goldpigzです★
ずっと前から気になっていた
村上春樹の小説。
この年齢になって、
人生初！
ようやく読んでみました。
なぜこれまで
手にとってこなかったかというと、
わたしの母親が
村上作品が大嫌いで、
小さな頃から
それを聞かされてきたので、
なんとなく食わず嫌いで
避けてきたのです。
しかし
なんでそんなに人気があるのか？
愛読者達が世界各地に大勢いて、
なぜわざわざ「ハルキスト」なんて
呼ばれるのか？
村上作品の新作が発売され、
その話題性や売れ行きが、
テレビのニュース番組で
とりあげられるたびに、
その辺が非常に気になってはいたのです。
そしていよいよ
わたしも村上作品デビューするわけですが、
はたしてわたしもハルキストになって
しまうのか？
と、いうわけで、
今回手に取った小説は、
(たまたま入った本屋で、
偶然見つけたので
手にとってみたのです)
ねじまき鳥クロニクル
まず驚いたのは、
その独特の世界観です。
まるで小綺麗な箱庭の中で
起こっている出来事を、
小説にしているかのような、
感覚を受けました。
こういう感覚はこれまで読んだどの小説にも
なかった感覚です。
良いのか悪いのか別にして、
なんだかひどく
よそよそしい感じの文面なんですね。
でもなぜか
書かれている情景や描写が
非常にイメージしやすく、
スラスラ頭の中に入ってくるのです。
もしかしたら、
このよそよそしい感じが、
受け付けない人は
受け付けないのだと思います。
ちなみにわたしは
好きでした。
わたしがそれこそ
小学生は高学年の時分から
大好きな漫画
「ジョジョの奇妙な冒険」の
第4部以降の作風、世界観と
すごく似ているんです。
すごく展開や描写の仕方、
又、登場人物の動きが、
奇妙なんです。
例えば、
・未来を予見する男のくだり
・真っ暗な井戸の底に、あえて降りていく男
・ベッドで寝ていて、
気づいたらなぜかいつのまにか
となりに全裸の女が寝ている
・ぬめりとした何かが、身体を真っ二つにして
身体の中から這い出てくる
などなど
とにかくそのまま
ジョジョのストーリーに組み込んでも
しっくりきそうな
展開なのです。
なるほど
これは好きな人は好きなわけだ。
ジョジョが人気があるように。
と、いうわけで、
こぎれいな箱庭の中での
とても奇妙なストーリー
そして
まるでジョジョを読んでいるような
ストーリー展開と人物描写が
面白い！
これが初めて村上作品を読んだ
わたしの印象です。
ちなみに「笠原メイ」のイメージは
やっぱり空条徐倫かな
★どうもありがとうございました★
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