月曜日、消えたお話の表現を

少し変えました。

これでダメならもうダメだ。








 細い体が上下に弾む度に、

赤い唇から熱い吐息が小刻みに

吐き出される。

こめかみから流れた汗が

顎のラインを伝い、先端から

雫となってポタポタと落ちる。

 

 顰められた眉、伏せられた瞼、

少し開いた唇。

 

 汗に濡れた髪が、額や頬に張り付いて

鬱陶し気に払う仕草も

目を惹きつける。



「しょ・・・ちゃ・・・ハァ・・・」

「ん?」

「・・・あ、んま・・・見な、いで」

「なんで?」

「ハァ、恥ずかしい・・・から!」



 色付いていた顔を更に赤くして

見上げる俺から視線を外すその顔が

更に虐めたくさせるって、

分かってる?







「ペース、上げる?」

「アンッ、ダメッ」

 手を伸ばして俺の手握る。



「ハァ、ダメ・・・ハァ・・・」

「まだ、いけそうじゃん」

「もう、ダメ・・・ハッ、ハァ・・・」

 

 それでもペースを上げようとすると

「ア、アッ、ダメッ、ヤダッ」

 離した手を再び握ろうと

手を伸ばして来る。



「そんな可愛い声出してもダメ」

「ホント、ハァ、これ以上、ンッ、

ダメ・・・だってぇ・・・」

「だって?」

「だって・・・脚、取れちゃう」

「・・・え?













「本気で走ると、脚、取れちゃうの!

せっかく来たんだから

しょぉちゃんも走ったら?」

と隣のルームランナーを指差す。

 

 雅紀は、俺が面白がって上げた

スピードを徐々に落とし、

完全に止まるとタオルで汗を拭う。



「しょぉちゃんてば、人が走ってるとこ

前に座り込んで見てるから、ちょうど

目が合うんだもん。もう、走り辛い!」








「それに、立ち上がって、走るのかと

思えば、人のスピード勝手に上げるし!

暇なら自分も走ればいいのに。せっかく

ジムに来てるんだから」



 いや、決して暇な訳ではなく、

雅紀の汗にまみれる顔を堪能していた

だけなんだ、と言ったら、変態扱い

されるだろうか?などと考えながら、

自分のルームランナーの

スイッチを入れた。









「まぁったく、あのバカップルは

ジムに来てまで、何やってんで

しょうね!」

「知らん!」







  潤君が居ない・・・

 *☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*


朝から失礼いたしました。



内容は二人がジムで汗を流す

健康的なお話ですよ。



表現方法・・・えっ?

いけませんか?ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ




消えない事を願っております。