ヴーヴクリコを愛して (5) | Goldrushのブログ

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 正確にいうと、そのビルは事務所・住居棟であり、19階までは事務所棟で、
21階から26階までが住居棟となっていた。

 今、二人が目指す会社は、住居棟にあり、社長の住居、兼、事務所になっていた。

 エントランスを入ると正面には300平米程もありそうな広いロビーが広がっている。
アイボリーと白の大理石の床と壁、数か所に敷かれた毛足の長いシャギーのカーペットの上にはコルビジェの黒い革張りの応接セットがゆったりと配置されていた。

 たくさんの花や木が投げ入れられている中央の大きな花瓶というよりは花壺という雰囲気のオブジェの両サイドには、マッキントッシュのハイバックの椅子が添えられている。

 それは、ホテルのロビーよりシックで落ち着いていながら、ゴージャスであった。


 二人を21階へ導くエレベーターには色とりどりの大理石で彩られた美しい幾何学模様が描かれていた。