スラテリードは函館２歳Ｓの勝ち馬。２戦とも1200㍍だったし、テンションの高い面もありますが馬群の中でジッと我慢できた前走を見る限りは1400㍍にも十分対応出来そう。馬込みを苦にしないのも強み。３ヵ月ぶりですが、しっかり乗り込んでいるし気性的に久々を苦にするタイプでもないだろう。初めての当日輸送と速い時計への対応が課題になりますが、クリア出来れば勝ち負け。
カレンナホホエミは小倉で２連勝しての臨戦。初戦は馬が３角でやめて一旦下がってしまったが、直線を向くとスッと反応してあっさり差し切り。負かした２着馬がその後、小倉２歳Ｓで４着したのだから、この馬も重賞で勝ち負け出来るくらいの能力はある。立ち回りが器用だし、追われてからの伸びも確か。１Ｆくらい距離が延びても問題なさそう。久々ですが帰厩後の乗り込んも入念だけに力は出せるだろう。
ラブグランデーは前走、強み牡馬を相手に見せ場十分の0.3秒差。前々走は勝負どころで行き場を失い、正味直線だけの競馬で３着。額面以上の評価が必要だろうし、牝馬同士なら当然、首位争いの一角。デビュー以来、コンスタントに使われているだけに大きな上積みは見込めないが、攻めの気配からは出来落ちは感じられない。引き続き上位争い。
スイートエスケープは初勝利までに４戦を要したが、初戦も２戦目も外へ逃げる感じで走っていたし、３戦目は出遅れて差し届かなかったもの。それぞれに敗因がはっきりしている。スムーズに走れた前走でレコードをマークしたのだから能力は高い。距離は延びるが、控える形からしっかりと脚を使った前走の内容な対応できそう。レース後の調整も順調そのもの。
アースサウンドはダートで勝ち上がったが、その前走内容が圧巻！スッとハナを切ると４角では早くもセーフティーリード。最後までほとんど馬なりながら、２着に８馬身、時計もレコードに0.3秒と迫るもの。初戦は状態が本物ではなかっただけで重賞で勝ち負け出来るだけの能力は備えている。中間の攻めの動きもいいだけに初めての芝さえ克服出来れば面白い存在。
他では、新潟２歳Ｓで切れ味があるところを見せたスプリングサンダー、前走でラナンキュラスに食い下がって２着したグレナディーンにも注目したい。
現時点での◎は未定。無敗の馬が３頭。良血ラナンキュラスはスタートに難がありますが素質の高さを感じさせた２連勝の内容。ステラリードはイレ込んでいただけに初の輸送が心配ですが京都の軽い芝の方が良さそう。カレンナホホエミは器用さがあるだけにそこを生かせれば。
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