占星学では、前世を見ることができます。前世にやりのこしたことが今生の生きる目的となるので、前世を知ることで、今の生き方を振り返ることができます。


ただし、前世は確かめようがありませんので、何とでもいえるという面はあります。でも、今生で、なぜこんなことがしたいと思うのか、疑問を持つことはありませんか。そのような事柄に関して、腑に落ちることがあります。自分の人生の謎を、これで少しは解くことができるのです。では、どうやってみるのでしょうか。


太陽の通り道は「黄道(こうどう)」と月の通り道は「白道(はくどう)」。この2つは約5度ほどの傾きで交わっているそうで、その交点(ノード)は2つあります。この交点に同時に月と太陽が到着すると、「食」が起こるそうです。2つあるノードのうち、登っていくところで交わるもの(昇交点)を北のノード、降りていくところで交わるもの(降交点)を南のノードと呼び、北のノードをドラゴンヘッド、南のノードをドラゴンテールと呼びます。ドラゴンとは竜で、竜は想像上の動物です。ノードでは「食」が起こるので、昔の天文学者は、ノードに竜がいて太陽や月を食べると考え、そう呼んだそうです。このドラゴンヘッドは惑星ではありませんが、まるで惑星の1つであるかのように天文歴に出てきます。


ドラゴンテイルは、その人の前世(または過去世)で繰り返した行動パターンを示すとされます。前世ですでに経験しているので、ドラゴンテイルの分野は、私たちはどちらかといえば得意で、今生でも繰り返しがちで、妙な懐かしさを感じることもあるのですが、すでに経験したことなので、今生の生きる目的とはなりません。今生での使命は、その反対側にあるドラゴンヘッドです。この新しいドラゴンヘッドの分野で生きることで、今生における成長、幸運、生きがいが得られるとされます。(ジャン・スピラー説)


過去のドラゴンテイルのパターンで生きようとしても、今生ではそれほどうまく働かないようです。自然とドラゴンヘッドの分野の行動を身に付けることが求められ、それをするためには努力が必要なのだけれど、いったんその行動をとり始めると自分以外の色んな力がもたらされ、助けてくれ、生きやすくなるそうです。


前世を知り、自分の中の宇宙をより深く知るって、占星学のロマンですね。