うつと診断された長男と家族の記録
2018年6月7日 つづきです。
長男の高校に着いた。LINEで私が到着したことを伝えるとこと数分後。長男と担任先生と養護教諭の三人が校舎の外、玄関まで出てきた。
担任先生:
わざわざ来ていただきまして、申し訳ありません。自力で下校が無理そうでしたので…。
養護教諭:
お母さん、今は症状が止まってます。少し異常な状態です。整形外科の受診することをお勧めします。あと、リュック(登校用)が重すぎます。これが原因かと…。
私:
ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございます。
担任先生が運んできた長男のリュックを受け取り、頭を下げて長男と車に乗りました。
私:
首をやってしまった?ってどういうこと?
長男:
午後から、ペンが持てなくなって、消ゴムも無理。で、首が勝手に動くんだ。自分の意志とは関係なく…。
私:動くって?
長男:
上下ではなく、回るんだ。🌀?
私:
頭にハンガーを入れたみたいな感じ?
じゃあ、回ってしまう方向とは逆にに回るようにハンガーかぶってみる?
長男:
そんな笑い事ではない。首肩も痛いし、病院連れてって!
あ、次男を待たせてる整形外科に行こう❗
信号待ちで問い合わせすると17:30まで受付。
うーん、間に合うかな?
次男の待つ整形外科に到着!!
あー。病院受付終了!!⤵。
でも、食い下がる。
私:
申し訳ありませんが、長男も診ていただけませんか?
受付:
すみません。緊急性をみられないし、次男くんの後にもまだ待っておいでる患者さんがたくさんおいでますので、今日は無理です。ごめんなさい。
と断られました。
次男の検査が終わり、診察室に呼ばれました。
痛みが消えるまで運動禁止
え!?
中学最後の大会があるのに?
地区大会は諦めました。
県大会まで間に合うかな?
貼り薬、痛み止めをもらって3人で帰宅。
その日は次男の塾の日。
急いで晩ごはんを作り、食べさせ塾へ。
その足で長男をD救急病院へ。
長男:
首が勝手に回るんです。どうにもならなくて。今症状はありません。
お薬手帳を渡して、診察の順番を待ちます。
担当医:
どんな感じに回るの?
長男:
僕の意志とは関係なく、限度はありますが、映画の「エクソシスト」みたいになります。
ぷっと笑いそうになりましたが、長男と担当医が真面目な顔でいます。
担当医は長男のお薬手帳に目を通しました。
担当医:
いろんな薬を飲んできたんだね。それでも、良くならなかったんだね。
優しく話しはじめました。全てを悟ったかのように答えをだしました。
頭の血管収縮によるもの、首肩頭部の凝りからくるもの、脳内の異常からくるもの。あと、1つはストレス(心)からくるもの。これは心の専門医じゃないと扱えない。彼らは「心」の知識も豊富だし、僕たちが処方できない薬をいっぱい知ってる。一度、精神科に行ってみたらどうだろう?
首肩には湿布を張って様子をみてみよう❗
長男と私を説得するかのように優しく説いてくれた。
長男:
僕、精神科に行きたい!!
私:
わかったよ。ジャムおじさん医師にいいとこ紹介してもらおう❗
そう言って帰路に着きました。
つづく