㍍では＜2210＞。何の問題もなさそう。54㌔なら重賞でも勝ち負け。
クラウンプリンセスは良績が阪神マイルに集中していますが、昨年のここが不得手な緩い馬場でも0.5秒差と大崩れはしなかった。勝ち鞍もあるし、京都でも力は出せそう。前走より１㌔増える分がどうかですが、牝馬同士なら流れ一つ。
ヒカルアマランサスは格上挑戦の愛知杯でメイショウベルーガとハナ差。52㌔だったとはいえ、オープンでもやれる力があることを示した。実績から距離短縮は問題ない。その後の調整も入念。別定に替わってどうかですが、出来の良さからからも引き続き警戒はしておきたい。
昨年の覇者チェレブリタ。抜群の切れ味が武器で、京都1600㍍は持ち味を生かせるベストの条件。前走、初めてのダートでも崩れなかったし、芝に戻れば更に期待出来そう。
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