『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』北米初公式上映決定と日本アニメIP争奪戦??
前回記事の続きの予定だったけど、北米のマクロスファンにとっては大きな嬉しいニュースが来たので、ちょっと寄り道🍎短文のつもりだったのに8000字超えでゴメンなさい🙇来る2026年7月5日ロスアンゼルスで開催されるアニメエキスポ2026にて『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(日本国外タイトル:『Macross: Do You Remember Love?』)の北米では初の公式上映会が開かれる🎉🎉🎉会場はThe Novo❣️ WHAT A SCOOP!📸#MACROSS: DO YOU REMEMBER LOVE? will have an exclusive screening as part of Anime Expo's 2026 programming! Details: July 5, 12PM-2:10PM @ The Novo Experience the spectacle of mecha, songs, and romance that is MACROSS! Don't miss it!#MacrossAX2026 #MacrossDYRL pic.twitter.com/mYWWUiTn5d— MACROSS (@MACROSS_BIGWEST) May 14, 2026何が画期的なのかと言うと……もちろん初公式公開なのはもちろんだけど……権利問題で揉めに揉めて、2021年のマクロス著作権問題に関する包括的合意成立後もぎくしゃくが続いてて、特に初代作品『超時空要塞マクロス』と今回ニュースの『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』は、日本国外での公式の上映も配信も円盤も禁止状態が継続していた……それが今回はなんと日本国外用マクロス公式と米国ハーモニーゴールド公式(Robotech公式)の両方から同時に発表されたことなんだよね💖だから、今回の発表はマジ驚だった😍 Experience #anime history on the big screen at #AnimeExpo 2026. Be a part of the first official North American screening of The Super Dimension Fortress #Macross: Do You Remember Love? - the legendary animation masterpiece that has come to define the Macross franchise! Whether… pic.twitter.com/cChymutVqC— ROBOTECH (@RobotechNews) May 14, 2026(1)揉めに揉めたマクロス著作権利問題元々、マクロス権利問題に関しては……日本国内の権利区分があいまいで、それが海外展開にも大きな影響を与えた事例らしい……初代作品『超時空要塞マクロス』と共に初代劇場作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』はマクロス著作権利問題の煽りを最も受けた作品のひとつ……日本国内では広告代理店ビックウエスト社・企画スタジオぬえと当時の制作会社だったタツノコプロとの間で著作権を巡って1980年代から揉めてて、今世紀に入ってから制作費を負担したタツノコプロの著作権が認められて、キャラ・メカデザインに関してはビックウエスト・スタジオぬえに権利があると裁判所で認定された……さらには『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』以降のマクロスシリーズ作品の名称使用権についてもビックウエスト・バンダイビジュアルとタツノコプロが揉めてたけど、名称使用権はビックウエスト・バンダイビジュアル側で決着してる……海外権利問題は先に述べたように権利区分が曖昧なままタツノコプロと契約した米国のハーモニーゴールドUSA社(Harmony Gold USA)が、『超時空要塞マクロス』と『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』の全く異なる世界観の三作品を合体(⁉)させて、『ロボテック』(Robotech)を制作し、それが北米で大ヒットしちゃったことから問題がさらに拗れてしまった……このロボテックに関しては……当時ディズニーアニメが中心でロボット物アニメが日本に比べてずっと乏しかった米国では、ロボット物の代名詞になった作品であるらしい……当時のファンによると“日本におけるマクロス”以上の知名度を持っていたとも言われている……スタジオぬえや河森監督のメカデザインの卓越性がハリウッドにも知られるようになるという副次的効果はあったみたいだけど……日本国外マクロス権利問題の当事者はビックウエスト社・スタジオぬえ・バンダイビジュアルとタツノコプロ、さらにはHarmony Gold USA社になる……米国では株式会社は株主のもの、映画作品等の著作品は出資者のものという考え方が非常に強いし、司法的には日本でもそのように判断される事例が多い……まぁ映画などの著作品に関しては、主にファンダムベースでクリエイター自身に著作権は帰するべきという考え方が、北米を含む日本国外でも広がって来てはいるけど、まだまだ司法判断の主流には遠い部分もある……(2)権利問題直撃の『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』“愛おぼ(北米ではDYRLと呼ばれる)”はマクロス作品を巡る日米をまたぐ著作権裁判の煽りを最も受けた作品のひとつ……初代作品『超時空要塞マクロス』はまだロボテックシリーズの一部として改変された状態ではあっても北米で視聴可能だったけど、権利問題勃発中の作品であるDYRLにはそれすら無かった……ただ映画内容そのものの評価は日本同様に高いもので、正規視聴が不可能な日本国外でも熱心なファンから公式公開が強く熱望されていた……それもあって……米国では1980年代の香港用吹き替え版や『Clash of the Bionoids 』と改題のみならず内容まで改変されたバージョンが一部で限定放送されたり、さらにはスウェーデン語版などの裏技的展開はあったものの……正規ルートでの上映やDVD・Blu-rayなどのリリースはもちろん無し……そして2021年のマクロス権利問題の日米包括的合意の発表後も『超時空要塞マクロス』と『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の二作品については日本国外での展開は制限されたまま残ってたんだよね💦(3)2021年マクロス権利包括合意発表!!~でもタツノコは?ソニピクは?2021年4月9日には全世界のマクロス・ファンダム待望の「ビックウエスト、スタジオぬえ及びHarmony Gold USA、全世界的なマクロス及びRobotechの未来に関する包括的合意」が発表される!!ビックウエスト、スタジオぬえ及びHarmony Gold USA、全世界的なマクロス及びRobotechの未来に関する包括的合意を発表!2021年4月9日、東京:アニメ企業間の歴史的合意により、多くのマクロスのテレビシリーズ続編及び映画の国際的な展開が直ちに可能になる一方、Harmony GoldのRobotechシリーズに関する権利が確認された。両社は、2021年以降のマクロス及びRobotechプロジェ...macross.jp当時、金銀りんごはマクロスヲタになってまだ2年半ぐらいで大した時間経過ではなかったけど、1980年代のファンからすれば40年を経過している訳で……恐らく感慨深いものがあったかも🍎でも金銀りんごはこの発表に大いに喜んだわけだけど……いざ発表資料を読んでみると……ビックウエスト社の日本国内向け広報と日本国外向け広報の発表に何かニュアンスに違いがあると言うか……違和感を抱いていた……😅そもそも合意当事者がビックウエスト、スタジオぬえ及びHarmony Gold USAの三社のみで、日本におけるマクロス作品権利者であることが司法で認められたタツノコプロの名前が……無い!!(゜゜)また、その二年前の2019年には、タツノコプロとHarmony Gold USAの間でマクロス関係・ロボテック関係作品の知的財産権協同管理計画が発表されていて、Harmony Gold USAから2015年にロボテック実写映画化権利を獲得していたソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントにも大きな裁量が与えられていたことが発表されていたんだよね……この重要な問題に関するコメントが、2021年合意の発表内容にはタツノコがHarmony Gold USAに与えた権利を認めると宣言するだけで、一切含まれていない……🤔果たして二つの合意に整合性が担保されているのか❓問題は解決していないどころか、プレイヤーが増えてむしろ複雑化しているのでは❓と心配してたんだよね……😥(4)2021年マクロス権利包括合意後も続くゴタゴタ?案の定というか……包括合意後もゴタゴタは続く……2021年の三社合意ではマクロスの著作権問題において包括的合意に至り、日本国外で様々なマクロス続編をリリースすることで合意したと発表されたものの、ハーモニーゴールドが運営する『Robotec』公式Xは愛おぼ(DYRL)は日本国外でのリリースは禁止されていると発表していた……その理由が良く分からない……さらに2024年7月頃から英連邦圏、さらに2025年1月からはアメリカでも始まったDisney+/Hulu/Star系列でのマクロス全作品配信サービスにおいても、日本国外では初代作品『超時空要塞マクロス』と本作『超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか』は配信から除外された……『(祝)法廷闘争を乗り越えてマクロス米国内配信が遂に始まった!』長年の国内外の法廷闘争を乗り越えて……ついについに……アメリカ国内でのマクロス配信決定配信開始日は2025年1月13日配信サービスはHuluもう本当に友達…ameblo.jpそして2023年6月『SANKYO presents ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 〜Last Mission〜』最終日に発表された「サンライズによる新作マクロス制作」について、翌日にはRobotech公式Xが「2021年合意に違反しており許容できない」とポストした😶また2024年にリリースされたゲーム『Macross Shooting Insight』においても海外版には「一条輝」「リン・ミンメイ」「早瀬未沙」が登場しないなど…『ミンメイ・ショック!? マクロス Shooting Insight』マクロス・サーガを楽しむ上で実は……ゲーム商品も重要な位置づけだったりするかも🍎アニメや劇場版、小説やコミック、雑誌記事同様、ゲームにも重要な設定や、後のア…ameblo.jpあの大々的に打ち上げた包括合意2021とは一体ナンだったのか?……と疑問が膨れ上がる状況が継続してたんだよね💦(5)2024年に突然、前触れもなく始まったディズニー系列でのマクロス全世界展開更に状況は複雑化する‼️突然、何ら前触れもなく2024年3月18日マクロスシリーズのディズニー系列での全世界展開が発表される【マクロスシリーズ】全18タイトルがディズニープラスで2024年配信決定! 全タイトルが観られるのはディズニープラスだけ!さらに、ファン待望のシリーズ世界配信が決定!ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて「マクロス」シリーズが2024年に日本及び世界配信されることが決定! 「マクロス」シリーズは、1982年に放送された『超時空要塞マクロス』から始まった「歌」「可変戦闘機"...macross.jp金銀りんごがこのニュースを聞いた時、ホントにびっくりした!!もちろん嬉しいのは当然だけど…… どうしてディズニー❓ ソニピクは❓~クランチロールは❓ またプレイヤーが増えた‼️これは一体どうなっているのか❓と思ってRobotech公式Xを訪ねてみると……そのニュースに無反応どころか数日間アカウントそのものが非公開に……その後Xは再開されたものの、マクロス配信には不思議にも沈黙を守っていた……さらに驚きは連続する😲あたかもディズニー配信に対抗するかのように、一転して今度は『Robotech』配信がソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントの系列会社クランチロールで開始される……もはや何がどうなっているのやら⁉️⁉️⁉️⁉️(6)外野からは分からないディズニー系列でのマクロス世界展開までの経緯ディズニー系列でのマクロス全世界配信が決まるまでの経緯が外野からは分からないんだよね……こちらの掲示板の噂などでは、Harmony Gold USAの創業者が亡くなられて体制が変わったから……などの噂がながれているけど……ディズニー系列でのマクロス全世界展開計画は2024年3月に発表されたけど、同時に2016年作品『マクロスΔ』の再放送がBS141・BS日テレ(日本BS放送)で開始されたんだよね‼️実はマクロスシリーズは前作の『マクロスF』まで大阪の毎日放送(TBS系列)が全ての作品制作に関与しているんだけど、『マクロスΔ』は初めて毎日放送が関与しなかった作品……関東ではTOKYO FMコミュニケーションズ・グループ傘下のTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)で初放送、関西ではTBS系列の毎日放送、そしてBSでは毎日系列と関係が深いビックカメラ傘下のBS11で放送されたらしい……ところが2024年の再放送は2016年のBS11ではなくBS141・BS日テレに変更された……ここにヒントがあるかも知れない……超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかを配信で見る | Disney+(ディズニープラス)西暦2009年、異星人との戦闘中の宇宙戦艦マクロス。VF-1パイロット輝は、歌手ミンメイと上官、未沙の間で揺れる。www.disneyplus.com(7)ディズニー系列マクロス世界展開までの経緯を勝手に予想妄想迷想してみたここからは完全に金銀りんごの予想妄想迷想の推理小説になる🍎2024年の『マクロスΔ』BS日テレでの再放送やディズニー系列世界展開の動きは、国内外の巨大資本による「マクロスIP(知的財産)の主導権争いと囲い込み」という文脈で捉えると腑に落ちる構造を持っている気がする……(7.1)タツノコもHuluもマクロスΔ再放送も日テレHD絡み最近はチョットあれな問題で話題のスタジオジブリが、日本テレビホールディングス社の子会社であることが話題になっているけど……実はマクロス作品の著作権を持つタツノコプロも2014年に日本テレビホールディングスの完全子会社になってるんだよね……さらに2019年にはそのタツノコプロはHarmony Gold USAとの間でマクロス海外展開に関する各種権利について共同管理計画を発表している……そして日本ではディズニープラスでマクロス全作品配信サービスが始まったけど、日本国外ではディズニー系列ブランドであるHuluやStarで配信が始まっている……米国でのマクロス配信を担うのはウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)の配信プラットフォームブランドであるHuluが担っているけど……日本における支社とも言えるHulu Japan(HJホールディングス株式会社)は日本テレビホールディングスの子会社なんだよね……しかもこの子会社化も2014年の出来事だったりする……そして日テレ傘下のHulu Japanの米国側本社は2023年に米ディズニー社の完全子会社となり、配信サービスは米国ディズニープラスと統合されることになった……その翌年2024年『マクロスΔ』再放送はBS11からBS141・BS日テレに変更された……いつの間にか……と言うか2014年を境にマクロスの諸権利を持つ組織が日テレHDの元に集まっていたんだよね💦唐突な2024年のディズニー系列のマクロス世界展開は、もしかするとこの日テレHDをハブにした関係各社の権利の集積整理が深く関係していたのかもしれない……(7.2)激化する日本国外巨大資本の日本アニメIP争奪戦いまの世界のエンタメ業界の動向では、日本国外の巨大資本による日本アニメIP争奪戦が注目されてたりする……もはや外資と言っても過言ではないソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント社やウォールト・ディズニー・カンパニーやネットフリックスなどの供給・配信インフラを握る巨大資本が、高い視聴満足度を誇る日本アニメIPの争奪戦を展開してるそれは単に既存の日本アニメ作品の放映配信権利のみならず、新作や続編・リブート版の独占契約、果てはクリエイターや制作会社そのものの囲い込みにまで及んでいる……更には争奪戦に参加しているのは欧米資本だけでなく、中華資本の影響も拡大中でもある……例えば……昨年2025年7月横浜開催『SANKYO presents マクロスF ギャラクシーライブ☆ファイナル 2025』の追加最終公演が突然、上海で開催されることが決定し、なんとMay'n様も中島愛様も発表まで知らなかったという流れも不可解な中で、日本での最終公演に参加したファンたちの間に不協和音が広がるという事案があったけど……これなんかもマクロスIPを巡る諸問題にディズニーやソニーピクチャーズだけでなく、中国の興行資本(海楽動漫・bilibili・テンセント・风林火山とか?)が思いっきり参加していることを表しているような気がする……制作がサテライトから、新作マクロスではバンダイナムコ傘下のサンライズに移ったのも、こんなところに背景があるのかもと勘ぐってしまうかも🍏(7.3)寄らば大樹の陰?日本放送資本による中小アニメスタジオの保護?一方、国際的な交渉力や資金力でどうしようもなく劣る日本のアニメスタジオでは欧米中華の大手資本にはとてもじゃないけど太刀打ちできない……下手すると優秀なクリエイターだけが日本では考えられないような破格の契約でゴッソリと持っていかれてしまう可能性もある……職人気質傾向のある日本人経営者は「鶏口となるとも牛後となるなかれ」の諺が好きなのか、積極的な買収拡大を志向せず「小山の大将」経営を望む傾向が強いように感じるけど……もはやそれでは大型猛獣に鶏もろとも捕食されてしまう時代🐔もちろん深刻な利益配分問題や労働問題、後継者問題を抱えていると噂される日本のアニメ業界はその改善も急務だけど、国際交渉能力の低さもとても深刻な問題😢日本国家としてもクールジャパンを謳いながらコンテンツ保護も利益も得られない様では意味が無い……そこは商用コンテンツの扱いが難しいお役所よりも、放映権という既得権を与えている放送資本(少なくない天下り組を抱える)に頑張ってもらおうと考えても不思議ではない……マクロス世界展開への経緯は……真偽はともかく、ホワイトナイトを演じている日テレHDのような国内メディア巨頭がタツノコプロやBS日テレ、Hulu Japanを通じて国内の防衛線を張り、存在感を示しているということかもしれない……(8)マクロス・ロボテックの背後にいるディズニーとソニー・ピクチャーズそして今回のアニメエキスポ2026では、なんとビックウエストの海外版マクロス公式とHarmony Gold USAのRobotech公式が同時に発表してるんだよね!!そしてそれぞれの背後にはディズニー社とソニーピクチャーズ社がいるという構図……これはまた新たな展開が始まるのかも❓それと合わせて日テレHDをはじめとした日本側コンテンツマネージャーがどう伍していくのか……という展開にもなりそう……これだけで経済ドラマを描けそうだね🤣以上、金銀りんごの予想妄想迷想でした🍎実は今回の『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』北米公式初公演にはもうひとつ重大な問題がある……それは私・金銀りんごが大学の現地調査研究に参加する日程と完全にかぶっていると言うこと……これこそが最大の悲劇に他ならない(´;ω;`)ウゥゥ次回は前回の「利己的な遺伝子」の続きだけど、突発的なニュースがあればそちらを優先するかもしれない……超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 4Kリマスターセット(4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc) (特装限定版)Amazon(アマゾン)