術後1日目。
痛みは変わらず。
午後から普通部屋に移動になるが、その前にベットから立つように言われる。
あまりの痛みに起きられず、立てず、涙が出てきてギブアップ。
その後、痛みと立てなかった悔しさとこれからどうなるのだろうかという不安がごちゃ混ぜになり、いい年こいたおっさんが看護師さんの前で号泣してしまいました。
今思うとこの痛みは、後述するが、縫合不全による腹膜炎の影響があったんだと思う。
なんせ初めての手術なのでこの痛みが通常の手術の痛みなのか、異常な痛みなのか知る術がなかった。
普通部屋に移っても痛み収まらず痛み止めも何種類か使ったが、痛みは引かなかった。

 

術後2日目。
痛みは変わらず。
午前中さっそくリハビリ。
手伝ってもらって起こされたが痛みで動けず。
ベッドに戻って横になるときに、あまりの痛さに呻き声がでた。
人生で一番の痛みを味わった瞬間だった。
その後何回か便とガスが出たら痛みが少し楽になってきた。
午後もリハビリがあり、午前中が嘘のように、6・7歩あるけた。
めちゃくちゃうれしく、ほっとしたなぁ。
夜になったら痛みがぶり返してきた。
そしてだんだん頭が脈打つ感じがして、体が熱くなってきた。
アイスノンと濡れタオルを看護師さんに持ってきてもらい、少し楽になり、少し眠れた。

 

術後3日目。
痛み、熱は前日より楽になる。
熱の原因は、術後合併症の縫合不全のためだった。
お腹のドレーンから便が出ていたことで発覚しました。
術前に合併症として縫合不全の説明がありましたが、まさかまさかなんでおいらが・・・の状況でした。
処置としては抗生物質の点滴、1ヶ月の絶飲食、カテーテルを入れて高濃度の栄養点滴で、穴がふさがるまで待つというものだった。
この時点ではまさか絶食が3ヶ月にも及ぶとは夢にも思いませんでした。
絶食の指示が出たとき、ちょうどおなかがすいた感覚があり、退院したら鍋焼きうどんが食いたいなぁなんて思っていたところだったので、なんだかなぁ~って感じでした。
でも痛いより食えないほうがまだましだなと思いました。
リハビリのほうは病棟内を1周できました。

 

しし座