「Toqué!」は、現在、私達の中で
モントリオールで一番美味しいレストランです。
基本フレンチですが、シェフは日本の食材が好きなようで
「和食？」と思うような料理もよく出てきます。
今回、久しぶりにディナー♪
夜の早い（笑）私達にとって
ダウンタウンでディナーは時間的にハードルが高く
ここ最近、ランチばかり利用していました。
とはいえ、12月のモントリオールは
日本でいう「忘年会シーズン」で
人気レストランともなると予約でいっぱい。
唯一空いていたのが13日の金曜日、
オープン時間の5時半でした（笑）
現在のモントリオール界隈は、5時には真っ暗。
5時半は私達にとっては好都合♪
時間ちょうどにお店に到着すると
すでに数組のカップルがいましたが
誰もいないあたりの写真をパチリ☆
シックですが派手でないちょうど良いインテリア
今回は、7品からなるテイスティングメニューを注文。
これにバンはハーフグラス５種の
ワインのティスティングもつけました。
「Toqué!」は、ワインセラーが充実していることでも有名。
ちなみにお酒の飲めない私は、
ノンアルコールのレモネードのカクテルを注文。
ちょっと濃かったので、スパークリングウォーターで
自分の好みに薄めていただきました☆
さて、まずはアミューズ
これは完全に和食
ウニ風味のテリーヌが出汁に浸っていて
海藻パウダーがトッピングされていました。
一つ目の前菜
これも完全に和食
ニューファンドランド産のホタテを
マンダリン（みかん）で和えて
Smacで色付け。
トッピングはりんごの千切り
シンプルな素材ですが、全てが相性良く
自宅でもおもてなしに作ってみようかなと思わせる品
２品目
ニューファンドランド産のアークティックチャー（北極イワナ）
どうやら皮と身を別々に料理しているようで
皮はこの上なくカリカリ
身の方は、絶妙なミディアムレア
この組み合わせは唸るほどの美味しさでした〜
３品目
こちらもニューファンドランド産のWhelk（巨大なつぶ貝）
をいろいろなお豆と甘みのあるトマトソースで煮込んだ一品
貝を煮たものはあまり好きではありませんが
これは格別でした。
現在、ニューファンドランドは、魚介類の水揚げシーズン
全ての素材が新鮮で甘くて美味〜
料理が出される前にソムリエが来ては
テイスティングのワインの歴史や特徴を説明しますが
「Toqué!」のソムリエは赤ワインと白ワインで
別々の人がやって来ます（驚）
説明は、なかなか興味深く、飲めない私でも
挑戦したくなるような感じです。
ただ、やっぱり飲めないのでバンのグラスの香りだけを
お裾分けしてもらいましたが、香りだけでも違いを感じました。
４品目
有機穀物で育った仔牛のロースト、ハックルベリー添え
肉の下のジャガイモのクリームと一緒に頂くと絶品！
きのこは、私達のお気に入りのアンズ茸〜
この辺りで私的には満腹。
まだ３品もあると思って、お肉をバンに手伝ってもらいました
５品目
これが本日のメインディッシュ
これはいかにも王道のフレンチという一品
鳩のロースト、カルヴァドス（アップルブランデー）ソース
でもサイドに添えられたきのこは「しめじ」（笑）
すごくお腹いっぱいでしたが、あまりにも美味しくて
完食しました！
6品目はプレデザート
つまり、デザートの前の軽いデザート（笑）
チーズか甘いものを選べます。
昨日、たんまりとチーズを食べたばっかりだったので
私もバンも甘いデザートに。
真っ白な可愛らしいデザートでした
ホワイトチョコレートのココナッツムース
中にはジュニパーベリー
ジュニパーベリーって何？って感じですが、
大人のあなたは一度は嗅いだことのある香り
「ジン」は、ジュニパーベリーで香りづけしてあります。
この小さなデザート、
恐ろしく美味しかったです…
そして、最後、７品目
メインのデザート
ベトナムの64％チョコレートスフレ、ラズベリーソース添え
スフレは、ほぼ甘みなしなのですが、
ソースやふわふわのソルベと一緒に食べると
お互いがちょうどよくまとまって
なんともいえない美味しさ
今回のデザートは２品とも、今までの人生で食べた
どのデザートよりも美味しかった〜
こんな美味しいデザートを食べてしまったら
普通のデザートは食べられなくなってしまいます…（笑）
コースには食後のコーヒーも含まれて
エスプレッソでもカプチーノでも値段は同じ。
こういうサービス、ちょっと嬉しいです♪
お支払いをお願いすると
このプチフールがやって来ます。
いつもこの存在を忘れて、
もうこれ以上、絶対何も入らないという腹具合なのですが
これがまたすごく美味しいので、
お腹がはちきれそうになっても食べます（笑）
フルーツゼリーと塩キャラメル
私もバンもキャラメルはあまり好みませんが
「Toqué!」のキャラメルだけは美味しくいただきます。
みっちりと3時間のディナーは
今回も大満足でした。
気になるお値段は、二人で4万5千円ほど。
二人とも飲める場合は、あと1万円ほど高くなります。
いつもバンに言いますが、安上がりでラッキーな彼女です。
決して安くはありませんが、
内容とサービスを考えるとお値段以上だと感じてます。
モントリオールを訪問して
特別なひと時を過ごしたい場合には
「Toqué!」をお勧めします☆
「カナダのモントリオールでホームステイ」
「シロフクロウ観察・撮影ツアー」
