そのブエナビスタ。春は桜 花賞・オークス共に次元の違う末脚で差し切り２冠を達成し、メジロラモーヌ、スティルインラブに続く、史上３頭目の牝馬３冠に挑む。前走の札幌記念で２着 に敗れ、凱旋門賞への挑戦を断念と苦い後味が残った結果となってしまった。しかし、この敗戦で救われたこともあった。「負けてよかったところもある。蟻洞 （蹄に穴があく疾患）が早めに分かったからな。もし、海外で症状が出てたら…」とは松田博師。敗因を探るために、馬体を入念にチェックしたことで症状が発 覚。早期発見が功を奏し、大事には至らなかった。松田博師の牝馬３冠挑戦で思い出されるのが、９３年の桜花賞、オークスを制したベガ。ぶっつけで臨んだエ リザベス女王杯で３着に敗れ、３冠達成はならなかった。順調さではベガを大きく上回る。これまで先着を許した３頭はすべて牡馬。敗れた前走にしても古馬の トップクラスを相手と初対戦だった上、小回りコースの中をただ１頭、後方から大外を回りながらも差し切り寸前まで追い込むなど、やはり能力は同世代の牝馬 の中ではアタマ１つ抜けているだろう。力さえ出し切れば３冠は濃厚。ただ不安要素もある。それは今回の舞台は京都内回り2000㍍な点。小回りで、しかも トリッキーなコースだけに後方からレースをするタイプのブエナビスタには不利なコース形態。前走のように、展開次第で取りこぼす可能性は十分あるだけに名 手・アンカツの手綱捌きにも注目。
逆転候補の一番手は春のクラシック２冠でいずれも２着だったレッドディザイア。 特に惜しかったのはオークス。僅かにハナ差と非常に惜しい結果だった。例年のクラシックなら勝てていたと思わせた内容。それだけに、この馬ならばブエナビ スタを負かせる可能性を十分に持っているとも印象付けた。それを実現させるためにも、まずは前哨戦でしっかり勝っておきたいところでしたが初めてブエナビ スタ以外の馬に後塵を拝し、まさかの２着に。この敗戦をどう取るか、評価が分かれるところだろう。ただ、敗れたにせよ、最後はいい脚を使っていましたし、 内容としては決して悪くなく反応がやや鈍かった点などいかにも休み明けの競馬だった。今回は叩いた上積みもあるし反応は良くなるはず。またブエナビスタよ りも前で競馬ができる器用さがあり、どこからでも伸びてくる安定感はピカイチ。春二冠いずれも２着に敗れた悔しさを晴らすためにも、最後の一冠は何として でも奪取したいところ。
こちらも最後の１冠を虎視眈々と狙う栗東・藤原英厩舎の３頭。まずは前哨戦のローズＳを制したブロードストリート。 ブエナビスタは出走しなかったが、春クラシックで主役を務めたもう１頭であるレッドディザイアを撃破し、一躍ヒロイン候補として躍り出た。春もオークス４ 着など、センスのある競馬を随所に見せいていたが、秋になりその素質を一気に花開かせた印象。あのメンバーであれだけの競馬を出来たのはやはり能力はもち ろんですが成長している証だろ。当然、今回も主役候補の１頭。２走目の上積みもありますし、ローズＳ同様の競馬を展開すれば、ブエナビスタ、レッドディザ イアよりも前の位置で競馬ができるという強みもあるだけに連勝で一気に秋のヒロインの座へ駆け上がったとしても不思議ではない。
桜花賞、オークスともに３着だったジェルミナル。ローズＳは１１着と大敗してしまったが、これは中間に外傷のアクシデントもあり、多少なりとも仕上がりに影響したと思われる。まともに走ればあれだけ負ける馬ではないはず。今回は２戦２勝の京都で叩いた上積みもあるだけに変わり身は必至。軽視は禁物だろう。
藤原英厩舎からもう１頭ワイドサファイアも 侮れない存在。調教では上記２頭よりも動く馬で、陣営も２歳時からこの馬の素質を高評価していました。春の時点では残念ながら能力のすべてを発揮できませ んでしたが、だからこそ、ひと夏の成長を経た秋での激走を陣営は期待している。前哨戦のローズＳは不発に終ってしまったが、ゲート出遅れの上、最後の直線 では前が詰まって追えずとまともに競馬をしていない。潜在能力ではかなりのものを秘めているだけに、一発の可能性は十分ある。
潜在能力と言えばミクロコスモスも まだ見限れない存在の１頭。ローズＳでは手応え十分で最後の直線に向いたものの、思いの外伸びず４着。４コーナー手前から積極的に押し上げた為か。あまり 長く脚を使えるタイプではないのかもしれない。ただ一瞬の切れ味は上位の馬にはヒケはとらないだけに今回の内回り平坦コースは条件は好転する。脚の使いど ころが難しいタイプだけに武豊騎手がそこをどう乗ってくるかが好走のカギ。
東のトライアル・紫苑Ｓを制したダイアナバローズ。 レース自体は追ってしぶとい脚を見せていたし、ひと夏を越して成長しているのは確かだろう。ただ、春のオークスでは７着していた馬。大幅に成長していると までは言えないですし、上記に挙げた馬たちとまともに競馬をして互角に渡り合えるとまでは言えない。しかし、これまでのレースぶりから、道悪になって上が りのかかる混戦になれば面白い存在なのは間違いない。
紫苑Ｓ組で本番での一変を秘めていそうな馬となるとデリキットピースか。 春にはキャリア１戦の身ながら忘れな草賞でブロードストリートを負かしており、潜在能力には注目すべきものがあった。前走は大敗してしまったが、１度叩い ての上積みは当然期待出来るし、何より先行脚質が小回りコースでは有利。紫苑Ｓで大きく負けている分、マークが薄くなって楽逃げできれば、アッと驚く大駆 けも。
トライアル組以外で注目なのはモルガナイト。 先週、東西重賞制覇で勢いに乗る絶好調の音無厩舎所属。その良血から来る潜在能力は春上位組と比べて劣るものではなく、９月阪神での古馬相手の２連勝がそ れを証明している。春はスイートピーＳで７着に敗れているものの、これはデビュー２戦目。これは度外視していいだろう。この馬が３歳牝馬の秋路線で最大の 上がり馬とだろう。
他にはパールシャドウも伏 兵以上ともいえる存在。春の重賞戦線では期待されながら、いずれも結果を出せませんでしたが、夏の札幌での２戦は前々走がミクロコスモスの２着、前走は後 のローズＳ３着馬クーデグレイスを破っての勝利と、好内容の結果を出した。この馬もここに来て期待されていた素質が開花してきた模様。札幌で勝ち負けを 争った相手関係から考えれば、秋華賞でも上位争いをして不思議はない。
現時点での◎は３冠制覇の期待がかかるブエナビスタ。前走の札幌記念では２着 に敗れましたが、古馬相手にあれだけロスのある競馬をしながら僅差をしたのは、並の３歳牝馬には出来ない芸当。同世代の牝馬相手なら春同様、頭１つ抜けた 存在と思わせた走りだった。トリッキーな京都内回り２０００㍍だけに前走同様に取りこぼす危険性もありますが、札幌よりは広く直線が延びる京都だけに偉業 達成の可能性は高い。
「無料情報使いまくり作戦！」
無料情報をどんどん集めれば、それだけでもすごい情報になります。ちょっと胡散臭いサイトもありますが、登録に抵抗がある人はヤフーなどのフリーメールアドレスがおすすめです。的中への近道は情報です。無料情報をどんどん集めて週末が楽しくなる的中へ近づけましょう。
↓↓↓
あなたもその手に１００万円ＧＥＴ!!
大金を掴むチャンスを逃してはいけません！！
なんと予想、買い目が全て無料で手に入っちゃうんです！
全てのコンテンツが完全無料で使える競馬情報サイト
無料の究極競馬情報！！THE SNIPER