JCダート・考察1 | 万馬券主義

万馬券主義

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GⅠジャパンCダートは、米GⅠ馬サマーバードが骨折で回避したものの、16頭の出走予定馬中13頭が重賞ウイナー。粒ぞろいのメンバーとなっている。この中でまずは前走の交流GⅠを勝ち、秋の好スタートを切った実績馬ヴァーミリアンに今回スポットを当ててみたい。

ヴァーミリアンはGⅠ8勝を含めダート重賞勝ちが歴代最多の11。今年のメンバーで2番目に多いのがメイショウトウコンの5勝だけに実績では断然抜けた存在。

一昨年には東京2100㍍で行われていたこのレースを2分6秒7のレコード勝ち。秋から暮れのGⅠ3戦を見事にブッコ抜いた。阪神1800㍍に舞台を移した昨年もJBCクラシック勝ちから連覇を目指した。ところが、1角で直進してきた外国馬に弾かれ、道中は、外、外を回される不利。結果は、アタマ、クビ差③着。これが、ケチのつき始め。流れが悪くなり、続く2戦も東京大賞典②着→フェブラリーS⑥着と稼ぎどころを逃してしまった。それだけに何としても雪辱を果たしたいところである。

今年の前半戦は帝王賞で復活の狼煙を上げると、秋はJBCクラシックからスタート。逃げるマコトスパルビエロを見る形で道中は、2、3番手を追走。4角で内を突き、直線は馬体を併せての叩き合いに。最後は粘るマコトスパルビエロをアタマ差退け、8つ目のビッグタイトルを獲得した。久保助手は『着差以上に強かったんじゃないかな。あとで聞いたら、名古屋の内ラチ沿いの1頭分は砂が深いらしい。そこを突いて伸びてきたんだからね。7歳の秋だけど衰えはないよ』と語る。

この中間も元気いっぱい。すぐ馬場入りを再開すると、坂路、コースを併用して乗り込みは入念。先週水曜には坂路4F53.6-13.6秒。攻め駆けしないタイプの上に今の坂路はかなり荒れた状態。それを考えれば数字は上々。何よりも馬体の張りはいい。

態勢は万全。イキのいい3歳馬、4歳馬たちに先輩の貫禄を見せ付ける可能性は高い。

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