◎は②ブエナビスタ。春は絶対的な強さで牝馬クラシックを制した同馬。しかし、結果的に遠征はしなかったが、凱旋門賞挑戦表明から悪い流れに嵌ってしまっ た。ＧⅡ札幌記念２着に、３冠制覇を狙ったＧⅠ秋華賞では２位入線も３着に降着。連敗からの巻き返しを狙った前走のＧⅠエリザベス女王杯でしたが、大逃げを打った２頭が残る波乱の展開となり３着まで。とはいえ後方集団からいち早く抜け出し、上がり３Ｆ３２.９の鬼脚で２着馬にクビ差まで迫るあたりは非凡な 能力があってこそ。一気に相手強化される今回は楽ではないが、ライバルのレッドディザイアがハイレベルのメンバーが揃ったＧⅠジャパンＣで僅差の３着に なったことからも、同馬も歴戦の古馬相手でも力不足ということはないだろう。瞬発力勝負の展開となるようなら、まとめて差し切ってしまうだけの力はある。 まして今回の鞍上は、これまでコンビを組んできた安藤勝から今年のダービージョッキーである名手・横山典に。悪い流れを断ち切りここを制して年度代表馬へと賭ける陣営の勝負気配も強く感じる。３歳牝馬４９年ぶりの有馬記念制覇を期待したい。
〇に⑨ドリームジャーニー。今年のＧⅠ宝塚記念を制した春のグランプリホース。前走のＧⅠ天皇賞・秋は６着と案外な成績に終わったが、もともと左回りが苦 手なことに加え、上がりの速すぎるレース展開も合わなかった。その点で右回りの中山コースへ舞台が替わることは歓迎で、2500㍍への距離延長にも不安な し。昨年の当レースは４着でしたが、その後の地力強化が目覚ましいだけに、ここは主役級の扱いをして当然だろう。ディープインパクト以来、３年ぶりの同一年グランプリ制覇へ向けて、期待は十分とみてよさそう。
▲に考察３で取り上げた⑥エアシェイディ。ＧⅠ天皇賞・秋、ＧⅠジャパンＣの内容からも８歳の秋を迎えましたが衰えは見られない。ジャパンＣの最先着馬(５着)ながも今年も人気薄と気楽な立場で挑めるだけに、昨年は３着でしたが、それ以上の戦績も十分ある。
注に⑧リーチザクラウン。ＧⅠ前走のジャパンＣでは逃げて９着。1000㍍通過が５９.０秒と2400㍍にしては淀みのない流れで、直線で馬群に沈んでし まった。ＧⅠではダービー２着はあるものの、皐月賞(１３着)、菊花賞(５着)と高い能力を秘めながらも気性面の問題から未だＧⅠタイトルに手が届いてい ない。しかし、脚質的にコーナーを６度回る中山コースに替われるのは大きなプラス。今秋は屈辱的な乗り替りなど色々と厳し見方をされていますが、天才・武 豊騎手が最後の最後に意地の逃げ切りを期待したい。
◎②ブエナビスタ
〇⑨ドリームジャーニー
▲⑥エアシェイディ
☆⑧リーチザクラウン
△①アンライバルド
△③ミヤビランベリ
△⑪イコピコ
△⑭セイウンワンダー
△⑮ネヴァブション
３連単・Ｆ
◎→〇▲☆→〇▲☆△
〇▲☆→◎→〇▲☆△
３連複・馬単ボックス
①アンライバルド
②ブエナビスタ
⑥エアシェイディ
⑧リーチザクラウン
⑨ドリームジャーニー
⑪イコピコ
⑭セイウンワンダー
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